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【西郷どん】第14回 「慶喜の本気」 感想


アメリカ総領事ハリスが将軍家定(又吉直樹)に謁見するが、幕府は対応策がなく混迷を極めていた。

江戸に戻った吉之助(鈴木亮平)は橋本左内(風間俊介)とともに一橋慶喜(松田翔太)将軍擁立運動を進めるが、慶喜は将軍になることを固辞。

大奥では篤姫の嫁入りに一橋派の策謀があったことを知った本寿院(泉ピン子)は大激怒。吉之助と左内は八方塞がりとなる。

さらに井伊直弼(佐野史郎)が放った刺客が慶喜に迫っていた。

(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第14回 「慶喜の本気」

今日はこの大河が始まって以来、最もいけない物を見てしまった気がする……。

 

とりあえず、アバンから酷かった。ビックリした。

 

吉之助さぁ!

熊本の御重役や先生方に紹介してもろうて、ほんのこてよか勉強にないもした。

おいは正助どんがわっぜ勉強しちょったで、ひったまがったど。

んにゃ。
初めて薩摩を出て自分がどんなに小さか考えの中で生きちょったか痛いほど分かいもした。

おいたちのお殿様はいかにすごかお人か、他藩の人に教えられてやっと分かった気がしもす。

お殿様の目指す国のため互いに気張って働きもんそ!

おいは薩摩で気張っで、吉之助さぁは江戸で!

 

ぇ……だから……それを描けばいいんでないのかな。1話使って。

私は、この大河は少なからず西郷と大久保の物語も主軸の一つだと思っているんですよ。

だったら、そこをセリフスルーしてアバンで終了するってどうよ……。
 正助どん

 

「熊本の御重役や先生方に紹介してもろうて」

 

そう。そこ。描くところはそこ……。

 

先週も、篤姫さまのお輿入れ道具に四苦八苦する西郷で1話使ってもいいのでは……と書いたけれども、それだよな。

そういうところを描かないで、安易な悪代官チャンバラ時代劇に持って行こうとするのは、つまり、そういう部分を取材するのが面倒だからだよね。きっと。

この14話までで、脚本の人が歴史を描く気が丸っきりないことが透けて見えすぎるほど見えてしまっているのである。

今日、良かったのはお篤が思いのほか幸せそうで、家定との様子がほのぼのしていた事。

 

徳川家定は生まれつき脳に障害があったといわれるが、江戸城でハリスを引見した時は威厳のある態度で接したと伝わっている。

遠国よりの書簡をうれしく思う。

幾久しく、友好を保ちたいと大統領に申し述べるべし!

 

これを、お篤相手に一生懸命覚えたというエピソード。カワイイじゃないか。(史実から物語を作るというのは、変なチャンバラ劇を作ることではなくて、こういう事だと思うのだ。)

御台が笑うと余も嬉しく思う。

上様……そのように私の事を…。

御台とも幾久しく友好を保ちたいものだ。

幾久しく友好を…。
幾久しく友好を保ちたいものだ。

 segodon14お篤

 

カワイイじゃないか。

この上様が亡くなった時に、お篤がどれほど嘆くだろうかと考えたら、今から切ない。

 

そんな折……

空気を読めねーーせっかちな御父上さまが幕府に建白書を提出。

この時、初めて斉彬と篤姫の一ツ橋世継推進計画を知り、怒り狂う本寿院である。

 

おのれ、薩摩守!

おのれ御台所めーーー!

 

ちょっと待て……。

あれ、そもそも、大奥がこんなに慶喜を毛嫌いしている理由をこのドラマは説明したっけ

 

この時、紀州の慶福はまだ12歳。
対する慶喜は20歳。

血筋が近い遠いはともかく、後見なく将軍職に就けそうなのは普通に考えたら慶喜の方である。

しかし、慶喜……というよりも父親の斉昭はめっさ嫌われていた。

もちろん、好き嫌いで次期将軍が決まるわけもなく、それぞれの利権に関わる(まぁ……国のため?(笑))あれこれがあるわけだが、国のためウンヌンに関わりなく、斉昭は大奥から嫌われた。

理由は女に対する態度が非常にパワハラセクハラ的だったから。斉昭は大奥を縮小し、ここで経費節約しようーーとも画策していた。

女の身分は確かに軽い時代だが、大奥の方々は決して軽い方々ではない。重い女をみくびったら後が恐いのである。

(ちなみに慶喜は徳川相続後も正室の美賀さまを大奥に入れていない。恐いんでしょうね……)

 

……ということで。

大奥は一団となって慶喜後継に大反対していたところに、スパイが入り込んでいたことを知ってしまったのである。

そりゃ怒るよね、本寿院。(それを全く説明しないとただのピン子の嫁イビリみたいになるよね)

 

上様、幾久しい友好のためにお願いしたき儀がございます。

一橋様はこの国を守って下さいます。
この国の民も無事息災。

無事息災…。

はい、一橋様ならば。

姫もずっと息災でいられるという事か。

はい。 
そのためには一橋様に上様の次の公方様になってもらわねばなりません。

 

すごく洗脳力のあるスパイだよね……そりゃ警戒するよね(笑)

 

男どもの方はヒーさまがチャンバラ劇で刺されそうになったのを主役が救って、代わりに初めての人殺しにオドオドしちまいましたとさ。まぁ。薩摩隼人が情けなか。

分かった!俺が将軍になろう。

一橋様…!

ならなきゃしょうがねえだろ。
西郷、橋本、帰るぞ。

いやいや、待って。まだあんた、なれないから……。

 

ってか、もう慶喜でも家茂でもどっちが次期将軍でもいいよ。

どっちが将軍でもどうせ松田翔太じゃん!!(爆)
 翔太

実験的に公開します。(まだこのページ含めいくつかしか出来ていません。)このドラマについてひと言ふた事書きたい方はぜひどうぞ。

https://dramarevue.cinemarev.net/2018-4/segodon/

2018年度NHK大河ドラマ【西郷どん】事前番外 西郷隆盛ってどんな人?BLなの?
西郷 隆盛(さいごう たかもり、旧字体: 西鄕隆盛、文政10年12月7日(1828年1月23日) - 明治10年(1877年)9月24日)は日本の武士(薩摩藩士)・軍人・政治家。 ー薩摩藩の下級武士であったが、藩主の島津斉彬の目にとまり抜擢...

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅

須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩

板垣与三次 … 岡本富士太

中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀
勝海舟 … 遠藤憲一
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治
近衛忠煕 … 国広富之
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. 『西郷どん』、若干減速か?(第13~16回)

    皆さんこんばんは。今回は今年の大河ドラマ『西郷どん』第13~16回の感想です。まずはあらすじ。安政大地震により輿入れが延期となった篤姫(北川景子)であったが、西郷吉之助(鈴木亮平)の尽力により一年で嫁入り道具をそろえることができ、徳川家定(又吉直樹)の御台所

  2. くう より:

    -d-さん

    >先々週の終わり方が「さあ!青雲」だったのに~(泣)

    あっあれぇーー……殿にくっついてお江戸に行くんじゃなかったの!!?という、すっごいツッコミがアバンだけで終了したんですが……先週は一体何だったのでしょうか。(要らなかったんじゃ……)

    >八重の桜前半は男だらけで良かったよねーw

    ヒロインが空気だとか言われていたみたいだけれど、私も八重の前半はすごく好きだけどなぁ……。

    恋愛を前面に押し出されなくても尚之助さまと八重のシーンはドキドキしましたわ。ああ、懐かしい。あれが幕末……。

  3. -d- より:

    アバン遅刻して、分かれ道から観たので
    え?京都に寄って別れたの?って・・・わけ分かりませんでした。
    先々週の終わり方が「さあ!青雲」だったのに~(泣)
    くうさんが言うように、仕事や見聞を通してしっかり肉付けしないと
    これからの事件や戦争における彼らの意志がペラペラになるわ
    てか ぬるい!!
    八重の桜前半は男だらけで良かったよねーw

  4. 昼寝の時間 より:

    西郷どん感想メモ 14話「慶喜の本気」

    公式サイト あれ、正助、熊本で帰っちゃうのね。先週、ラストがわりと盛り上がったの

  5. 西郷どん 第14話「慶喜の本気」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSを録画で鑑賞。 第14回「慶喜の本気」 あらすじ・・・・・・・

  6. 西郷どん「慶喜の本気」

    さすが、篤姫(北川景子)、運の強い姫君。アメリカ総領事ハリスが将軍家定(又吉直樹)に謁見するが、幕府は対応策がなく混迷を極めていたものの、篤姫の演出で、とりあえず沈静化。家定と篤姫が、それなりに仲麗しくてホッとします。江戸に戻った吉之助(鈴木亮平)は橋本左内(風間俊介)とともに一橋慶喜(松田翔太)将軍擁立運動を進めるが、慶喜は将軍になることを固辞。でも、そこは根性で、リターンマッチを幾度も。さすがに根負けしたヒー様。井伊直弼(佐野史郎)が放った刺客が慶喜に迫っていたことをきっかけに、その気になったの…

  7. NHK大河ドラマ「西郷どん」第14回「慶喜の本気」

    先週故郷に凱旋したと思ったら正助どんと仲たがいしたと思ったらヨリを戻して一緒に薩摩からダッシュでゴーの吉之助どん。まあ後々への伏線で友情エピを入れておく必要は有馬兵衛のコーヨーカクなんでしょうねええ。 そして今週のタイトルからは、いよいよ慶喜様が腹を決める展開と思われ、するってえと家定様や篤姫様の動向も気になってまいります。今作の篤姫様はいったいどう動くのかと~。

  8. 大河ドラマ『西郷どん』第十四回

    「慶喜の本気」内容老中首座・阿部正弘の急死の報を受け、策の練り直しを迫られた斉彬(渡辺謙)。すぐさま、吉之助(鈴木亮平)を江戸へと向かわせる。そのころ、アメリカ総領事ハリスが将軍・家定(又吉直樹)に謁見。無事に挨拶を無事に終えた家定は、満足げに篤姫(北川景子)に話をする。江戸に到着した吉之助は、福井藩主・松平慶永(津田寛治)のもとへ、斉彬からの書状を届ける。全てを任せると。そして慶永より、現…

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