『木』コンクールへの再挑戦を決めた希は、新しい味の追求を始める。だが、第一線から離れていた8年のブランクを埋めることができない。
『金』希は圭太(山崎賢人)のアドバイスで、母親とパティシエの両立をテーマに食材を探す。母の姿を見た子どもたちも相撲大会の練習に励む。
『土』相撲大会とコンクールの開催日が重なる。圭太はコンクールに行くよう希に促すが、大会を見てほしい歩実(横山芽生)が号泣して…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まれ」第24週「女たちのジレンマムース」 第142・143・144話
※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします!
↑もはやテンプレっす。
3話分まとめてホントーに簡単感想で。
次のコンクールに挑戦することを決めた主人公。
見習いバイト・沙耶が考えてきたというルセットを見る。
アイデアは面白いわいね。
本当ですか!
ほんでも基本や違うげんよ。
例えば…あっ、これ。
スポンジと生クリームの組み合わせっちゃフランス菓子にはないげん。
ショートケーキは日本人の好みにアレンジされた洋菓子やさけ。
私も昔、おんなしこと言われてんよ。
確か沙耶さんって勉強熱心で、修行するのに何も知らないと失礼だからたくさん調べてきたって人ですよね……。こんな基本的な事を今さら教わるようなキャラなわけ~?
そして、主人公の方は確か教えてもらった後からもマジパンケーキとか作ってたよね…。
沙耶さん、やっぱりこの人は師として相応しいとはちょっと思えない。
さて。まれが出場を決めたJAPAN洋菓子コンクールの北陸地区大会は子どもたちの相撲大会の前日。もう悪い予感しかしません…。
しかも、ブランク8年のせいで(いやいや、それは言いわけやろ )あの頃のようにアイデアがどんどん出てこないと悩む主人公。
えーーー……
確かに昔は次々とアイデア涌いてたけど~~~自分で自分を天才かもとか言ってた気もするけど~~…それは幼稚園ケーキの山だったような覚えが~…。
マジパンケーキのアイデアすら湧かなくなったらしい主人公は、お母さんじゃなきゃお母さんじゃなきゃと縋り付いてくる娘に怒鳴る。
今、ダメやって言うてるやろ!!
これに対して非難轟轟な世の中ですが……
え~~母親ってそんなに自分を律しきれてなきゃダメですか。
日本の母、凄い聖人だらけなんだね~。
母親だって機嫌悪い時だってあるし、親だって忙しい時にはお相手できないと理解させるのは大切なことだと思うげん。
まあ、今まで子供に躾する姿や怒る姿を全く描かず簡単ベタベタ子育てばかり描いてきたから視聴者がこういう反応になっちゃうのも解るけどね。あんな猫なで声で子供の機嫌取ってるのが子育てなら楽だわいね~。
ほんと、今まで気持ち悪かったもん。
あ~でも、このシーンの後もベタベタと歩実の機嫌取ってるから結果ますます最悪だけどね。
「子供の気持ちを大切にすること」と、「常にご機嫌伺いすること」は違うやろ。
ケーキで余裕なくしとるがは分かるげ。
ほんでももうちょっこし子どもの気持ち考えてやれま。
と言う圭太。
出た~~「子どもの気持ち」。
歩実が描いたケーキと味噌汁の絵を見せる圭太。
ここんとこずうとお前の帰りや遅うて一緒に飯も食われんし風呂にも入られん。
みそ汁も飲まれん。
ほんでも世界一のケーキのためやと思うて我慢しとるげぞ。
俺やおってもやっぱし子どもは母親ねんさけ。
おいおい……
女将もやらんでいい子どもの事は任せろとか言ってなかったっけーーー!!!
どの口で「やっぱし子どもは母親だ」とか言ってんだ。
残念だよ。本当に残念過ぎるよ、圭太。
まぁ、もっとも…ワタリが居ないとシャツも着替えられないんだから仕方ないわね…(違)
やっぱし…両方は無理っちゅう事なんかね。
陶子さんみたいに脇目も振らんと人生懸けてやって初めて通用する世界なんかも。
子どもおってもうまいケーキ作っとる人はおるやろ。
ほうやけど…私には無理かもしれんわ。
ほんでもやってみるって決めてんろ。
やってみとるけどできんさけ!
ほんならもうやめてもえ!
ほんな簡単な事じゃねえって分かっとって、ほんでもやるって決めてんろ!
ほやがに、ほんなすぐによむねえ事言うがならどっちか止めれ!
パティシエ選ぶがなら俺や一人で子ども育てるわいえ!
おいおい…
子どもには母親が必要だと言ったりオレが1人で育てると言ったりメチャメチャだな、圭太。
そして、こんなあんたには1人で子育てはムリーーーー。
しかし現段階でどう見ても主人公よりも紺谷漆器の方がヒマなのだった。
平気か……生活。
で、先ほども書いたように猫なで声で歩実の機嫌を取るところから始まる143話。
つくづく思てんよ。どっちかなんて選ばれんって。
ほやさけ、ほれをケーキのテーマにする事にしてん。
ほれって?
パティシエと母親の両立。
ちょっと意味が…。
パティシエを表す食材と母親を表す食材両方を合わせてケーキをっちゃ作るげわいね。
どんな食材ですか。
パティシエは色々思いつくやろ。菓子に使うような果物とかナッツとか。
母親は?
うちの場合は「おっぱい」ねん。
このために「いっぱいおっぱい しっぱいおっぱい」を連呼させてたらしい~~……え~~…。
だってさ~別に子育ての思い出として「授乳」は全然ピックアップされてこなかったのにね。そんなことにするんなら、ちゃんと授乳シーンを山盛り入れときなさいよ~~。
知ってるか?夜中3時間置きに起きて泣く赤ん坊に授乳する寝不足の日々のフラフラ、知ってるか?真冬だとそれがまんで辛いの知ってるか?双子だったらさぞかし大変だろうよ。ホントに。
そういう子育ての苦労をどうして画にして伝えないんだろ。
どうしてベタベタ子どもを甘やかす図ばかり見せて、簡単そうに子育てを描くんだろ。
子育てとは、子どもが気に入るように遊び相手になってやることじゃないんですけど~~。
結果、母乳の成分=グルタミン酸=昆布だし…ということで、方向性が定まって夜通しケーキ作りする主人公と、あくびしながら付き合う沙耶さんであった。
出来上がったのが、
「ドゥ ヴィ」っちゅう名前ねん。2つの人生。
桃とホワイトチョコのムース。
こん中に昆布のだしや入っとるげんよ。
で、まんで美味い、食べた事ない味らしい。
つまり今週通して、新しい味の開拓をすることが一流のシェフであり、その意欲がブランクで腐ったという話だったらしい。腕はどうでもいいのね…まぁ最初からそういう話だったよね。
中身はどうでもいい。
ルセットとはすなわち見た目。
中身はどうでもいい。
子育てとはすなわち表面上の機嫌取り。
中身はどうでもいい。
シェフ修行とはすなわち徹夜作業&コンクールや対決。
すごいな~~繋がってる。ぶれてない………ボーーーー……。
雨で相撲大会が翌日延期になってしまい、コンクールと重なってしまう希。
膝を抱えてウルウルする歩実。
圭太は希に行けと言うが、皆さん歩実をなだめすかすだけで「大事なお仕事だから子どもの行事よりも優先させて行かなくてはならないこともある」と子どもに諭す人間は誰もいないのな。
そもそもカッツアイしてきた7年の間に泣く子を涙しながら預ける切なさや寂しさを味わった朝だって山ほどあったはずなのに、一体今まではそれをどう乗り越えてきたのか…。ここに来て、7歳の子どもにいきなり手こずられてもね。
結局、「仕事」じゃないからなんだよね。
生活のための仕事だったら行かなきゃならないものだから。そういう切羽詰まったものは何もないもんね。
つまりこの選択は「子どもか仕事か」ではなくて「子どもか趣味か」なんだよね。だったら悩むな…初めから。
で、趣味程度なので、
ごめんえ…沙耶さん。
ごめんえ!
と、コンクールを放り出して店から出ていく主人公であった……。
お客の前で突然ケーキ売らないとか言い出すし、沙耶さん、もうホント止めた方がイイ。この店。
しかし今日の驚きはそんな事ではないのね。
本日は、この「ごめんえ!」の次のシーンではもう優勝メダルを首に掛けてニコニコした歩実が映されるのだった……
えええぇぇぇぇぇぇ………
えっと~…今朝は東京湾震源のちょっと大きい地震がありまして~…
茨城・栃木の大洪水報道もまだまだ収束していないしな…
そんなこんなで、もしかしたらドラマの内容が飛んだのかな…?
うん、きっとそうだ…。
で、結局コンクールに希が作ったケーキを沙耶さんが勝手に持って行っちゃって、
失格でした。
最後の飾りつけ、うちが会場でシェフのふりして仕上げしてしもうたんです。
ほれやばれてしもうて…。
ばれんかったら優勝やったがに。
点数一番高かったんです。
昆布とチョコの組み合わせ、まんで好評で。
みたいなオチになったわけだが…
肝心のそのコンクールの映像もチラッとも入らないのな。
これも…地震で飛んだのかもね…。
主人公の挑戦や子育てとの両立がうんたらを描きたいのならば、子どもの相撲大会を応援する姿やコンクールでの評価シーンこそ描けばいいと思うんですけど、きっと描きたいのはそこじゃないんですよね?そうですか。
マキちゃんの応援歌とかホントーーーにどうでもいい気がするのは私だけですか。そーですね…。
この週、
味だけは優勝だった結末で満足し、コンクールよりも子どもの行事を取った……
のは結論なんだと思っていたら、来週の予告がまたシェフ修行みたいでビックリだよ。
いつまで同じ問題を繰り返すんだろ。
よろしければ→【2015年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
紺谷(津村)希(まれ) … 土屋太鳳(子役期・松本来夢)
紺谷圭太(5代目紺谷弥太郎) … 山崎賢人(子役期・山崎祐馬)
紺谷匠 … 小山春朋
紺谷歩実 … 横山芽生
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
津村(寺岡)みのり … 門脇麦(子役期・水野あやめ)
津村徹志 …髙橋來
蔵本一子 … 清水富美加(子役期・愛川あおい)
二木高志 … 渡辺大知(子役期・土屋楓)
角洋一郎 … 高畑裕太(子役期・大嶋康太)
津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子
蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷かおる(4代目紺谷弥太郎) … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり
井田和彦 … 塩山誠司
池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也
桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波
ローベル幸枝 … 草笛光子
ナレーション … 戸田恵子
※スタッフ
脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之
製菓指導 … 辻口博啓
主題歌 … 「希空~まれぞら~」/作詞:土屋太鳳 作曲:澤野弘之
【まれ】
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37・38 39 40 41 42
43 44 45 46 47 48
49 50 51 52 53 54
55 56 57 58 59 60
61 62・63 64 65 66
67 68・69 70・71 72
73 74 75・76 77・78
79 80・81 82・83 84
85・86 87・88 89・90
91・92 93・94 95・96
97・98 99・100 101 102
103・104 105・106 107・108
109・110 111・112 113・114
115・116・117 118・119・120
121・122・123 124・125・126
127・128・129 130・131・132
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139・140・141 142・143・144
コメント
2つの人生>『まれ』第144話
今日は『土まれ』
期待してたわけじゃない
わけじゃないけど…
良作としては勿論
ツッコミ甲斐のあるトンデモ・ドラマ
という意味でも
もはや諦めていた
いたけど…
それにしても
ひ~ど~す~ぎ~!
…ひじゅにですが何か?
「両方頑張ろうと思て作ってんよ」by希
これが「両立」なのか?
これで両方頑張ったと言えるのか?
…
2つの人生>『まれ』第144話
今日は『土まれ』期待してたわけじゃないわけじゃないけど…良作としては勿論ツッコミ甲斐のあるトンデモ・ドラマという意味でももはや諦めていたいたけど…それにしてもひ…
連続テレビ小説「まれ」第144回★母親とパティシエの「両立」
連続テレビ小説「まれ」
第144回(9月12日)
子どもたちの相撲大会が雨天で順延になり、希(土屋太鳳)のコンクールと開催日が重なってしまった。家事とパティシエの両立をサポートしたい圭太(山崎賢人)はコンクールに行って来いと、子どもたちとともに背中を押す。ところが当日、相撲大会を母に見てもらいたかった歩実(横山芽生)が号泣するのを希は目にしてしまう。そんな歩実の姿に後ろ髪をひかれつつ…
まれ (第144回・9/12) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第24週『女たちのジレンマムース』『第144回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくな上に、8/20にクランクアップしてしまったため、本作へのほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。
楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良…
まれ 第144回
内容
ようやくケーキを完成させた希(土屋太鳳)
コンクールの日が、子供たちの。。。。
敬称略
母親とパティシエの両立!?
という、明らかに奇妙なナレーションで始まった今回。
そもそも、それは“目的”“目標”じゃ無いよね???
せめて、一週間でドラマにし…