「雨降って地固まる」最終章。
「何じゃ、さっきの芝居は!好き勝手にやりくさりよって。
と言うけれど、それ、自分やん……自分が一番そうやん……。
千之助(星田英利)よりも舞台で笑いを取ると宣言した千代(杉咲花)だが、2日目以降も千之助の変幻自在のアドリブに歯が立たず、千之助1人勝ちの様相。打つ手が無いまま、翌日に千秋楽を迎えた夜、師匠の山村千鳥(若村麻由美)から、誰よりも役を愛せという金言を賜る。これを機に、ルリ子(明日海りお)、小山田、香里と自分の役への想像力を極限まで膨らましていく。翌朝、千秋楽の舞台袖。役が乗り移った皆の姿があった…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第10週「役者辞めたらあかん!」第49話
感想
岡安と福富が意味深に全員並ぶ観客席。あれ、結局、この芝居が成功すれば岡安の今後もちょっとは安泰だとか、それだけのことだったのかなぁ。
よく分からず終わった。
アドリブ合戦
ほぼ舞台芝居の15分。
見応えはあったけれど、元の台本の面影もなく。
即興で芝居できない人間は新喜劇には要らないということなのだろうか。
当方は松竹も吉本も新喜劇の舞台を見に行ったことがないので、こんなもんなんだろうかという驚きはある(ほんま?)
ルリ子さん
「あ~~そや。わしと美代香はええ仲や。
せやけど、おみのお前も密通してんのは全部お見通しやで~。この久助とな~。
わしのこと恨んで首絞めんとってや~。
化けて出るで~。」
ルリ子さんのトラウマをわざわざアドリブに持って来る千之助。
これは失敗したら芝居が丸っと潰れてしまうやんね。
千代の叱咤で我に返り、
わては誰とも浮気なんかしてへん。
首絞めたりもしてへん。
みんなにどない思われようと構へん。
あんたにだけは……あなたにだけは…信じてほしかった…。
と、真実をきちんと語り、
彦一郎さん!
と別人の名前で(元カレらしいけれど)閉めたところが普通に一番笑えたわ。
……て、誰やそれ!!
というアドリブを千之助がすぐに持って来られるから笑いに繋がるわけだけれど。
ラストシーンの抱きしめる抱きしめたは、毎日見ている客にしかピンと来ないだろうな。
ここまでアドリブで構成していくなら、公演全日観ないと面白さが完全には伝わらないね。
特にあの女中役
結果、喜劇王・須賀廼家万太郎から褒められるヒロインである。
回してはいたけれど、面白くはなかったよね……。
まぁ、回せる人材として「さすが」ということなのね。
つまり、喜劇王には千之助に振り回されそうになっている団員の戸惑いまで全部見えていたということ。
それこそ、さすが。
|
|
【おちょやん】
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
31 32 33 34 35
36 37 38 39 40
41 42 43・44 45
46 47 48 49 50
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」