【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想


新政府への不満が高まる中、大久保(瑛太)と岩倉(笑福亭鶴瓶)は、薩摩の久光(青木崇高)に上京を促す。大久保の態度に激怒する久光は固辞。大久保は藩を完全になくす「廃藩置県」を断行しようとしていた。西郷(鈴木亮平)は新政府に協力することを決め東京へ。しかし各地の反乱を恐れた政府内はまとまらず、しれつな権力闘争が繰り広げられていた。役人たちのぜいたく三昧な日々に嫌悪する西郷は、大久保の進め方にも反発する
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

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西郷どん 第40回 「波乱の新政府」

……と思ってしまうほど、西郷どん頼りな明治政府。

明治3年12月。
岩倉は大久保を伴い、西郷と久光@国父さまに上京を促すために薩摩に入る。

しかし、久光は「病」を理由に上京せず。

西郷のみが藩士・池上四郎を伴って上京することになる。

ドラマでは熊吉とのんびり2人旅みたいになっていたが、実際にはまず木戸に会い、土佐に寄って山内豊範と板垣退助に会い、大阪で山縣有朋に会い……とそうそうたるメンバーでTOKIO入りしているのだった。

 

「発足したばかりの明治新政府は深刻な財政難に陥っておりました。

全国に約300ある藩は税の徴収権を握っており、政府はそれらを一手に収めようと藩の解体を画策。

世にいう廃藩置県です。」

 

そう、本日の目的は廃藩置県。

そもそも廃藩置県とは何か

ザックリいうと、藩を廃して県にしようという字のごとくな改革である。

 

明治2年に「版籍奉還」が行われ、各国の殿様は政府に領地を渡した形。

しかし実際は殿様たちはそのまま藩知事として領地を治めており、今までとそれほど変わっていなかった。

廃藩置県は、それら藩知事をクビにし、中央から県令を配し、藩が税金を集めたり軍事力を増強したりできないようにする改革。

 

殿様然として領地を管理していた藩知事たちの抵抗は目に見えており、特に軍事力の大きい薩摩などは驚異だった。

ひどすぎる政府

しかし、西郷どんが見た明治政府は……

寄れば贅沢なもん食って、食ったらケンカ。

遊びとグルメばっかの岩倉。 
【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想 遊びとグルメばっかの岩倉

 

酒飲んで遊んで、遊んだらケンカ。

 

万年反抗期の木戸。
【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想 反抗期木戸

 

今すぐにでも暗殺されそうな偉そげな大久保。
 【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想 恐い大久保

 

立派な屋敷に住むのも、贅を尽くした飯を食べるのも、異国になめられんようにすっためじゃ。

劣った暮らしをしてる相手と対等に話をする者などおらん。

こん国をいち早く世界の一等国にするには、一等国である西欧のまねをするしかなか。

こいは100年先の民の暮らしを考えてのこっじゃ。

 

いやいやいや、それが出来るのは上だけじゃんね。民はどうなるよ。

どうして、みんなこんなに馬鹿なの……。

 

何で西郷君は姿を見せんのじゃ?

戦の英雄・西郷隆盛が陣頭指揮を執ってこそ、御親兵は誰もが畏れる軍隊なんじゃ。

西郷君がおらんのじゃったら廃藩はできん!
【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想 始末に負えない学級会

 

廃藩すら西郷さんが居ないとできないらしい。
西郷さん、どんだけーー……。

ここで、西郷さんがやっと現れ、演説が始まって丸く納まるのだった。

みんな、おいたちを信じて集まってくれちょっど。

あの者たちだけじゃなか。
全ての民にこげなつまらん政府ち思わせたらいかん。

おいたちの肩には戊辰で死んでいった8千の魂が乗っちょったっど。

もう一度みんなが一つになって存分に話し合いもんそ。

ほいでそん答えを堂々とやったらよか。

そいでも出てしまう膿は、反乱でも何でもおいが全て引き受けもんそ。

 

さすが西郷さん……。

仲違い→西郷さんが演説→音楽→感動→解決。この鉄板の流れを作るために、西郷さん以外の偉人たちがみんな馬鹿になっているようにしか見えなくてね……。

 

そして、最後はおにぎり食って仲直りである。

おにぎりは幕末男子を救うらしいよ。
【西郷どん】第40回 「波乱の新政府」感想 大久保と西郷さん

 

ええんかのぉ……これで。

見る価値は、ここだけ……。

大丈夫ですかーー明治政府よ。

このドラマについてひと言ふた事書きたい方はぜひどうぞ。

https://dramarevue.cinemarev.net/2018-4/segodon/

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
西郷(岩山)糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷菊次郎 … 西田敏行(子役期:城桧吏 青年期:今井悠貴)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
市来琴(西郷琴) … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
西郷鷹 … 原舞歌(子役期:石井心咲)
西郷桜子 … 西郷真悠子
西郷小兵衛 … 上川周作
西郷園 … 柏木由紀
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … 美村里江(ミムラ)
大久保彦熊 … 遠藤颯
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
中山尚之助 … 天野義久
堀次郎 … 鬼塚俊秀
川路利良 … 泉澤祐希

坂本龍馬 … 小栗旬
後藤象二郎 … 瀬川亮
お龍 … 水川あさみ
中岡慎太郎 … 山口翔悟

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀

勝海舟 … 遠藤憲一

平岡円四郎 … 山田純大
中根雪江 … ヨシダ朝
江藤新平 … 迫田孝也
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
伊藤博文 … 浜野謙太
大村益次郎 … 林家正蔵
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治

堀田正睦 … 朝倉伸二
松平忠固 … 野添義弘
水野忠央 … ホリベン
山内容堂 … 大鷹明良
伊達宗城 … 長谷川公彦
松平容保 … 柏原収史
徳川慶勝 … 小宮孝泰
松平伯耆守 … 山田明郷
阿部豊後守 … 佐藤尚宏
山岡鉄舟 … 藤本隆宏

近衛忠煕 … 国広富之
孝明天皇 … 中村児太郎
近衛忠房 … 大窪人衛
中川宮 … なだぎ武
岩倉周丸 … 福山康平

岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. 半秦絆記 より:

    第40

    話の西郷どん #「波乱の新政府」

  2. 大河ドラマ「西郷どん」 #40 波乱の新政府

    久光に勅書が。 東京に上るようにと・・・。 しかし、久光、仮病です。

  3. くう より:

    -d-さん
    西郷上げで他下げが酷すぎるMOS……

    >これってちょっとイラっとしました。

    あんたが8千やっつけたんだよっっって思いますよね(笑)

  4. 大河ドラマ『西郷どん』第四十回

    『波乱の新政府』内容隆盛(鈴木亮平)が、東京行きの決意をする中、大久保(瑛太)岩倉(笑福亭鶴瓶)が、勅旨を携え、鹿児島城にやって来る。久光(青木崇高)に上京を促すためであった。しかし久光は拒絶する。隆盛が問い正したところ、大久保は藩の解体を考えていると答える。今のままでは、不満を抱く者たちによる反乱も起こりうると。すると隆盛は各藩から精鋭を集めた“軍”の創設を提案する。その後、熊吉(塚地武雅…

  5. 西郷どん 第40話「波乱の新政府」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第40回「波乱の新政府」 あらすじ・・・・・・・

  6. -d- より:

    >天皇制と議会を廃止して西郷を王に戴く完全君主制にした方が上手く行くんじゃね( ̄∇ ̄;)

    たしかに!(爆) 
    歴史や政策はまるっと飛ばすので(尺の取り方がおかしい)、
    ブロガーは感想を書く前に説明が要る・・・ありがとうございもす

    ≻「おいたちの肩には戊辰で死んでいった8千の魂が乗っちょったっど。」

    これってちょっとイラっとしました。

  7. NHK大河ドラマ「西郷どん」第40回「波乱の新政府」

    いやあ…新政府も波乱だけど、このまま明治編を続けるのも波乱バンジョ―じゃかじゃかじゃんじゃないですか。当作的には優しくて無私のイイ人として描かれてきた西郷どん、ですけどここで新政府が頼りにするとかみんなが待望する存在かっちゅうところがいささか弱か~。 なんと申しましても大村様から、あなたは戦が分かっていないみたいに言われちゃったじゃないですか。なんですかこう、いい人が早合点して慶喜様の命を狙って、んだけど和解して丸く収まって無血開城ってな成り行きの末に、あなたは戦が分かっていない!ですか…

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