確かにあの亡くなり方は朝ドラトラウマ級で、エピソードとして回収はあるんだろうね?!とは思っていた。
なんせ帰還した後に岩男の両親も妻子も訪ねていないし、放り投げ状態だったもんね……。忘れられていなくて良かったわ。
たくや(大森元貴)の提案を受けて、『怪傑アンパンマン』のミュージカル制作が動き出す。しかし、多忙な嵩(北村匠海)は打ち合せに参加できず、代わりにアンパンマンへの思いを語るのぶ(今田美桜)。そして嵩は、忙しい中で脚本を書き始める。そんなある日、蘭子(河合優実)から電話で呼び出されたのぶと嵩が急いで八木(妻夫木聡)の会社に駆けつけると、そこで待っていたのは………
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第25週「怪傑アンパンマン」第122話感想

感想
簡単感想で。
岩男の息子 現る
大人も子供も楽しめるミュージカル「怪傑アンパンマン」の制作が動き出したのですが…。
1976年(昭和51年)のミュージカル『怪傑アンパンマン』の制作が始まった。
嵩は脚本と舞台美術演出を任されているのに、挨拶の時から多忙で欠席。
挨拶は のぶが代わりにすることになる……なんなん、のぶは嵩のマネージャーなの?
アンパンマンはおなかをすかせた人たちのところへ行って自分の顔を食べさせるんです。
だから帰りは顔がない情けない姿でヨロヨロ飛びます。
中にはそんなアンパンマンを気に入ってくれる子もいるんです。
それはとっても幼い子供たちなんですけど、アンパンマンの優しさが分かって笑ってくれるんです。またアンパンマンに会いたいって思ってくれるんです。
ちょっと。それはもうコンセプトやのうてお姉ちゃんの願望が入っちゅうで。
さすがに注意するメイコ。
あ…すみません。
知ってる人しか知らないアンパンマンですが、皆さんのお力を貸してください。
今はヨロヨロ飛んでいますがアンパンマンはもっと遠くへ飛べるはずです。
よろしくお願いします。
今日も布教感が凄い。
忙しくて一か所に滞在できない嵩を訪ねて、ある男が八木の会社「KYURIO」へやって来る。
男を一目見て顔色が変わる八木さん。
そっくりだもんね(というか本人だもんね)。
初めまして。田川和明と申します。
田川岩男さんの息子さんです。
駆けつけた嵩に紹介する蘭子。
(お父さんと婚約寸前だった話は内緒だ)
田川さんはお父さんのことを聞きたくてここにいらしたそうだ。
冒頭にも書いたけれど、嵩が帰還した後に、私は岩男の実家や妻子を訪ねて岩男の形見を渡したりするのかと思っていたんだよね。
しかしそういうシーンはなく、岩男の死はあのままになってしまった。
ここで回収するとは思わなかったので、少し驚いた。
岩男くんは生きて帰国したら、息子のあなたに会うことを楽しみにしていました。
と挨拶する嵩。
私には今、息子がいるんですが、父親としてどう接していいのか分からないんです。
それは父の記憶がないからではないのかと思っています。
だから少しでもいいから父親のことが知りたいんです。
父親が子育てに悩む時代は、だいぶ後だと思うけどね……。
しかし、父の死の真相を知りたいと考えるのは当然の話ではある。
みんながみんな、「名誉の戦死」とだけ聞かされていたと思う。
そこで何が起きていたかなんて遺族はきっと誰も知らない。
知らなくてもいい……と思ってしまう。知って傷つくこともたくさんあるからだ。
けれども八木さんは話してしまうのだった。
君のお父さんの命を奪ったのは……小さな少年だ。
少年?
うそでしょ。
その子は…中国人のみなしごだった。田川兵長によく懐いてお父さんもその子をかわいがっていた。
岩男君は、その子にまだ会ったことのないあなたを重ねてかわいがっていました。
さすがにフォローする嵩。
ちょっと待ってください。
なぜ懐いてた子供が父の命を?
少年はゲリラの子だった。
ゲリラ討伐で日本兵に両親を殺されたんだ。
まさか…その日本兵が…父さん?
お父さんは軍の命令に従ったまでだ。
少年は…父親の形見の銃で仇を討ちその直後に泣いていた。
「岩男さんは僕の優しい先生でした」と…。
いくら泣いていたとしても父を殺されたというショックは拭えない。
戦争だとはいえ、父が誰かを殺したと知ったショックも拭えない。
なぜですか…。
なぜ父はその少年を かばい続けたんですか?なぜ父は殺されなければならなかったんですか?
それが戦争なんだよ。
岩男の息子がどういう答えを期待していたのか知らないけれど、これだから出征した方には「何があったか」「なにをしたのかされたのか」は、あまり聞いてはいけないと思うし、語りたくない人が多いのも頷ける。
もっとも、出征した方、でご存命の方はもうほとんど居られないよね……。
それが戦争。
戦場で人を殺したのは個人ではなく、国、だと思う。
しょんぼりと帰る和明さんを追いかけて、のぶが渡したのは……。
さすがに あんぱんではなかったけれど、『あんぱんまん』の本だった。
これがうちの人の気持ちです。
よかったらお子さんと読んでみてください。
布教感が凄い……。
今日、倉くんがゲストだったなんて知らなかった(あさイチ)。
NHKプラスで見るわ。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ(子役期:笹本旭)
今野康太 – 櫻井健人(子役期:中村羽叶)
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
薪鉄子 – 戸田恵子
世良則雄 – 木原勝利
いせたくや – 大森元貴
手嶌治虫 – 眞栄田郷敦
白鳥玉恵 – 久保史緒里
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
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