「あんぱん」もあと1か月。柳井嵩先生のお仕事の集大成……になる。はずだけれど、家族の集大成にもなるんだよねえ。
ヤムおんちゃんを大切に。
嵩（北村匠海）は漫画懸賞で大賞を受賞する。大喜びののぶ（今田美桜）に、のぶのおかげと感謝を伝える嵩。数日後、八木（妻夫木聡）の会社で受賞祝いが開かれる。嵩を囲んでにぎやかに盛り上がり、楽しいひとときが過ぎていく。翌日、のぶが登美子（松嶋菜々子）に茶道を習っていると、あの手嶌治虫（眞栄田郷敦）が訪ねてくる…(114)
蘭子（河合優実）が柳井家に草吉（阿部サダヲ）を連れてくる。久々の再会に大喜びののぶ（今田美桜）たち。そのころ、手嶌（眞栄田郷敦）の仕事場を訪れていた嵩（北村匠海）は、映画の主人公について考えながら草吉を思っていた。帰宅後、家に草吉が来ていたと聞いて驚く嵩。１か月後の８月１５日。それぞれが黙とうを捧げる中、嵩は何かを決意し…(115)
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第23週「ぼくらは無力だけれど」第114・115話感想
感想
簡単感想で。
受賞おめでとうパーティ
嵩は懸賞漫画で大賞を受賞した。
ホッとしてるんだ。
2位や佳作だったらプロとしてみっともないから。
大賞か箸にも棒にもかからないかどっちかがいいと思ってた。
と喜ぶ嵩。
世界旅行、置いていかれた腹いせやったとしてもかっこよかよ。
と健ちゃんは言っていたけれど、そうなのか……。それが切っ掛けだとしたら、受賞できなかったらプライドズタズタで祟り神になっちゃうね。
この日は八木さんの会社で受賞パーティが開催され、八木さんと蘭子の接近に家族がウキウキするという流れ。
正直(今いくつか分からない設定だけれど)、恋愛はもうあまりどうでもいいんだよね……。
サンリオの創始者はやなせ先生のご親戚ではなさそうだしね……。
ただ、戦争で乙女の時間を奪われた妹・メイコは恋愛成就で時間を取り戻したので、戦争で恋人を奪われた蘭子は恋によって時間を取り戻さなくてはならないのかも知れない(物語的には)。
手塚先生……もとい手嶌先生が嵩を訪ねてきたのは、別に受賞とは関係ない(受賞前に電話が来ているので)。
この受賞が漫画の依頼に繋がるといいよね。
再会
蘭子が出入りの会社にパンを届けに来たヤムおんちゃんを捕まえた。
逃がさんで、ヤムおんちゃん。ここで会うたが百年目やき。
ヤムおんちゃんは、今はこうしてどこかのパン工房(工場？)で使われて仕事しているんだよね。
自分のパン種を持って自由にあちこちでパンを焼いていたのに、今は人に使われて日銭を稼いでいる。
でも、朝田家で焼き続けようとは思わなかった。それはプライドなのか、「家族」拒否なのか。
自分だってどんな生活をしているのは分からないのに、
チビ…。
俺はお前が一番心配だったんだ。世の中がひっくり返ったあと、愛国のかがみはどうやって生きてくのか。立ち直れるのかどうか。
嵩みたいに線路で寝ちゃうんじゃないかって…。
と、のぶを心配してくれている。
ヤムおんちゃんが柳井家に来ている間、嵩は手嶌先生の家に打ち合わせに行っていた。
キャラクターデザインを任される作品について、嵩は提案する。
主役の男は？
まだ固まってないんです。
風来坊っていうのはどうです？
こう、何か1つの場所にいられない事情があって、砂漠を転々としているんです。
昔、すごく面白い風来坊のおじさんがいて。……
それは当然ヤムおんちゃんのこと。
家に帰って、ヤムおんちゃんがカナダの戦争で心に傷を負い、国に振り回されない人生を送ろうと決めたという話を聞く嵩。
それは、とても自由そうだけれど、戦後にどんどん個人に関する法が整っていったこの国において、家も金も家族も友達もない風来坊はとても暮らしにくかっただろうと想像する。
「マンションの一室に住んでほしい」と願うのはヤムおんちゃんにこそ、なのでは。
僕らは……無力だ。
でも何かせずにはいられない気持ちなんだ。
千尋のために…。
千尋を失った母さんのために…。
豪さんを失った蘭子さんのために…。
家族を失った八木さんのために…。
みんな…戦争で心に傷を負ってる。
ヤムさんも。
ヤムさんやみんなの心のトゲを僕は抜いてあげたいんだ。
そのために…僕らに何ができるんだろう…。
それが、「物語で人を癒す」結論になるのだろうけれど。
しつこいようだけど、そこに千代子さんも入れようか？
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜（子役期 : 永瀬ゆずな）
柳井嵩 – 北村匠海（子役期 : 木村優来）
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ（子役期：笹本旭）
今野康太 – 櫻井健人（子役期：中村羽叶）
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
薪鉄子 – 戸田恵子
世良則雄 – 木原勝利
いせたくや – 大森元貴
手嶌治虫 – 眞栄田郷敦
白鳥玉恵 – 久保史緒里
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ～ 2025年9月 日（予定）（全130回）
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
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