週末になって、やっと俺たちのヤムおんちゃんが『あんぱん』に戻ってきたのである。
でも、唐突すぎるよね……帰って来かた。
釜次（吉田鋼太郎）の葬儀が営まれる中、６年ぶりに草吉（阿部サダヲ）が姿を現す。またあんぱんが食べたいと言うのぶ（今田美桜）たちに、草吉は首を横に振る。その夜、釜次を思いながら窯に触れる草吉。翌朝、彼の姿はなく…。葬儀が済み、出社したのぶは、東海林（津田健次郎）に思いもよらないことを言われてしまう。数日後、のぶは羽多子や嵩（北村匠海）たちにある決意を伝える…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第16週「面白がって生きえ」第80話感想
感想
簡単感想で。
焼くんか！パン。
釜じいが亡くなった。
その葬儀中に、
よう！じいさんいるかい？
と、突如、朝田家を訪れたヤムおんちゃん。
じいさん…。
ひでえじゃねえかよ。
と悲しむヤムおんちゃんだけれど、なんでこんな物凄いタイミングが予知できたんです？
誰かが知らせたわけでもなく、そもそも家出のようにして居なくなったのに、割と平気で戻ってくる。
出ていく切っ掛けになった「このままじゃ乾パン焼かされるぞ事件」に関し、特に詫びもしない のぶ。
今もあちこち旅しゆうが？
まあな。
パンを焼きながら？
いや、ぶらぶら行った先で釣った魚や米やら野菜やらを買い込んで闇市に持ってく。まっ運び屋だ。
パンは？
もう焼き方も忘れちまった。
それでも、ヤムおんちゃんにパンを焼かせたがる朝田家の人々。
ヤムさんのあんぱんお義父さんにお供えしたいがです。
なんとかなりませんろうか。
いや…とっくにパン屋、閉めちまったんだろ？
ええ。戦争で小麦も砂糖も手に入らんなって。
闇市やったら手に入るがやない？
うち探いてみる。
いや、闇市に行ったら手に入るならば、自分たちも試してみればよくない？
無理だ。酒種もねえ。
旅の途中でダメんなっちまった。
諦めてくれ。
ヤムおんちゃん、もう朝田家の家計のために使われる予感しかない……。
ヤムさんがおってくれたらまた朝田パンを再開できると思うたけんど…。
これからどうしましょう。
うちがこれからみんなを支えるき。
贅沢はさせれんけんど、心配せんといて。
みんなあで面白がって頑張ろう。
実際、現時点で仕事を持っているのは のぶしかいないもんね。
新聞社がどれだけのお給料になるのかは分からないけれど、三姉妹で母と祖母を支えるしかない。
しかし……
翌日、出社した のぶはいきなりクビを言い渡されてしまうのだった。
お前は記者に向いちょらん。
お前の記事はその半分以上が戦災孤児、浮浪児の記事。
子供に同情する記事ばっかり書いちゅうんは、軍国教育に加担した罪滅ぼしのつもりか？
いや、でも、掲載許可を出しているのは編集長でしょ。
ジャーナリストとして事実を冷静に伝える記事を書けるとは思えん。
自分をねじ曲げて そうなる必要もない。
よう考え。
もちろん、東海林さんは意地悪を言っているわけではない。
東京行きの背中を押しているのである。
でもさ、ここで一言くらい言わん？「家が祖父を失くしたばかりで、当面は高知に居たい」と……。
だが、のぶは帰ってそのまま家族に伝えちゃう。
実はみんなに報告があるき。
うち東京へ行きます。
代議士のお手伝いをしようと思います。
お母ちゃん、ちゃんと仕送りはしますき。
のぶ、よう考えて決めたがやね？
ほいたら頑張りなさい。
うん。釜じいの言うとおり何があっても面白がって頑張ります。
まぁ……お母さんはまだ元気だし。
そして、たぶんメイコも東京へ行っちゃうんだろうから、やはり全ては蘭子が負うんだね。
それに蘭子だけじゃない。
もう1人、朝田家のために顔を配って尽くし続けるヤムおんちゃんが(都合よく)帰ってきてくれて……。
材料を調達してきて、焼けないと言っていたパンを焼いてくれた。
さあさあさあ、釜じいの弔いのあんぱんだ。
…と言いたいところだが、トウモロコシの粉と芋のあんで焼いたあんぱんもどきだけどな。
でも窯は本物だ。釜じいが作った窯で焼いた釜じいあんぱんだ！
ほかほかや。
おいしいねえ。ヤムさん、ほんもんのあんぱんみたいです。
そうか。釜じいの窯と俺の腕は本物だからな。
ここに空襲がなかったことで窯が残った。
やる気と材料さえあれば、パン屋は再開できる。
朝田家の人たちは、結局、ずっとヤムおんちゃん任せで技術を覚えていなかった。
今またヤムおんちゃん頼りで再開するパン屋。
今度は、蘭子がバタコさん的助手になって技術も習得していくのかしら。
新聞社編は出だしは面白かったんだけど、もう記者生活は終了してしまった。
この先は東京で漫画家の妻物語になるんだよね。
政治家秘書はどの程度描かれるのか……。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜（子役期 : 永瀬ゆずな）
柳井嵩 – 北村匠海（子役期 : 木村優来）
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ（子役期：笹本旭）
今野康太 – 櫻井健人（子役期：中村羽叶）
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
薪鉄子 – 戸田恵子
いせたくや – 大森元貴
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ～ 2025年9月 日（予定）（全130回）
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
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