【西郷どん】第34回 「将軍慶喜」感想


将軍家茂が21歳の若さで亡くなる。慶喜(松田翔太)は周囲の予想を覆し将軍の座につく。

間もなく孝明天皇が崩御。吉之助(鈴木亮平)と一蔵(瑛太)は岩倉(笑福亭鶴瓶)と共に有力藩主たちで四侯会議を開き幕府をけん制しようとするが、慶喜にうまくあしらわれてしまう。

さらに慶喜はフランス公使ロッシュと結び軍事支援を取りつける。

その裏側に慶喜の危険な取り引きがあることを知った吉之助は、ついに武力討幕を決意する。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第34回 「将軍慶喜」

「慶応2年6月。
世にいう第二次長州征伐が始まりました。

幕府は十万の兵を率い、僅か3500の長州に襲いかかったのです。

ところが長州は薩摩から入手した最新鋭の武器で奇襲を仕掛け、数で勝る幕府軍に次々と勝利していきました。

そして、その戦のさなか……。」

っつーことで、アバンで第二次長州征伐が終わり、将軍・家茂が亡くなったとです。(もうどこの言葉だか分らなくなってきた)

顔色が悪すぎて、本当に毒殺されたようだ……。家茂の臨終を見守る家茂の図。
 家茂

 

そして、アバンが終わると今度は天子さま崩御。

何せ、モテモテだったから、あちこちで顧客が泣いてるでMOS.

天子様がお隠れになってつらいのは岩倉様だけではありません。

そうかもしれんな…まろだけやない。お前らも民草も……将軍も。

さようにございます。

慶喜公とて、まさかこんな事になるとは夢にも思わなかったはず。

 

新しい帝はまだ年若い上、幸い慶喜公の息がかかっておりません。

畏れながら今こそこれまで懇ろだった朝廷と幕府を引き離す好機かと……。

 

と、ここを利用して幕府と天子さまを引き離せと進言する大久保。

 

ここから怒涛の四侯会議である。

 

今日の「西郷どん」は、かなりすごい。

アバンで家茂が、アバン後には孝明天皇がお隠れになり、将軍職に就いた慶喜はラストには将軍やめるってよ。

 慶喜

 

西郷どんは慶喜がフランスに薩摩割譲を目論んでいると知り、「日本の危機!」と大慌て、その実、その話はフランス語を知らない将軍のご側室が会話の中で「サツマーーサツマーー言ってるで」と聞いたのが切っ掛け。つまり慶喜の薩摩割譲、ただの風評被害!!

しかもしかも、その話は、どうして将軍の側室がそんな身軽に京をフラフラしてんのって町中で聞いたのである。

 ふきどん

まぁね……慶喜は将軍になったけれども、実は正室の美賀さま含めご側室も大奥入りはしていないんですよね。「ふきどん」は「およし」さんであり、本来は新門辰五郎の娘なので外の妾らしいのですが、随分と大事なシーンでいつも邸内にいるし~~。やっぱり町をフラフラしてちゃ駄目だよねぇ。

えっ……つまり、戊辰戦争の切っ掛けは ふきどん の茶飲み話!!

 

ふきどんのせいで会津の人たちがあんな死に方をしなきゃならなくなったとは……もう恨んでも恨み切れない展開。

 

四侯会議は何だか国父さまがオタオタしてるだけで終わるしね。

ちなみに将軍、久光さまのこと「国父どの」って言っていたけれども、前にも書いた気がするけれども、別に薩摩の父であって、国の父でも幕府の父でもないんで、余所の人は国父とか呼ばないんで。

現・島津家ご当主もお怒りである。

ちなみにだらけだけれども、久光さまは今上天皇の御先祖にあたる。もう少し敬意を払ったら……NHKなんでっ。

四賢侯の写真がちゃんと残っているのは胸熱。
http://datehaku.blogspot.com/2017_12_17_archive.html

 

慶喜公がのう、異国に日本を切り売りしようちしちょっ。

もう腹をくくるしかなか。
武力をもって徳川を討つ。
威圧するだけじゃやっせん。

吉之助さぁ……。
決めたら後には引けんど。

もう決めた。
向こうは捨て身じゃ。 
こっちも覚悟を決めんにゃ幕府は倒せん。

まぁ、何にせよ、瑛太と亮平さんの芝居の熱さで、つい良いもの見てるような気分にはなる……。

 

岩倉まろの協力でねつ造・詔が出来上がり。そして、ねつ造・錦の御旗も出来上がるのだよね……ああ、『新選組!』や『八重の桜』を思い出すと鶴瓶が憎いっ。

きばれ、会津!!(あっ、なんか違う……)
 ねつ造

 

ねつ造した詔を持って、さぁ、慶喜ぶっころs……と思っていたところへ、アッサリと大政奉還され、矛先を納めきれなくなった薩摩。
 大政奉還

でも、ぶっこr……。

 

……という34回でした。
流れ、早っ。

このドラマについてひと言ふた事書きたい方はぜひどうぞ。

https://dramarevue.cinemarev.net/2018-4/segodon/

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
西郷(岩山)糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
市来琴(西郷琴) … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
西郷鷹 … 原舞歌(子役期:石井心咲)
西郷桜子 … 西郷真悠子
西郷小兵衛 … 上川周作
西郷園 … 柏木由紀
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … 美村里江(ミムラ)
大久保彦熊 … 遠藤颯
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
中山尚之助 … 天野義久
堀次郎 … 鬼塚俊秀
川路利良 … 泉澤祐希

坂本龍馬 … 小栗旬
後藤象二郎 … 瀬川亮
お龍 … 水川あさみ
中岡慎太郎 … 山口翔悟

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀

勝海舟 … 遠藤憲一

平岡円四郎 … 山田純大
中根雪江 … ヨシダ朝
江藤新平 … 迫田孝也
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
伊藤博文 … 浜野謙太
大村益次郎 … 林家正蔵
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治

堀田正睦 … 朝倉伸二
松平忠固 … 野添義弘
水野忠央 … ホリベン
山内容堂 … 大鷹明良
伊達宗城 … 長谷川公彦
松平容保 … 柏原収史
徳川慶勝 … 小宮孝泰
松平伯耆守 … 山田明郷
阿部豊後守 … 佐藤尚宏
山岡鉄舟 … 藤本隆宏

近衛忠煕 … 国広富之
孝明天皇 … 中村児太郎
近衛忠房 … 大窪人衛
中川宮 … なだぎ武
岩倉周丸 … 福山康平

岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. くう より:

    巨炎さん
    >ふきどんの告げ口で「民のため」を繰り返していた西郷が挙兵の覚悟を決めるってねぇ…

    この大河では「ふきどんの立ち聞きのせい」ですよね(笑)明らかに。

    >「平清盛」では武士の世を創るために権力を志向していく主人公が民意から
    次第に離れていく様が

    やはり脚本力の差でしょうか……。民視点はほぼどんな大河も失敗の傾向にあるようで。

    >会津が接触を試みたのはドイツらしい

    ドイツ人から武器を購入しているんですよね。「八重の桜」でも出て来ていたような。

    しかしイギリスから最新の武器を購入する薩摩のような資金はなく。やはり戦争も金が強い!

  2. 昼寝の時間 より:

    西郷どん感想メモ 33・34話

    公式サイト こうして薩摩が明治維新のリーダーシップを取って行くのでした・・・1話

  3. 巨炎 より:

    追記というか訂正

    幕府についていたのはフランスですが会津が接触を試みたのはドイツらしいですね。

  4. 大河ドラマ『西郷どん』第三十四回

    「将軍慶喜」内容慶応二年、慶喜(松田翔太)は、長州征伐に踏み切る。十万の兵を揃えた幕府軍の圧倒的な勝利と思われたが、薩摩から手に入れた最新鋭の銃により、長州は善戦。そんななか、将軍・家茂(勧修寺保都)が急死し、幕府は戦いを辞めざるをえなくなってしまう。戦いの終結。吉之助(鈴木亮平)一蔵(瑛太)は、岩倉(笑福亭鶴瓶)のもと訪れる。そこには、幕府方の交渉係として長州から戻ってきたばかりの勝海舟(…

  5. 西郷どん 第34話「将軍慶喜」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第34回「将軍慶喜」  あらすじ・・・・・・・

  6. NHK大河ドラマ「西郷どん」第34回「将軍慶喜」

    家茂様が将軍になられた時点で、次代将軍になる目はなかったんだと思うんですよ、慶喜様~。しかもしかも、しかもたぬきもいのししも!将軍様も様も天子様も崩御される頃、幕末の政治情勢は波乱の展開となる予感~。

  7. 巨炎 より:

    佐幕派ドラマではスルーされる会津が日本の一部をフランスに割譲して
    薩長に対抗する力を得ようとした説が元ネタなのでしょうが、
    (倒幕派ドラマでは孝明天皇謀殺説がスルーされるので、お互いさま)
    ふきどんの告げ口で「民のため」を繰り返していた西郷が挙兵の覚悟を決めるってねぇ…。

    「平清盛」では武士の世を創るために権力を志向していく主人公が民意から
    次第に離れていく様がオリキャラの兎丸支視点で上手く描けたものでしたが。

  8. 大河ドラマ「西郷どん」 #34 将軍慶喜

    岩倉の家になぜか勝海舟が。 家茂死去というこの一大事なのに、なんで??

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