【西郷どん】第4回 「新しき藩主」 感想


斉彬(渡辺謙)を藩主に担ごうとする者たちを父・斉興(鹿賀丈史)が一気に粛清する「お由羅騒動」が起こり、吉之助(鈴木亮平)が先生と慕う赤山(沢村一樹)に切腹の沙汰が下る。

処罰は大久保家にもおよび、大久保正助(瑛太)の父・次右衛門(平田満)は島流し、正助も謹慎処分を受ける。

赤山の介錯は父・吉兵衛(風間杜夫)が行い、吉之助は、赤山の無念の最期に立ち会うことに。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第4回「新しき藩主」

さて……
嘉永元年(1849年)12月。

調所広郷を失った島津斉興は、斉彬派を次々と粛清し始める。

「お由羅騒動」の始まり。

 

この騒動で、確証のない罪を着せられた斉彬派の重臣は、赤山靭負だけではなく10名あまりが切腹。50名あまりが遠島、蟄居の処分を下されている。

この罪から逃れて脱藩し、福岡藩主(斉興の叔父)の元へ逃げ込んだ藩士たちの訴えによって老中・阿部が動き、斉興へ隠居が勧告される……という……

きちんと描けば物すごく緊張感と悲壮感があって面白いはずの事件を。

別の意味で何だか面白くしたこの大河って凄いのかどうかよく解らなくなってきた(爆)

 

江戸では私の瓦版が売られているらしいの。

と、悲しげに言うお由羅さまと、バカボン息子・久光。

こんなところで本物の「てぇへんだ」を見る事になろうとは……。(いえ、なんでもありません……)

 

私は世間にどう思われてもよい。
殿様とあなただけが信じてくれれば…。

みんな私を憎むがいい!
殿様が無傷ならそれでいいわ。

 segodon4-由羅

 

開始前予告にも入っていたお由羅のこのセリフが、まさか久光とのポンコツ庭先劇場だったとは……。

 

多くの人が粛清されたわけだが、その描写は軽く、赤山さまの切腹で代表描写して済ませるお由羅騒動である。

でもね。

芋ちゅうのは一つとして同じ形のもんはなか。

こいを桶ん中に入れてごろっち洗えば、お互いがぶつかり合うてきれいに泥が落ちる。

おはんらも同じじゃ。
一人一人姿形も違えばそれぞれ考え方もちご。

こいからもこん郷中ちゅう桶ん中で、ぶつかり合うて、切磋琢磨して、立派な侍になってくいやい。

 

には、ちょっとウルッとしてしまった。

沢村さんの笑顔がまた切ないね。
 segodon4-赤山先生

 

逆に、喜界島に島流しになった大久保どんのパパと西郷どんのパパの相撲はやり過ぎなんでねぇの……と思ってしもうた。

罪人を引っ張るのにこんな猶予をくれるなんて、優しい薩摩じゃ。

 

しかし、「やり過ぎ」は、こんなことでは収まらなかった。

 

「隠居しやがれ」の挨拶に来た斉彬さまの口から「西郷西郷」って何度も名前が出て来ちゃうのは主人公特権だから仕方ないとして。

 

ロシアンルーレット隠居は一体……!!

 

生き残った方が薩摩の藩主!

いやいや、止めろってば……。
 segodon4-ロシアンルーレット

 

とりあえず、勝てて良かったよね。斉彬さま。

 

こんな「西郷どん」でも、斉彬さまのお国入りシーンにはちょっと感動してしまったよ。

これは、もう。謙さん力
 segodon4-斉彬

 

ちなみに、薩摩では「肝練り」というロシアンルーレットが行われていたという記録は本当に残されているらしい。(だが史実だと確定されたわけではない)
https://togetter.com/li/1050384

しかし、いくら薩摩でも代替わりにロシアンルーレットは使われないよね……よね……。

 

「十代藩主・島津斉興は父に代わり18歳で家督を継いだものの、実権は長い間祖父に握られていました。

祖父の重豪は藩校を作り教育改革を進める一方、海外文化に強い関心を持ち、舶来品の収集などで藩の財政を悪化させました。

そんな祖父によく似た嫡男・斉彬を後継者にする事を、斉興はためらったのです。」

と、紀行でようやく少し救ってもらった斉興パパである。

詳しくは、前回の記事で。

【西郷どん】第3回 「子どもは国の宝」 感想
西郷家は四男が生まれ暮らしは益々苦しくなり、吉之助(鈴木亮平)は父・吉兵衛(風間杜夫)と商家から大借金をするが、その道中武士の身分にありながら、貧しさのため一家で夜逃げする少年に出会う。吉之助は斉彬(渡辺謙)に意見書を書き人々の窮状を訴える...

 

さてーー来週は、北川お篤の登場が楽しみ!!

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤

板垣与三次 … 岡本富士太

中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
愛加那 … 二階堂ふみ
タマ … 田中道子

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. 昼寝の時間 より:

    西郷どん感想メモ 4話

    公式サイト 赤山先生の悲劇もあったけれども、今回一番印象に残ったのは、何と言って

  2. 大河ドラマ『西郷どん』第四回

    「新しき藩主」内容藩主・斉興(鹿賀丈史)は、斉彬(渡辺謙)を支持する者たちを粛清した。その中には吉之助(鈴木亮平)が師事する赤山(沢村一樹)もいた。吉之助らは、久光(青木崇高)に助命を嘆願の直訴を行うも、無駄だった。自分には力がないと。そんななか、赤山の弟・桂久武(井戸田潤)が西郷家にやってくる。明日の切腹の介錯を吉兵衛(風間杜夫)に頼みたいと。その夜。吉之助らは、赤山と酒を酌み交わし。。。…

  3. 西郷どん 第04話「新しき藩主」

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  4. 西郷どん「新しき藩主」

    なんだか、まだまだ、若くて真っ直ぐだけど、青二才の、主人公・吉之助(鈴木亮平)より、斉彬(渡辺謙)が圧倒的・存在感で、ほとんど主人公の感ですね。まさか藩主の座をかけて、父子でロシアンルーレットとはびっくり、でした。吉之助が、慕う赤山(沢村一樹)に切腹の命。介錯したのが、吉之助の父・吉兵衛(風間杜夫)だったとはこの無念の表情が切なくて、「お由羅騒動」の影響が知れました。「お由羅騒動」、江戸でかわら版にまでなってた風刺されてたとは大久保正助(瑛太)の父・次右衛門(平田満)は島流し、正助も謹慎処分しかし、…

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    父と子の血で血を洗う権力闘争、血みどろみどろゴケミドロの地獄の沙汰の薩摩藩。斉興様は息子・斉彬様に付く者を粛清!とうとう西郷どんが家族ぐるみでお世話になってきた赤山先生に切腹命令! 吉之助どんは大慌てで駆けだした!・・最近の大河の主人公はやたら走られて・・あっと言う間にとんでもない所に移動してるし、長距離とかやったらかなりのもんでしょうなあ。閑話休題。たんたっかたんかったっか~~ん♪

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