篤姫(北川景子)と将軍家定(又吉直樹)は仲睦(むつ)まじい日々を過ごしていたが、突然家定が病に倒れる。それに乗じ井伊直弼(佐野史郎)が大老職に就き、次期将軍は紀州の慶福と決まる。吉之助(鈴木亮平)は急ぎ薩摩に戻り、斉彬(渡辺謙)に報告するが、斉彬は万策尽きたと告げ吉之助を役目から解いてしまう。
落胆するばかりの吉之助に正助(瑛太)は激昂。やがて斉彬は薩摩軍を率いて京を目指す上洛計画を始動する。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
西郷どん 第15回 「殿の死」
「殿の死」というタイトルはネタバレ以外の何ものでもないが、その前に「上様の死」があるのでMOS.
タイトルでまでスルーされる気の毒な上様よ……。
堺さまの家定とはだいぶ違うけれども、(実情はこっちの方が近いと思われる)又吉家定、私は好きだったよ。カワイイじゃないか。
仲睦まじくなろうが、ピン子が本寿院なのだから、さぞかし渡る渡り廊下に鬼が出るんだろうと思っていたけれども、アッサリ。
「次期将軍の事で思いを一つにした篤姫と家定は穏やかな日々を過ごしていました」
え……あれは、ただの洗脳じゃんね……(笑)
慶喜推しが一致しなければ仲睦まじくならなかったみたいな描き方は止めてあげて。
上様は柿がお好きなのですね。
うん。御台にも食べさせたい。
うれしゅうございます。
私も柿が大好きです。
そうか!
秋になったら御台と甘い柿を食べよう。
の直後に突然バッタリ倒れる上様である……(突然バッタリ倒れるのが大好きだな、この大河)
上様、よもや遺書をお書きあそばされますか?
この井伊が御使え致す。
なにこの図……
見たよね……何かの大河で見たよね……。
「そして突然井伊直弼は大老に就任したのです。」
「大老とは老中の上に置かれた幕府の最高職。」
「井伊は最高権力者となったのです。」
上様が柿の絵を井伊直弼に託して直後のこのナレこそが突然だよ(爆)
なんなの……突然だって解っているなら、もう少し注釈入れればいいのに。(いや、ナレじゃなくてーーー物語をもっとちゃんと入れましょう。)
目の前で勝手に展開されていく紀州の慶福後継劇に怒りをあらわにするお篤も……。
御病気お見舞いに訪れた賢そうで優しそうで可愛らしい美少年を見て、
かたじけのうございます。
としか言葉が出てこない。
よう来られましたのう。
お見舞いにも参られぬ一橋様とは大層な違いでございますな。
とか言って大笑いしている本寿院である。
え、鬼畜?鬼畜なの?
自分の息子が死にそうな時に、よくこんなことで笑っていられるよね。脚本、おかしすぎないか(惑)
ホームドラマやラブドラマを目指しているんだと思っていたけれども、実の母がこんなだとはねぇ……ブレブレじゃん。
さて、家定の死は安政5年7月6日ということになっている。
ドラマ上はそれよりも実際はひと月早く死亡。
「家定の死が公表されたのは亡くなってからひとつき後。
それは家定の名でアメリカとの条約締結と次期将軍が慶福と発表された直後という実に絶妙な時でありました。
将軍継承争いは南紀派の勝利で幕を閉じたのです。」
全ては「上様のご意向」という形ですでに死んでいる家定が発したと。井伊の計画通りです。みたいな展開だった。
家定の本当の遺書である柿の絵を見て、むせび泣くお篤。
せっかく、お篤をクローズアップしたのだから、もっとね……2人の仲睦まじさを描いてあげれば良かったよね。
失望のどん底である斉彬から御庭役を解かれた……ということになっている西郷どん。
実際には、殿も慶勝も松平慶永も慶喜も謹慎蟄居になっちゃってたんですけど、それ、言いましたかね……。
突然、斉彬の元へ押しかけ、
兵を挙げてたもんせ。
こんままでは異国にのみ込まれてしまいもす。
そげんなる前に殿が立ち上がり、こん国を守ってたもんせ!
と、クーデターの勧めを行う西郷どんである。
西郷!よう言うた。
まさか、あのやっせんぼに言われて腹が決まるとはな。
泣くな!
西郷!今すぐ京へ戻れ。
道中我らと思いを同じゅうする諸藩に告げよ。
薩摩が兵を挙げ、京へ上るとな!
京へ着いたら近衛様を通じてすぐに天子様にも申し上げよ。
支度ができ次第、わしもすぐに後を追う。
京で会おう!
はっ!
西郷!
今から、お前はわしになれ!
まさかの、突然、西郷さん、薩摩の重要人材になる……である。
そして……
「安政5年7月16日。島津斉彬様はこの世を去られました。」
「あまりに突然な、そして心を残してのご最期でございました。」
突然のガチなナレ死!!
突然だらけで、もはや心が付いて行かない西郷どんでMOS.
でも、喜怒哀楽の表情豊かな篤姫と、ケン・ワタナベの演技は本当に素晴らしかったよね。
……これからどうなるのだろう……(ドラマが)
チェスト!!
きばれ!!スタッフ……。
※キャスト
西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)
大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)
西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛
大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元
月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり
阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀
勝海舟 … 遠藤憲一
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治
近衛忠煕 … 国広富之
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶
語り … 西田敏行
※スタッフ
脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉
コメント
西郷どん感想メモ 15話「殿の死」
公式サイト タイトルの「殿の死」・・・やっぱり家定だけでなく、斉彬を掛けていたん
西郷どん 第15話「殿の死」
大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第15回「殿の死」 あらすじ・・・・・・・
NHK大河ドラマ「西郷どん」第15回「殿の死」
うわあ、内容丸わかりなタイトルですねええ~。要するにいよいよ斉彬様とお別れの時が!どうすんすか吉之助どん!ま、まあでも、挫折を契機に大人物に育つ予感が満載ですから、そこら辺に期待感、大!ではございますけど~。
大河ドラマ『西郷どん』第十五回
「殿の死」内容慶喜(松田翔太)が、井伊直弼(佐野史郎)に次期将軍への決意を宣言。すぐさま吉之助(鈴木亮平)橋本左内(風間俊介)は、京へ。近衛忠煕(国広富之)月照(尾上菊之助)の働きかけにより、朝廷より“詔”を賜ることが出来た。文面を読んだ月照は、その曖昧な表現に一抹の不安を感じるが、ようやく話が進んだことに、吉之助と佐内は大喜びする。そのころ、薩摩では、斉彬(渡辺謙)が兵の鍛錬を続けていた。…