NHK朝ドラ【べっぴんさん】第133回(第23週土曜日)　感想

オイルショックによって日本の経済は大混乱に陥った。
すみれ（芳根京子）や紀夫（永山絢斗）は、キアリスの経営拡大に対し、今こそ慎重姿勢をとるべきだと訴えるが、健太郎（古川雄輝）だけは守りに入ることに反論を続ける。
一方、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった栄輔（松下優也）のエイスは、売り上げが下がり始めたことを理由に、古門（西岡徳馬）から見放され、資金繰りに失敗してしまう。
エイスは破綻し、社長の栄輔も…

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「べっぴんさん」第23週「あいを継ぐもの」　第133話

　　　

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。

日に日にUPが遅くなり、しかも短くなる「べっぴんさん」感想…
ま、もうあと20日くらいだし(笑)

 

昭和48年、オイルショックが起こり日本は空前の物資不足。
急成長を遂げて来たキアリスも一時歩みを止めた方が良かろうと紀夫の提案。

それに対し、娘婿は

待って下さい。
こんな時こそ引くのではなく、もっともっと供給すべく奔走すべきやと思います。
ピンチはチャンスなんです。僕にチャンスを下さい。
今までどおりやらせて下さい。
大きくなる会社は生き残る会社はこんな危機をものにできる会社やと思います。

 

と引かないカドショー洗脳っぷり。

すみれはついに、

健太郎君、ちょっといいかな？

今、必要なものは赤ちゃんのものやと思うの。
肌着・おしめ・パジャマ。
こんな状況でも笑顔にさせてやりたい。
そんなお母さんたちの気持ちに寄り添ってあげてほしいの。

 

と、キアリスの理念を再考させるアドバイスをするのだった。

「キアリスが好きだから」無理矢理入社試験に参戦してきたはずのケンちゃんだが、実家は製作所で息が詰まるとかキアリスのやり方は甘いとか新しいキアリスを作るのやとか、どこが好きだったのかよく解らない(爆)

 

きっとどんな状況でもベビーと子どもの物は需要がある。

需要…。

何をどれだけ供給するか考えたいと思います。

供給……。
　

 

まぁね…
でも、商売人としては、これでいいって気もするんだよね。

商売やってる限り、いくら「赤ちゃんのため赤ちゃんのため」と善行のように叫んだって「あげる」のではなく「売る」のだし。

キアリス自体だってベビーブランドとして他の子供服とは一線引くためにそれなりのお値段を付けてきたわけだよね。

赤ちゃんのための着心地のいい肌着だって、工夫した分のお値段はシッカリ取ってきたわけだよね。

それはやはり貧乏人には手が出ない程度のステイタスは誇ってやってきた…「全ての赤ちゃんのため」の物ではなかったよね。

ケンちゃんは、そういう綺麗ごとを取り払った物言いをしているだけで、まぁ…クールだし、本音でいいんじゃない？

(もっともキアリスの方々は天然セレブだから自分たちの発言が「全ての赤ちゃんのため」と信じているわけだが。。そこがこの方々の恐い所)

 

さて。エイスケくんである。

不況になればご時世の影響をモロに受けるのがブランドなどの贅沢品なわけで、カドショーに出資を打ち切られたエイスは倒産。

半ズボンの妖精・玉井は実は妖精ではなくて悪魔の手先で、エイスの経営状況を報告するスパイだったというオチ。
　　

 

へーーそうですかぁ…としか言いようがない…(このキャラに大して思い入れなくてゴメンナサイ)

 

仮に会社を残したとしても栄輔には更生法の枠組みの中でビジネスをやる能力はない。

自己破産してゼロになるんや。
そっから自由に発想して一から始めるんや。

 

というキアリスのご意見番・キヨシのアドバイスに従い、しばらく潔の所に世話になることにした栄輔くん。

…キヨシの家が、もう、家出人の駆け込み寺みたいになってます。。

 

実際には、モデルのVANが倒産したのは石津謙介さんが67歳の時。
そこからの再生で、この話は年寄りにこそ勇気や元気を与えるエピだと思うんだけどなぁ…。
(それこそ「年よりも働け国策」の狙い通りじゃん、NHKさん)

どう見ても永遠の若者たちがビジネス回してる風にしか見えないから残念だよね。

ちなみに、この時、キヨシのモデルである尾上清さんも同じ年である。

今、これ、結構なお年寄り物語なんですよ…実際は。。

　

　
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子（子役期：渡邉このみ）
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗（子役期：玉山詩）
小野明美 … 谷村美月（子役期：坪内花菜）
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子

村田(田坂)君枝 … 土村芳

坂東さくら … 井頭愛海(子役期 : 乾沙蘭→河上咲桜→粟野咲莉）
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子（子役期：内田彩花）
野上潔 … 高良健吾（子役期：大八木凱斗）
野上正太 … 吉田陽登

小澤勝二 … 田中要次
小澤龍一 … 森永悠希（子役期：森本凜→原知輝）
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
村田健太郎 … 古川雄輝（子役期：池田橙哉→南岐佐）
足立武 … 中島広稀
中西直政 … 森優作
西城一朗 … 永瀬匡
小山(高西)悦子 … 滝裕可里
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子

河合二郎 … 林遣都
山本五月 … 久保田紗友
大村すず … 江波杏子
古門充信 … 西岡徳馬

岩佐栄輔 … 松下優也
坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親

大島保 … 伊武雅刀
大島いつ子 … 前田美波里
小山小太郎 … 夙川アトム
浮島時子 … 畦田ひとみ
浮島時久 … 中川浩三
玉井 … 土平ドンペイ
根本 … 団時朗

坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤

坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美

ナレーション(語り) … 菅野美穂

※スタッフ

脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子

主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

 

 

 

 

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