奄美大島に来て2年。吉之助(鈴木亮平)と愛加那(二階堂ふみ)の間に男子が生まれる。吉之助は菊太郎と名づけようとするが、龍佐民(柄本明)は、いつか薩摩に戻る吉之助の子供は菊次郎とすべきと説得する。その頃、薩摩の国父・島津久光(青木崇高)のもとで頭角を現した大久保一蔵(瑛太)の尽力により、吉之助に召還命令が下る。愛加那に別れを切り出せない吉之助。
一方、愛加那はもう一人子を授かっていることを知る。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
西郷どん 第21回 「別れの唄」
ありがっさまりょうた~~……
やら、島言葉が全く解読できんまま島編が終わってしまったとでMOS……。
西郷吉之助は薩摩の宝でごわす。
と言われても、今だに西郷どんがどんな凄い事をしたから薩摩の宝なのかさっぱり分かりもうはん。
別に帰りたくないんなら帰らなくてもいいんじゃね、って思っちゃうくらい薄い活躍っぷりだったが、でも、そんなよく分からない西郷を帰らせるために正助さぁが働きかけ続けていたのは事実(そこは主人公よりも丁寧にきちんと描かれてきた)。
そんなこんなで、正助どん改め大久保一蔵どんが奄美へ吉之助さぁを連れ戻しにやってきて、揺れる夫婦の別れまでが描かれた第21話。正直、それだけしか描かれていない。
けれども、ありふれたチャンバラ勧善懲悪時代劇をやられるよりもずっと見応えあった。
大河内のホームドラマも恋愛脳も消えればいいと思っちゃう方だが、それでも今日の回は見応えあった。
島で娶ったお前はお上の定めで薩摩に連れて帰る事はできないんじゃ。
菊池様、あなた様はいつか薩摩を背負っていく御方。そんな事はこの南の島しか知らないわしにも分かります。
この子はいつか薩摩に渡る事ができる。
その時、「菊太郎」と薩摩で名乗れば先々気まずい思いをする事がありよっと。
いっときの情けに流される事なく「菊次郎」と付けてくりしょり。
「次郎」を受け入れたその時から、愛加那には覚悟があったはず。
それでも、揺れてしまう孤独は苦しいほど理解できる。
幼子と腹の中の子を残して、旦那様は薩摩へ帰ってしまう。
大切な旦那様の髪の毛を押し抱き、この先何十年もこの人は独りで生き続ける。
以前も書いたけれども、この人が西郷の髪の毛を大切に保管し続けていたおかげで、西郷の血液型が後世判明したわけで。
愛だねぇ……。
おっさんずラブも愛だけどねぇ……。
二階堂ふみさんの演技がもう本当に、情熱的で可愛らしくていじらしくて、そして優しい愛加那さんをピッタリ表していて素晴らしかった。
奄美大島のロケーションと二階堂さんの演技と、歌に乗せる演出で倍倍増しに評価の上がる島の別れ回だった。
西郷菊次郎は、後に外務省で活躍し、京都市長に着任。
陶芸家の西郷隆文氏は、菊次郎の孫。
吉之助と愛加那の曾孫にあたる。
※キャスト
西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)
大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)
西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛
大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元
月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり
阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀
勝海舟 … 遠藤憲一
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治
近衛忠煕 … 国広富之
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶
語り … 西田敏行
※スタッフ
脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉
【西郷どん】
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コメント
『西郷どん』、寺田屋の描写はよかったが…(第21~25回)
皆さんこんばんは。今回は今年の大河ドラマ『西郷どん』第21~25回の感想です。まずはあらすじ。愛加那(二階堂ふみ)との間に男児をもうけ、島の生活に馴染んでいた西郷吉之助(鈴木亮平)。しかし、親友大久保正助改め一蔵(瑛太)の尽力により、薩摩に戻ることが許された
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NHK大河ドラマ「西郷どん」第21回「別れの唄」
なんか・・切ないなああ。このまま奄美大島に骨を埋めても良かろうもん!んだけど時代が呼ぶんだよなあ、西郷どんを~!鈴木亮平様と二階堂ふみ様のツーショットがまた、天空のロボット兵と子雀みたいなルックスで!心休まるええ感じだったんですのにねええ~。
大河ドラマ『西郷どん』第二十一回
『別れの唄』内容吉之助(鈴木亮平)と愛加那(二階堂ふみ)に男子が誕生した。大島に来て2年目のことだった。誕生から7日目。儀式を終え、吉之助は、我が子に菊太郎と名付けようとする。すると龍佐民(柄本明)が、吉之助が薩摩に戻ることを考え、菊次郎とすることを勧めるのだった。そのころ、“国父”として薩摩の実権を握った久光(青木崇高)は、正助あらため大久保一蔵(瑛太)に、あることを命じる。それは、吉之助…