前回、岩清水くんが言っていたように、戦後、民主化政策の一環として女性の社会進出が推奨された。
そういうタイミングで働く始めた人たちは男性からの嫉妬を受けることも多かっただろう。
『虎に翼』の寅子もそうだった。新聞社に採用された のぶもまた、その一人……。
高知新報に戦後初の女性記者として入社したのぶ(今田美桜)。さっそく現場に出かけ、社会部の記者たちの後ろで必死に速記でメモを取るが、初日から圧倒される。翌日には一人で闇市に出かけ、取材した孤児の記事を書くも東海林(津田健次郎)に突き返される。それでも何度も書き直し、初めての記事が朝刊に載ることが決まる。一区切りついたのぶに、おしとやかな雰囲気が漂う同期・小田琴子(鳴海唯)が声をかけてきて………
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第14週「幸福よ、どこにいる」第66話感想

感想
簡単感想で。
始めての女性記者
昭和21年。
のぶは、もう一人の女性社員、小田琴子と共に高知新報初めての女性記者として採用された。
お勤めは初めてですので右も左も分かりませんが、ご指導、ご鞭撻のほどお願いいたします。
と、しとやかに挨拶する小田さんはたちまち皆さんの心をつかんだらしい。
演じるのは鳴海唯さん@『なつぞら』三女。髪型が当時流行りのパーマネントだわ。サザエさん。
この当時だから、記者として入社したのにお嫁さん候補のように見られちゃうのは仕方ないのかもね。
小田さんに引き換え、のぶは東海林さんにしか声をかけられない。
よろしゅうお願いします。東海林主任。
いっぺん聞いた情報はいっぺんで頭にたたき込め。
記者の鉄則や。
分かりました。
分かりゃあえい。
え……えっと……名前、何やったっけ。
いっぺん聞いた情報でしょ?若松のぶさんです。
はい。
岩清水くんのおかげでとりあえず場は和む。
よし。のぶ!
いきなり呼び捨てですか。
早速現場行くぞ。
社会部が取材に行くき、お前も来い!
連れまわしてもらえるのは新人としては幸せなことだよね。
女はえいにゃあ
のぶは取材先で
女はえいにゃあ。
笑いよったらえいがやもん。
と嫌味を言われる。
まあ、気にすな。社会部の連中ゆうがはあんなもんや。
東海林さんに慰められるが、現段階では「くそ」とも思っていなさそう。
入ったばかりで右も左も分からないもんね。
そんな中、
現場へ行け。足で稼げ。目と耳で感じろ。
そこに答えがある。
とテーマも与えられず取材に出かけさせられる のぶ。
東海林主任はメチャクチャ放任(笑)
けれど、月曜日にして、もう朝刊に載せる取材を取ることができた のぶである。
お涙頂戴の記事らあて鼻紙にもならん。
けんど…。
温度のある記事や。
ちょっと順調すぎた(笑)
すました顔してお茶くみなどをしている小田さんに、帰りに声をかけられる のぶ。
すごいです。こんなに早う取材した記事が世の中に出るらあて。
明日の朝刊、楽しみです。
ありがとうございます。
若松さん、このあとお時間あります?
なんじゃろ?と思ったら、呑みに誘われただけみたい。
猫かぶっちゅうと疲れるわ~。
こっちがホントのあたしやき。琴子って呼んで。
う、うん。
うちも若松さんのことのぶちゃんって呼ぶわ。ささっ、のぶちゃんも飲んで。
よく飲み、よく笑い、大声で「結婚相手を探すために新聞社に入った」と言う琴子さん。
うち焦っちゅうがよ。もう27やき。
立派な行き遅れや。
あんたも焦っちゅうやろ?
うちはもう結婚はせんと思う。
なんでえ、結婚しちゅうがかえ。女が余っちゅうこのご時世に。
主人はもう亡うなってしもうたけんど。
死んだ主人が教えてくれた速記のおかげで今の仕事に就くことができたき。
厳しい職場やけんど頑張るつもりやき。
ほうか。
いろいろあったがやね。
このご時世だからね……戦争で配偶者や婚約者を失くした人もまた多かったと思うんだよ。
琴子さん、酔ってるとは言え、結構な爆弾落としてるよね(笑)
でも、心配していた意地悪もないし、性格は真っすぐで良いお友達になってくれそう。
とりあえず……
高知新報編の出だしは落ち着いていて優しいかも。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ(子役期:笹本旭)
今野康太 – 櫻井健人(子役期:中村羽叶)
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
いせたくや – 大森元貴
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
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