だんだんとポエムのようになってきた『あんぱん』である。
のぶに後光が射しているように見えるのは、何かのフラグなのでは……と思ってしまう。8月最終の週。
嵩(北村匠海)はあんぱんを配る太ったおじさんの絵が認めてもらえず落ち込んでいた。のぶ(今田美桜)はそのおじさんの絵が好きだと言って嵩を励ます。そんな中、カフェでメイコ(原菜乃華)と鉢合わせた嵩は、会ったことをのぶには内緒にするよう口止めする。それから1か月後のぶの誕生日。お祝いに来ていたメイコから嵩に口止めされた話を聞いて、動揺を隠せないのぶ。そこに嵩が帰ってきて……(106回)
八木(妻夫木聡)のひらめきで嵩(北村匠海)の詩とイラストが入った陶器のグッズは追加注文が来るほど売れていた。それでももっと詩を書けと言う八木に、のぶ(今田美桜)は、嵩は漫画家なのでそんなに詩は書けないと反論してしまう。そんなのぶに、嵩は言葉がどんどん浮かんでくるから大丈夫だと言って詩を書き続ける。そして、嵩の詩の才能に確信を持った八木は、自分の会社で出版部を作り、嵩に詩集を出そうと声をかける…(107回)
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第22週「愛するカタチ」第106・107話感想

感想
簡単感想で。
ラブラブ詩集
嵩の「あんぱんを配る男」は評判悪いらしい。
何ね?このおいちゃんは。
と健ちゃんにも言われてしまう。
僕が考えるヒーローだよ。
これを出版社に持ち込んだんだけど、ケチョンケチョンに言われた。
おなかをすかせた人にあんぱんを配って回るんだよ。
あっ、あんぱん屋のおじさんですか?
いや、でもお金はもらわない。困ってる人を助けるために。
かっこ悪いヒーローがいたっていいじゃない。
かみさんは気に入ってくれてるんだけどなあ。
まぁ……この段階ではカッコ良くも、可愛くもないもんね……

それに、のぶは「嵩が描いた漫画」に対して盲目だから。のぶの評はあてにはならない。
しかし、令和に生きる私たちはこのおじさんのキャラクターが何に変化するのか知っているので、「そこはそうじゃないんだ……2等身だ、2等身にするのだ!」と心の中でアドバイスするしかないのである。
106回は、喫茶店で女性とコソコソ話す嵩に偶然会い、
今日ここで打ち合わせしてることはのぶちゃんには秘密にしといて。
と言われたメイコが勘違いをし、嵩不倫疑惑をのぶに進言しそうになったところ、あっと言う間に疑惑が解けるという……。
丸1話ももたない浮気騒動回だった。
コソコソ打合せしていたのは出版社の女性で、内容は のぶへのサプライズ誕生日プレゼントに自費出版の詩集を作るためだったという……ラブラブすぎるエピソード。
蘭子とメイコにも詩集をプレゼントする嵩。
僕の周りの大事な人たちと、いつもそばにいてくれるのぶちゃんのことを思って書いたんだ。
こうして嵩は次々と「詩」の感性を認められていくのだった。
言葉がどんどん
八木さんが出した嵩の詩が描かれた皿などもヒットし、嵩はますます詩人として
漫画を描くみたいに言葉がどんどん浮かぶんだ。
これまで出会った人たちが僕の詩の源なんだよ。
寛伯父さん、千代子伯母さん。
ヤムさん。
千尋。
あと、死んだ父さんも…。
みんなの顔を思い浮かべると言葉がどんどん浮かぶんだ。
あふれてくるんだよ。どんどんどんどん。
もちろん、のぶちゃんのことも。
八木さんの会社では、嵩の詩集を出すために出版部門まで立ち上げる始末。
メルヘンだ。
メルヘン…ぼくの詩が?
その答えは読んだ人が見つけてくれる。
柳井。お前の詩集を出そう。そのために出版部を作った。詩集のタイトル、考えてくれるか?
1964年。詩集はそんなにも売れ筋だったのかしら。
詩集は「愛する歌」というタイトルになるらしい。
「愛する歌」か。
これらの詩はあまり世に知られることはないに違いない。
けれども、僕にとっては愛する歌なんだという意味です。
この流れの中で、蘭子と八木さんが一緒になりそうなのは気になるよね……。
個人的には要らない展開のようにも感じられてしまうけれど、そういう展開が好きな視聴者も一定数いらっしゃるものね。
朝ドラの宿命かな……。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ(子役期:笹本旭)
今野康太 – 櫻井健人(子役期:中村羽叶)
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
薪鉄子 – 戸田恵子
世良則雄 – 木原勝利
いせたくや – 大森元貴
手嶌治虫 – 眞栄田郷敦
白鳥玉恵 – 久保史緒里
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
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