NHK朝ドラ【わろてんか】第133回(第23週土曜日) 感想

「わろてんか隊」が無事帰国して、てん(葵わかな)やおトキ(徳永えり)は安堵(ど)の胸をなで下ろした。

前線に赴く兵隊から恋人に宛てた手紙を預かったリリコ(広瀬アリス)は、手紙を届けに行った先でその兵隊がつい最近戦死したと聞いてショックを受ける。

てんは再び新聞社から、戦地に慰問団を派遣して欲しいと要請され及び腰になるが、風太(濱田岳)をはじめ戦地慰問を体験した芸人たちは喜んで行くときっぱり言う。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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連続テレビ小説「わろてんか」第23週「わろてんか隊がゆく」 第133話

   warotenka-op

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。

…テンプレだす…。

簡単感想で。

帰国して、報道もされ、大いに北村の名を高めた「わろてんか隊」。

 

新聞社の局長が第二陣のわろてんか隊やってほしい言うてたで。

という話に、まんざらでもない風太。

だが、まるで空襲に遭った事があるのかってほど怯えている妻・おトキ(震災の時も異様な怯えようだったもんな)に縋りつかれて「行きたい」とはなかなか言えず。

 

兵隊さんの手紙を届けて行ったリリコさんは、あの後、戦地で彼が亡くなったと知り、絶望する。

 

専務、さっき話してた第二陣の事やけど…。

ああ…。

やめた方がええんとちゃうやろか。

 

おてんや楓さんは及び腰である。

 

それでも、風太は「第二陣をやろうと思う」と伊能に伝えるのだった。

何のためだ?何のためにそこまでする?

これは行ったもんにしか分からん。

 

明日死ぬかもしれない人たちの最後の笑いを見るという体験。

わろてんか隊に参加した人たちだけが共有する記憶なのよね。

人の死を一緒に見送るという体験をした人たちは、それが良い思い出にしろ悪い思い出にしろ、特別な空間に共存した記憶を捨てることができない。

 

何で。皆さん、えらい目に遭うたんとちゃいますの?

そや。 
手紙預かった兵隊さん戦死しはったし…。

確かに兵隊さんは明日をも知れん命です。

せやけど…な。

その人らを笑わす事できたんは芸人冥利に尽きるわ。

うん。

 

もし漫才見てくれはった次の日に亡くなってしまう兵隊さんがおったとしても、わてらがやった事は無駄やなかったってそう思えるようになったんです。

俺らが行かなアカンねや。

お国のため、会社のためやのうて、言うたら……自分らのために行くんや。
 133

 

この「誇り」が正しいのかどうかは、この時点では誰も解らない。

後悔する日も来るかも知れない。

けれども、命の最後を迎える人を笑わせたという記憶は芸人魂として生き続ける。

 

「わろてんか」の、この戦争描写は本当に面白かったわ。

いい一週間だった。

 

「人間はお金や地位や名誉を競い合い、戦争までするアホな生きもんや。そやからこそ笑いが必要になったんや。」

という新一兄さんの言葉を今さら掘り起こしてくるのはどうかと思うが……

なんせ、他のエピソードは残念なものばかりだから、まぁこれはこれで……(笑)

ここまでのドラマがこのくらい重厚に、このくらい誠実に描かれてきていれば名作だったかも知れないのにね。

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※キャスト

藤岡てん… 葵わかな(子役期:新井美羽)

北村(藤吉)藤吉郎… 松坂桃李
北村隼也… 成田凌(子役期:渡部翔夢→大八木凱斗)
武井風太… 濱田岳
トキ… 徳永えり
伊能 栞… 高橋一生

藤岡儀兵衛… 遠藤憲一
藤岡しず… 鈴木保奈美
藤岡ハツ… 竹下景子
藤岡新一… 千葉雄大
藤岡りん… 堀田真由

北村啄子… 鈴木京香
秦野リリコ… 広瀬アリス(子役期:莉帝)
キース… 大野拓朗(子役期:前田旺志郎)
アサリ… 前野朋哉
万丈目吉蔵… 藤井隆
万丈目 歌子… 枝元萌
岩さん… 岡大介
川上四郎… 松尾諭
寺ギン… 兵動大樹
亀井庄助… 内場勝則

安達 都… 大後寿々花
勝部なつ… 畦田ひとみ
錦織あや… 鈴木球予
小豆沢とわ… 辻凪子

月の井団吾… 波岡一喜
月の井団真… 北村有起哉
お夕… 中村ゆり
杉田楓… 岡本玲

喜楽亭 文鳥… 笹野高史

語り… 小野文惠

※スタッフ

脚本 … 吉田智子
演出 … 本木一博、東山充裕、川野秀昭
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 後藤高久

音楽 … 横山克

主題歌 – 松たか子「明日はどこから」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/warotenka/

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コメント

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