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【西郷どん】第7回 「背中の母」 感想


祖父龍右衛門(大村崑)が亡くなり、母満佐(松坂慶子)は吉之助(鈴木亮平)の結婚を急(せ)かす。

斉彬(渡辺謙)に従い江戸に行きたい吉之助は結婚を拒むが、母は倒れ寝込んでしまう。母のために何ができるか…吉之助は伊集院家の須賀(橋本愛)と結婚するが、実に不器用で無愛想な嫁だった。

そんな時大山(北村有起哉)と俊斎(高橋光臣)の「江戸行き」が決まり吉之助は人選から外れる。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第7回「背中の母」


ってことで……。

人死に回だからか、アバンはなく突然のOP.

OPが終わったら、祖父・龍右衛門はナレ死。
 segodon-7-じいさん

 

「長い事、労咳を患っていた龍右衛門が亡くなりました。」

 

ただ一つ、吉之助の嫁の顔を見れんかったこっだけが心残りじゃっち、じい様は言うちょった。

という父の言葉。

自分が嫁を娶らないと妹の琴が嫁に行けない。(いや、男と女の適齢期は今も昔も一緒じゃねぇ……)と言われ、その上、その琴にホレた男がいるらしいと知る吉之助どん。

そして、

おはんはここんところお役目で外に出っ放しじゃっで、満佐の体が悪くなっちょっ事に気付いちょらんどが。

おはんだけに話すが、どうやら、じい様の死病をもろうたらしい。

この間も血を吐いてな。
じい様と同じじゃ。

という母の死病が切っ掛けとなり、ついに嫁を迎えることに決めた吉之助どんである。

ちょっ待てよ……。

「移る死病」と解っているのに、どうしてあんたらは母の周りに集まっているのだ。

そして、「移る死病」を隠して家に嫁を迎えるとか、もう、これは死病詐欺!!

 

美し過ぎる花嫁。橋本愛さん、キターーーーー。
 segodon-7-須賀

 

飲み続けようとする悪友たちを自分の家に呼ぶ正助さあ。

人なんか呼んでるどころじゃない大久保家の困窮っぷりはこのドラマではスルーである。

 

お祝いにいただいたフカフカ布団のせいで、初夜を邪魔しに来る幼い弟たち……。

自分の余命を察して、嫁にどんどん家の事を覚えさせようとする姑。

それでも、

すんもはん!
こげな愛想のなか嫁ですんもはん。

もっと愛想よくせんかと父にはずっと言われちょいもしたが……笑おうと思っても笑えんとでございもす。

許してたもんせ。

と無理に笑おうと努力する須賀どん。

マジ、真面目で愛おしくて可哀想。

 

父の、

妻になってくれた満佐は、ひったまがっほどよか女子じゃった。

まず、こげなおいの事を好きになるよう努力しっくれた。

満佐の情にほだされて、おいも満佐に惚れてしもた。

自慢じゃなかどん、もう何十年もずっと楽しか夫婦じゃった。

須賀さぁ。
まず相手に惚れるこっじゃ。
そっから夫婦は始まる。

には、ちょっとホロっとした。

夫婦の歴史が、今、終ろうとしている。

満佐母さ…………

!!!?

と、思ったら、フラグ立ってたの父さんの方かよ!!!
 segodon-7-父

 

こげんなったら墓に人形を埋めなくてはいけもはん!

一年のうちに死人を2人出した家は、墓に人形を埋めなくてはいけもはん。

墓は2人入ったら、必ず3人目を欲しがるもんじゃち聞いちょいもす!

と叫ぶ須賀どんを、そんなの迷信だ。贅沢だ。と、いさめるキミ婆。

藁人形でいいから埋めとけよ。
あんた絶対後悔すっど。

 

こいからは吉之助さぁの好きなように生きやんせ。

おはんが傍にいてくれてうれしかった…。
あたいは西郷吉之助の母親でほんのこて幸せじゃした。

 segodon-7-母

 

そうして、息子の背中で桜島を見ながら息絶える満佐さぁである。

近い近い……死病が移るから………。

斉彬さまが薩摩藩主になった翌年。
西郷どんは伊集院兼寛の姉・須賀(「トシ」とも伝わる)と結婚する。

そして、その年に祖父・父・母が相次いで亡くなる。

呪いかよ、ドラマかよって感じだが、これは史実。
死因は解らない。

で、突然大黒柱になったものの家督はなかなか継げず。

役も変わらず、父と2人で支えていた家計、1人になったもんだから大変なことに。

嫁入りしたばかりで、それだけでももう出ていきたいのに、死病が蔓延した家だと知らされずに嫁いでくるとか、これはもう……離縁させていただいても仕方ないよねって感じの西郷家結婚談であった。

チェスト!!!!きばれ!!!……は、須賀さぁにこそ言ってあげたい。

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅

須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤

板垣与三次 … 岡本富士太

中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
愛加那 … 二階堂ふみ
タマ … 田中道子
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

徳川斉昭 … 伊武雅刀

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. くう より:

    紫花浜匙さん
    >と思っていたら、次週サブタイトルが「不吉な嫁」とは・・・・、胸が苦しくなる。

    まぁ、この時代なら言われるよねぇ。(現代でも言われそう^^;)

    史実でもわずか2年間くらいの夫婦なんだけれど、ドラマ上は もっと早く別れてしまった。

    橋本愛ちゃんの出番がこんなに少ないとは~~。

  2. 紫花浜匙 より:

    お嫁に来て、舅、姑をあっという間になくして、不吉な嫁じゃ〜。とか言われてしまうのでは。
    と思っていたら、次週サブタイトルが「不吉な嫁」とは・・・・、胸が苦しくなる。
    おじいちゃんの死まで、須賀のせいにされちゃうのかな〜。
    ドラマの中で、少しでも須賀が幸せであって欲しい。

  3. 昼寝の時間 より:

    西郷どん感想メモ 7話「背中の母」

    公式サイト 今回はタイトル通り、吉之助の背中で息絶える母、満佐のシーンがクライマ

  4. 大河ドラマ『西郷どん』第七回

    「背中の母」内容嘉永五年、祖父・龍右衛門(大村崑)が、長く患っていた病で亡くなる。祖母・きみ(水野久美)が、吉之助(鈴木亮平)の結婚が気がかりと口火を切り、母・満佐(松坂慶子)も、嫁取りを急かす。すると父・吉兵衛(風間杜夫)が、伊集院家の須賀(橋本愛)のことを思い出し、吉之助に促す。妹・琴(桜庭ななみ)のことも考えろと。だが吉之助は、斉彬(渡辺謙)の江戸行きに付き従いたいと思っていた。そんな…

  5. 西郷どん 第07話「背中の母」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第7話「背中の母」 あらすじ・・・・・・・

  6. 西郷どん「背中の母」

    吉之助(鈴木亮平)どん、家族を、相次いで失ったのね。… ああ、他人と思えなひそんな家族の念願だった嫁取りするも、伊集院家の須賀(橋本愛)は美しく不器用な人。新婚夫婦の夫婦がふかふかだからと、幼い兄弟達が、喜んで潜り込んでくるのは、笑っていいやら、軽く諌めるべきか。悩ましいところです。大山(北村有起哉)と俊斎(高橋光臣)の「江戸行き」が決まり吉之助は人選から外れる、とは残念でしたね。願わくば、西郷どんの「男も女も魅了した」快進撃の真骨頂を、早く見たい気がするのでした。       (ストーリー)祖父龍…

  7. NHK大河ドラマ「西郷どん」第7回「背中の母」

    戯れに母を背負いてそのあまり重きに潰れ一歩も歩まず・・いえこれは我が家の話我が家の話。西郷どんではやっぱり、その軽さに驚き泣かれるんでしょうねええ~~え。っていうか今作ではかなりの泣き虫ですよねえ、吉之助どん。後年あの偉大な大西郷に、この人がどう育っていくのか、そこに注目!・・・んだからこそ無茶なコイバナは当分棚上げにしといてくれたらなああ、ってな感じも~・・。

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