【西郷どん】第33回 「糸の誓い」感想


薩長同盟が結ばれた直後、寺田屋で襲われ負傷した坂本龍馬(小栗旬)は薩摩藩に保護されお龍(水川あさみ)とともに療養のため鹿児島に渡り西郷家を訪ねる。糸(黒木華)は、龍馬とお龍の奔放で大胆な行動に驚かされる。

吉之助(鈴木亮平)といまだに夫婦らしい時間を持てていない糸は、お龍の龍馬へのまっすぐな愛に心を動かされる。

一方、幕府が第二次長州征伐に動き出す中、薩摩藩はイギリス公使パークスを迎えることに。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第33回 「糸の誓い」

アバンから『龍馬伝』始まったかとおもたYO……。
 segodon-33おりょう

 

慶応2年(1866)1月23日。(1866年3月9日)

京で伏見奉行・林忠交の捕り手により、坂本龍馬は襲撃された。有名な方の寺田屋事件。

入浴中だった龍馬の妻・おりょうさんが裸で階上に駆け上がり、龍馬に危機を知らせたという話。

 

さすがに水川あさみちゃんにオールヌードは無理。(いや、誰でも無理。NHKなんでっ)

拳銃を構えた両手指を斬られてケガをした龍馬は長州の三吉慎蔵と共にその場を逃れ、おりょうは薩摩藩邸に助けを求める……。

龍馬伝のおりょうさんはもう少しはだけてた。
 segodon-龍馬伝おりょう

 

龍馬も大ケガして瀕死の状態で逃げたものの、彼も捕り手を2人も撃っち殺しているので、以降立派なお訊ね者である。

 

坂本さぁ、薩摩に行ってもらえんじゃろか。

実は吉之助さぁが急ぎ薩摩に戻る事になって。
いや、ついでという訳ではなかどん、坂本さぁは薩摩でかくまった方が安全かち思ってのう。

 

えいぜよえいぜよ!
また西郷さんの家に行けるぜよ。

ということで……

3月10日に薩摩に入り、温泉ざんまい。

高千穂に登り天逆鉾を引き抜くという「誰もやってない事は面白い」とかじゃなくてやっちゃダメないたずらまでする……(え、いたずらじゃない?豪快?いやいや暴力やろ…)ちょっとバカップルっぽい日本初の新婚旅行である。(近年、日本初の新婚旅行は帯刀夫妻だともいわれとりMOS.)
  龍馬とお龍

 

そうして小松帯刀邸ではなくて、西郷さぁの家で世話になる龍馬とおりょうである。(なぜって主人公だから)

本当は小松さぁ夫妻と触れ合っていたはずの龍馬さんですが……仕方ないです、主人公だから。
 segodon-33篤姫小松夫妻と龍馬夫妻

 

本日は、ここで、「妻たちの西郷どん」みたいな展開が繰り広げられもうす……。

 

糸さぁ、お子ができんこつを気にされちょっとですか?

そげんこつ…。

そら、試してみな分かりまへんえ。
ほら下手な鉄砲も何とやら言いますやろ。

とか、

お糸はん、3番目の妻なんやてね。
1番目と2番目はどないしはったん?

とか、おりょうよ……。

物おじせずにズバズバ言っちゃう性格っていうよりは、もうただただ考え無しで失礼だよね(笑)

こんなヤンキーな感じの龍馬夫妻の自由さに感化され、また、自分の旦那さまも龍馬のように死と隣り合わせに居るのだと実感し……

糸どん。
おいは一度死んだ人間じゃ。
そいを分かってくいやい。

愛加那はおいを再び生かしてくれた。

愛加那がおらんかったら、おいの心は今も死んだままじゃった。

愛加那はそげな女子じゃ。

 

とか旦那に言われて、とにかく夫の子を作ろうと糸どんが決意するまでの物語。(ちょっと違う)

 

政治的には、長州征伐を断る方針の薩摩と、英国公使パークスをもてなして、薩摩との関係を強固にする方針のための西郷パークス会談。

いくら主人公の家だっちゅうても、饗応のための準備までも西郷家でやってるの、ちょっと意味が分からない……いや、準備は会社でやって。

おかげで接待のパーチーも西郷家でやってるのかと一瞬思っちゃったよ。(ナマコがメニューにあったのは史実らしい。ウナギはどうした。)

 

英国船に乗り込んだ吉之助さぁが

薩摩藩家老、西郷吉之助でごわす。

と名乗るのを、いつ家老になったのだと不思議に思っている視聴者も多いよね……絶対多いよね……。

実はこのちょっと前に、対長州策で藩内をまとめたなどの手柄を認められたのか、家老格に昇進している。(でも、「家老」と名乗って良いのかどうかはちょっと分りません。たぶん、ダメじゃね……)

 

あなた方の腹の内をお聞きしたい。
なぜ国の王が将軍と天子様の2人いるのだ?

とパークス。

幕府は天子様の下に政を行ってまいりました。
しかし今は腐り切っております。
誰も幕府の言う事を聞きません。

私は、ただ知りたい。
誰と話せば交渉ができるのか。

薩摩です。
薩摩が天子様の下にこの国をまとめてみせもす。

 

やばい……薩摩が王になりもした……。

本当にできるのか?

この西郷がやります。

パークス殿。
民をないがしろにする幕府のやり方では立ち行きもはん。

それはあなた方の国でも同じではごわはんか?
 segodon-33英国船

 

これで、どうしてパークス殿が初対面の西郷をそんなに信じてくれたのか。

よく分からないまま、でも、「西郷さんのおかげ」で進んでいくのが、もうデフォ。

 

きばれ……パークス殿。

 

とりあえず。

糸どん、ご懐妊おめでたい。

このドラマについてひと言ふた事書きたい方はぜひどうぞ。

https://dramarevue.cinemarev.net/2018-4/segodon/

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西郷 隆盛(さいごう たかもり、旧字体: 西鄕隆盛、文政10年12月7日(1828年1月23日) - 明治10年(1877年)9月24日)は日本の武士(薩摩藩士)・軍人・政治家。 ー薩摩藩の下級武士であったが、藩主の島津斉彬の目にとまり抜擢...

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
西郷(岩山)糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
市来琴(西郷琴) … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
西郷鷹 … 原舞歌(子役期:石井心咲)
西郷桜子 … 西郷真悠子
西郷小兵衛 … 上川周作
西郷園 … 柏木由紀
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … 美村里江(ミムラ)
大久保彦熊 … 遠藤颯
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
中山尚之助 … 天野義久
堀次郎 … 鬼塚俊秀
川路利良 … 泉澤祐希

坂本龍馬 … 小栗旬
後藤象二郎 … 瀬川亮
お龍 … 水川あさみ
中岡慎太郎 … 山口翔悟

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀

勝海舟 … 遠藤憲一

平岡円四郎 … 山田純大
中根雪江 … ヨシダ朝
江藤新平 … 迫田孝也
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
伊藤博文 … 浜野謙太
大村益次郎 … 林家正蔵
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治

堀田正睦 … 朝倉伸二
松平忠固 … 野添義弘
水野忠央 … ホリベン
山内容堂 … 大鷹明良
伊達宗城 … 長谷川公彦
松平容保 … 柏原収史
徳川慶勝 … 小宮孝泰
松平伯耆守 … 山田明郷
阿部豊後守 … 佐藤尚宏
山岡鉄舟 … 藤本隆宏

近衛忠煕 … 国広富之
孝明天皇 … 中村児太郎
近衛忠房 … 大窪人衛
中川宮 … なだぎ武
岩倉周丸 … 福山康平

岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. 『西郷どん』、史実改変はよくないって(第31~33回)

    皆さんこんばんは。今回は今年の大河ドラマ『西郷どん』第31~33回の感想です。まずはあらすじ。元土佐藩士の坂本龍馬(小栗旬)を伴って薩摩へ帰国した西郷吉之助(鈴木亮平)。薩摩では大久保一蔵(瑛太)が国父島津久光(青木崇高)の説得に成功し、薩摩は長州征伐に参加

  2. 西郷どん 第33話「糸の誓い」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第33回「糸の誓い」 あらすじ・・・・・・・

  3. くう より:

    -d-さん

    レスが一週回っちゃってすいません。

    >ミホ先生 歴史考証の方に助けられながら苦手の歴史部分を書いておられると推察しもすが
    幕長戦の流れを理解しているのか分かりもはん。

    考証の先生も、あまり出る幕ないかも知れないってほど、教科書に載っていない範囲のことは適当に飛ばしている感じですよね^^;いつか考証の先生がどんな気持ちでアドバイスしてきたのか伺ってみたい。

    >おにぎり大河も酷かったけど序盤はそれなりに幕末の緊張感がありましてよ

    あーー……初回は本当に感動したんですよね。ファンタジックでダイナミックな松陰せんせー。あれは、また別の次元の酷さがーー……^^;

    >世界情勢が早急な近代化を余儀なくしたこと、佐幕討幕ともに懸命に生きた時代だったこと
    これを無視して 西郷さぁさえ目立てば良しでは大河としてしんどいでしょう。

    主役のおかげさまになる大河は多いですが、情勢は分かるように描かないと、視聴者は戸惑いますよね。特に幕末はそれぞれの立ち位置も複雑ですし。

    一応、国父さまとか慶喜とか反発する人はいるんだからいいじゃないのって事なんですかね。悩ましい^^;

    訂正、心得ました!!

  4. くう より:

    巨炎さん
    >こんなんで話が纏まるなら交渉や企画プレゼンで苦労する人なんか、いねーべ

    全体的にラブストーリーが何とか進めばそれでいいもすって感じですよね。

    西郷夫妻のための龍馬夫妻って話でした。(長州征伐は34回のアバンで終了しちゃいましたね^^;)

  5. -d- より:

    「軍神」と書きましたが「武神」の方が適当かと  訂正いたします。

    くうさま ありがとうございます。いつも楽しく拝読させて頂いております。

  6. -d- より:

    楽しく食卓を囲む現代家族とゲストのバカップルw 私も生暖かく観ておりました~
    ミホ先生 歴史考証の方に助けられながら苦手の歴史部分を書いておられると推察しもすが
    幕長戦の流れを理解しているのか分かりもはん。
    それでもパークスとサトウがそっくりで、テンション一時あがっちゃいました♪
    けど、トラストミー言われて「西郷を信じます」の剛腕パークスって 阿呆すぎや(爆)
    また西郷の人徳で問題解決でMOS。。。ラブパート削ってちゃんと交渉みせてよ~

    おにぎり大河も酷かったけど序盤はそれなりに幕末の緊張感がありましてよ
    西郷どんは 戦争中ですらホンワカなのは、家族で観る幕末ホームドラマとして狙い通り?
    どうしても博愛主義?の天下の軍神が「民の幸せの為に」討幕を進めるのは、無理があろうがー
    幕藩体制の下で奇跡のような循環社会が確立しておりエコで貧しくはあったが不幸じゃなかった。
    世界情勢が早急な近代化を余儀なくしたこと、佐幕討幕ともに懸命に生きた時代だったこと
    これを無視して 西郷さぁさえ目立てば良しでは大河としてしんどいでしょう。

  7. 巨炎 より:

    真の正妻である大久保どんが話の中心にくると割とマトモになるのに、やっぱり「西郷どん」。
    島に現地妻を作っておいて京に妾云々を今更、言う?
    第二次長征の顛末は中途で丸投げだし
    西郷の言っている事には内実が全く伴っていないし、
    こんなんで話が纏まるなら交渉や企画プレゼンで苦労する人なんか、いねーべ。

  8. 大河ドラマ『西郷どん』第三十三回

    『糸の誓い』内容坂本龍馬(小栗旬)の仲介で、吉之助(鈴木亮平)ら薩摩は、長州と同盟を結ぶ。その2日後のこと。伏見の寺田屋に逗留していた龍馬が、奉行所の捕り方の襲撃を受け、負傷する。事態を知った吉之助は、龍馬と妻・お龍(水川あさみ)を一旦、薩摩屋敷に匿う。薩摩に帰る吉之助は、2人を連れ帰るのだった。龍馬達を連れ帰ってきた吉之助に、驚く糸(黒木華)たち。ただ、仲睦まじい龍馬とお龍の姿を見た糸は、…

  9. NHK大河ドラマ「西郷どん」第33回「糸の誓い」

    ひとつ!腹ペコのまま学校へ行かないことー!…それはウルトラの誓いでしたか!こりゃ失敬!しかしまた、糸どんの誓いとは、今さら何を誓うんでしょうなあ~。

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