直虎（柴咲コウ）からの仕官の誘いを断った龍雲丸（柳楽優弥）。
一方駿府では、今川氏真（尾上松也）が同盟を破った武田家への報復として「塩止め」を行うとともに、国衆の離反を防ぐための策として縁談を積極的におしすすめていた。
直虎のもとにも、新野家の三女・桜（真凛）を今川家重臣の庵原家へ嫁がせよという命が下る。
一方、岡崎では緊張の面持ちの松平家康（阿部サダヲ）が織田信長（市川海老蔵）と面会していた。
(あらすじは Yahoo！テレビより引用)
おんな城主 直虎 第24話「さよならだけが人生か？」
先週、予告を見て…
あれ、来週はちょっと大河っぽい？？
と、思ったんだけど……
そうでもなかった。。
今週は、嫁に入る女の話と親心の話である。
百姓に読み書きを教え、薬草の知識も伝えるグンマーのミワー……じゃなくて、井伊の女領主の話は地方に伝わり始め、井伊谷幼稚園に入れれば行き届いた教育が待っていると知った領民が集まり始める。
話は当然、今川の太守様にも伝わり、
一つ、頼み事があっての。
と、言われる政次。
駿府より縁談が参りました。
高瀬か！
いえ。新野の桜殿にございます。
国衆の離反を防ぐための策にございます。
ありていに申せば、縁談という名で今一度国衆たちの人質を集め直しているという事にございます。
人質…。
相手は。
あの雪斎禅師のご生家庵原様にございます。
庵原といえば今川の重臣も重臣。
さような家に嫁がせれば、いざという時、全く動きが取れぬようになるのではないか。
それだけ焦っておるという事です。
焦っておる相手に爪を立てれば痛くもない腹を探られぬとも限りませぬ。
武家の婚儀とはさようなものにございます。
利用するか。利用されるか。
庵原さまといえば……
本日のBS『風林火山』再放送で庵原の忠胤叔父上と息子殿の之政どのに、武田に仕えることになった勘助がお別れしたばかりである。
今回出てきた庵原助右衛門朝昌は当然、この庵原家の人なのですが、忠胤との関係は今いち解っていません。
今川が滅んだ後は武田→羽柴配下→井伊家家老→佐々成政配下……と、ぐるぐるする人生を送る人なのだった。
まぁ…
とにかく。
今のところの事前調査としては、
庵原といえばかの雪斎禅師のご生家。
今川の重臣も重臣。
藤原の流れをくむ名門。
申し分なし。
「人質嫁入り」というと佐名伯母の人生が常に引っかかる井伊家だが、そうも言っていられない。
直虎の母は今川から井伊に来た身である。
居心地は当然良くなかったと思われるが、
殿が、なんともお優しいお方で。
毒気を抜かれたというか。
それからは、新野の家の事はあまり考えぬようになってしまいましたね。
と懐かしげに微笑む。
そういう人生もある。
しかし、桜本人よりも、あやめは年若い妹を大そう案じておるようであった。
その頃、初登場の信長は、自分の姫と家康の長子・信康との縁組をゴリ推し中。
なかなかの迫力。海老さま信長。
ぜひ「であるか」を聞いてみたいもの……。
ってか、この信長で意味なく「敦盛」を1時間分見たいよね。(やりません)
何故、三河だけではいかんのかのう。
三河は地味もよいし食うにも困らぬ。
もうよいではないか。駿府などわざわざ取らずとも。
皆、己の野心のためにわしを使いっ走りにするのじゃ。
わしは一生駆けずり回るだけじゃ。
と、瀬名姫の膝でゴロゴロ愚痴る家康。
なれど殿。
瀬名も殿が駿河の城に入るのを見とうございます。
鬼やハゲ狸ではなく、かわいらしい豆狸が入る事こそが不幸中の幸い。
せめてものご恩返しとも言える事かと。
と、微笑む瀬名さま。
えっ、ここは何処なの？
岡崎に入れてるの？
と、一瞬思ったけれども、当然そんなはずはなく。
「築山殿は岡崎城の城外築山と呼ばれた場所で暮らしていたといいます」
としか語らず、なぜ「築山殿」なんかになっちゃったのか説明のない「紀行」に違和感。
築山殿はなりたくて築山殿になったわけではなく、この時は岡崎に入れぬまま軟禁状態なんだけどね。
こうして家康が城外に来て、膝の上でラブラブしてくれていたのならいいよね…。
ドラマだけれども、こういう事があったかもと思わせて貰えて、ちょっと救われた。
井伊のことだけはくれぐれも。
と、家康に念押しする瀬名姫。
絶対にこの大河では悪女での最期はないな…。
さて。
知らぬ男と縁組する新野の桜のために、わざわざ事前調査してやる殿であった。
どうか、井伊様には泥舟から逃げ出すばかりではなく、泥舟を今一度堅い舟にする事もお考え頂けませぬでしょうか。
言うは易いが人というのは弱いものじゃ。
さて戦となり己の命すら危ういとなった時に、忠義を貫き通す自信があると我には言い切れぬ。
庵原殿は自信がおありか？
ございます。
ほう、それは何故。
忠義を貫く事こそが生き延びる道であるからにございます。
最後まで忠義を尽くした者こそ敵にすら惜しいと思われるのではございませんでしょうか。
こうして、助右衛門朝昌は直虎のおめがねに適うのだった。
「3人のパパ」に出演中で子育てもバッチリ。
あの。
庵原様は、もし直虎様が嫁げと言われれば嫁ぎたいと思われるようなお方でございましたか？
その…年の釣り合いなどは考えずにでございますよ。
無礼な！
我はまだ若いし、年よりも若う見えるし。
領主でなければ迷わず嫁ぎたいと思うたわ！
にんまり笑ってそう言ってやる直虎である。
イケメンだったしな！！
↑大事なところなので、ちゃんと報告してください。
縁談と親心。
乳母の たけが老いたために去り、替わりに瓜二つの うめを置いて行った母心エピは…正直あんまりどーでもいい。。
一つ桔梗の縁談も取り持ってはくれぬか。
桔梗殿の。
そなたの今川への忠勤ぶりとも見せかけられようし、こちらから動く事で嫁ぎ先の舵を握る事もできよう。
今川の家臣にございますか？
北条じゃ。
北条ならば今川の唯一の味方。
今川に怪しまれる事もなかろうし、できれば動きを知りたいところではある。
…なかなかよろしきお考えかと。
井伊の女の幸せをきちんと見守りつつ、駒としても使うと。
そういう所は見せてくれるようで。
※キャスト
井伊直虎（おとわ）… 柴咲コウ（子役期：新井美羽）
井伊直盛 … 杉本哲太
千賀 … 財前直見
井伊直平 … 前田吟
井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親（亀之丞） … 三浦春馬（子役期：藤本哉汰）
しの … 貫地谷しほり
井伊直政（虎松） … 菅田将暉（子役期：寺田心）
中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ … 梅沢昌代
小野政直 … 吹越満
小野政次（鶴丸） … 高橋一生（子役期：小林颯）
小野玄蕃 … 井上芳雄
なつ … 山口紗弥加
奥山朝利 … でんでん
奥山孫一郎 … 平山祐介
奥山六左衛門 … 田中美央
新野左馬助 … 苅谷俊介
あやめ … 光浦靖子
桔梗 … 吉倉あおい
桜 … 真凛
高瀬姫 … 高橋ひかる
鈴木重時 … 菅原大吉
近藤康用 … 橋本じゅん
菅沼忠久 … 阪田マサノブ
瀬戸方久 … ムロツヨシ
南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重
甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行
今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真（龍王丸） … 尾上松也（子役期：中川翼）
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
関口氏経 … 矢島健一
庵原朝昌 … 山田裕貴
岩松 … 木村祐一
佐名 … 花總まり
徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒（子役期：丹羽せいら）
竹千代 … 吉田海斗
石川数正 … 中村織央
松下常慶 … 和田正人
龍雲丸 … 柳楽優弥
モグラ … マキタスポーツ
力也 … 真壁刀義
カジ … 吉田健悟
ゴクウ … 前田航基
中村与太夫 … 本田博太郎
織田信長 … 市川海老蔵
語り … 中村梅雀
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男
公式サイト http://www.nhk.or.jp/naotora/
【おんな城主 直虎】
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コメント
おんな城主直虎 第24回「さよならだけが人…
昨日のうちに書きたかったんですが書けず、今日も今日とてやっぱり時間が無く(^^;)、急ぎ足ですが 感想、書かせてくださいませ。いや、まずはですね。まぁ、あの、ストーリー本の立…
巨炎さん
＞面白い時とそうでない時の落差はありますが「官兵衛」よりは上かな…。
個人的にはつまらない時の酷さはすでに「花も」以下です(爆)
財前さんは大河なら北条政子のイメージが、民放では「家族狩り」の恐いイメージが抜けず…
政次と囲碁を打ちながら太守らしい考え方を身に着けるのはイイ演出。
面白い時とそうでない時の落差はありますが「官兵衛」よりは上かな…。
＞直虎の母は懐かしげに微笑む。
2004年頃のSPドラマ「大友宗麟」の時は嫁いだ夫の浮気相手を焼き殺し
勢い余って自身も発狂しておりました。（動画検索したら多分、観れます）
「カーネーション」で揚げ過ぎた豚は、あの時の仕返しに見える。
おんな城主 直虎 24話「さよならだけが人生か？」
公式サイト 直虎（柴咲コウ）からの仕官の誘いを断った龍雲丸（柳楽優弥）。一方駿府
大河ドラマ『おんな城主直虎』第二十四回
「さよならだけが人生か？」内容龍雲丸（柳楽優弥）が、井伊家への仕官を断りを入れてくる。まさかのことに直虎（柴咲コウ）だけでなく、井伊家の家臣達、そして龍雲丸の一味の者たちも愕然とする。だが同時に、直虎は、龍雲丸の生き様に、少なからず感銘を受けるのだった。 その後、直虎は、領内を豊かにすべく、領民に様々な施策をするように。その噂は、周辺に広がり、徐々に領内に人が集まりはじめる。 一方、駿府では、同盟を破った武田に対し…
おんな城主 直虎 第24回「さよならだけが人生か？」
大河ドラマ『おんな城主直虎』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第二十四回「さよならだけが人生か？」 あらすじ・・・・・・・
おんな城主直虎 第24回～直虎、ついに一人前の領主に！ 「なかなか、よろしきお考えかと」
ついに直虎（柴咲コウ）が一人前の領主になった！ 直虎、覚醒！ 待ってたんですよ、この時を！ 自分が今川に評価されていることを知って、直虎は言う。 「阿呆なおなごが治める取るに足らない所と見なされておった方が、よほど井伊は動きやすいではありませんか…
大河ドラマ「おんな城主直虎」 ＃２4 さよならだけが人生か？
いよいよ信長登場。
おんな城主 直虎「さよならだけが人生か？」
龍雲丸（柳楽優弥）に、士官への誘いを断られ、落胆する直虎（柴咲コウ）でも、民衆に、読み書き、薬草の選び方、などを教え、井伊の女領主の話は評判に。人々も集まりはじめました。政次（高橋一生）とも「をを、やはり、ここにおったか」と、ちょっといい感じに。氏真（尾上松也）は、領内の引き締めのため、政次（高橋一生）に対して、新野家の三女・桜（真凛）を今川家重臣の庵原家へ嫁がせるよう命じます。まだ若輩者・時代の松平家康（阿部サダヲ）が、妻の瀬名（菜々緒）の膝で、ゴロゴロ噂話をしていて、親密そうでした。岡崎では緊張…
ＮＨＫ大河ドラマ「おんな城主 直虎」第24回「さよならだけが人生か？」
さよならだけが人生か！「か」ですねえ。「だ」でも「さ」でもなく、「か」って事は・・平田オリザ先生の脱力系な傑作と言われる伝説の舞台をもじってらっしゃるのでしょうかああ～？
大河ドラマ「おんな城主 直虎」生き残る為の決断２４直虎は今川の縁談話を受け入れたがその裏で北条とも縁談話を進めて不測の事態に備えた
大河ドラマ「おんな城主 直虎」第２４話は直虎の仕官を龍雲丸は断った。龍雲丸は性に合わないという一言に直虎はガッカリする。その頃今川は同盟を破棄した武田家への報復として塩 …