私を理解したような口、利くな!
死が2人を分かつまで、あなたは私から離れられない。
約束どおり私に病院を買いなさい。
患者だけじゃなくて全てを支配するのが私の望みなの。
結婚して幸せな家庭を築きましょう!
オトナの土ドラ 真昼の悪魔 第6話「「復讐」悪魔への反撃のシナリオは?」
助けて……。
えええ……
葉子さまが、そんなお気の弱い発言をしてしまわれるとは……。。
最終回に向けて、ちょっと不安になってきた。
『火の粉』の武内さんみたいに最終回前になって突然葉子さまがグダグダになっていくのはイヤだからね。
先週…
ドッグによって脳腫瘍が判明した神父さまのその後はスルーしたまま。
関東女子医大付属第三病院から脱走した難波くんをホテルの一室に匿う芳賀さん。
軍資金は、もちろん「大塚銀行ATM」です。
俺は難波さんを一度裏切っちゃいましたから、これはその償いだと思ってください。
と言うが、芳賀さんの目的は丸っきり解らない。
じゃあ一つだけ情報をあげます。
大河内先生は大塚って男と婚約してます。
早く別れさせないとヤバいですよ。
というセリフから、どうも葉子さまを大塚と別れさせるために使いたいみたいだけれども、難波くんが使い物にならないことは(あ、言っちゃった)全視聴者了承済みである。
そんなことくらい芳賀さんも解ってるだろうに…。
しかし、難波さんも同じく半信半疑ながらも、今は芳賀さんに匿われているしかないのでした。
その頃、第三病院に1人の偏屈な老人が訪れます。
闇市のボス、根岸。
…違う。
大塚さんの父親、大塚陽一。
腎不全によって余命わずかなこの老人は、息子の嫁になる女を見に来たのでした。
俺は世の中金があれば何でもできると言ってきた。
ところが人は言うんだ。
命は金で買えないと。
命は金で買えなくても、死に方は金で買えるんだ。
その意味、医者のあんたなら分かるだろ?
分かります。
死に方のご要望があればおっしゃってください。
かくして、息子の甘さに辟易としている現実主義の老人は、クールな嫁に好感を持ち、すっかり意気投合したつもりになったのでした…。
すごい「死に方」を買ってしまったとはまだ気づかないお父様である。
大塚さんとお父さまの親子仲は大変悪く、
子供を産ませるならお前の遺伝子は排除しろ。
俺のDNAを受け継いだ子を産ませるんだな。
とか言っちゃう父親と、
親父が病気になってみんな喜んでるんです。
とか言っちゃう息子。
入院している間に関係はますます悪くなり、ついに父親は遺言を書き換えさせて、会社を息子に譲らない事にすると言い出します。
怒りに燃える大塚さん。
そこで葉子さまの出番です。
お父さまの具合がだいぶ悪くなった晩、葉子さまは夜中に大塚さんを呼び出します。
お父さんを死なせることができます。
ある薬を投与して心臓を停止させれば
腎不全が進行して突然死したように 見えます。
何を言ってるんですか?
どのみち長くありません。
死期を早めるだけです。
「さっさとくたばれ」
あれ、素敵でした。
ギラギラとした笑顔の楽しそうな葉子さま。
「大河内葉子は殺人鬼」「お前はあの女の本性を知らない」「大河内葉子はまた人を…」
送られ続けていた中傷メールも葉子さま自身が送っていたメール。
理由はただ「面白い反応を見たかったから」
私は何人もの患者を 死なせた。
この病院であらゆる手を使って。
なぜ?
なぜみんな理由を 知りたがるんですか?
物事には理由がないこともあるでしょ?
強いて言うなら、私にはそれができるからです。
大塚さんの望むとおり、遺言状を書き換えられる前にお父さんを死なせることができます。
私たちの価値ある人生のためにお父さんの死期をちょっとだけ早めることがそんなに悪いことですか?
大塚さんは決断するだけでいいです。
ここで初めて大塚さんは葉子さまを拒否します。
親父に近づかないでください。
あんた狂ってる!
視聴者的には、初回で手に大針刺された時点で気づくべきじゃね…って感じだけど~……。
やっと気づいた時には後の祭りってやつです。
葉子さまの元には芳賀が来ていました。
自分が仕掛けた難波砲で葉子さまが大塚さんにフラれたと思ったからです。
大塚さんにフラれたからといって芳賀に行くわけではないのですが、芳賀の頭の中ではそうなっているようです。
殺人鬼&エセ悪魔&ストーカーです。
先生! どうして
俺じゃ 駄目なんですか?
針。刺させてくれたでしょ?
先生が望むならいくらでも……。
だから駄目なのよ。
怯えない人は、
つまんないんだもん。
そこで、芳賀さんは「怯えるため」に大塚さんに果敢に挑んでいきます。
葉子さまのために大塚さんからわざと乱暴を受け…。
大怪我した身体に、莫大電流のAED……。
心停止状態です。
心室細動を確認。これより電気ショック処置を施します。通電量最大ーーー……。
その棒読み、恐いから止めてぇぇぇ……。
芳賀さん、人生初めての「怯え」。。
あら…怯えた顔、できるじゃない。
放電。
芳賀さんを殺しかけて訴えられると思い込んだ大塚さんは、自分のために芳賀にトドメを刺してくれと葉子さまに懇願します。
あいつを 死なせてください。
あんな異常者のせいで僕の人生が狂うなんて、おかしいですよ。
僕はシャイニンググループの跡取りですよ。凡人じゃない。
価値のある人間なんです!
成長しましたね。
条件が あります。
お父さんも死なせて いいですか?
自分に都合の悪い人間を排除するならお父さんも同じでしょ?
どのみち、もう長くはないんです。
今回はもう1つオチがあります。
お父さまが遺書を書き換えて大塚さんを後継ぎにしないと言い出したのは「クールな運営者」でいられるかどうかのテストだった。
大塚さんはテストに合格したのでした。
俺の血を受け継いでいたか。
安心した。
葉子さん。 まだ1年ほど時間はあるんだろ?
俺はできる限り生にしがみつくぞ。
死ぬまでにあいつに俺の帝王学の全てを教える。
早く ドッキリだと伝えてやりたい。
しかし、悪魔の世界にドッキリはありません。
ごめんなさい。
私、1年待てないんです。
時間がないかもしれないから。
倒れたり、血液検査を秘密で頼んだりしている葉子さまは、どうやらご病気のよう。
うーーん……
これは~~病気で死んじゃうENDが見えてきました。
あんまりスマートじゃないヤツ。。
そうじゃなくても、
あなたは病院という狭い世界で患者という弱者を手に掛けているだけです。
あなたは神に挑戦する器ではありません!
とか言わせちゃって、まるで難波くんなんかにやられそうな空気出してるし。
芳賀さんが案外簡単に居なくなっちゃって、ウザい手下は1人消えたけれども。
普通ーーに考えたら、難波くんも生きているし、吉田部長や渡来さんも健在だし、これが計画通りじゃなければ葉子さまって随分とツメの甘い悪魔ですよ。
この辺、もう原作からはだいぶ離れたようですが、どうするつもりなんでしょうね。
悪魔は埃のように人の生活の中に入り込んでいる。
もしかしたら、葉子さまにスイッチ押されたみんなに少しずつ悪魔は潜んでいるのです…みたいなオチだったらイヤだなぁ。
少なくとも、あんなボケボケの難波くんや神父さまなんかに葉子さまがやられちゃうラストだけは止めてぇ…。。
個人的には、葉子さまの行動を全て知っても全く怯まない浅川辺りが実は本物の悪魔なのかも…と、思ったりしています。
とにかく、葉子さまが簡単に負けないラストを希望~。
ある日病院に、わがままで尊大な老人男性が診察に訪れる。
葉子(田中麗奈)はすぐに、この患者が婚約者の大塚(大倉孝二)の父親だと見抜く。
大塚の父親も、包み隠さずはっきり物を言う葉子を気に入り、葉子を担当医にして入院することを決める。一方、病院からの脱出に成功した難波(中村蒼)は、変装して待ち伏せし、自分を裏切った吉田(鈴木省吾)に殴りかかる。
しかし止めに入った渡来(福田ゆみ)の説得もあり落ち着きを取り戻すと、葉子への復讐のシナリオを練り始める。大塚の父は病状が進行し、余命は長くなかった。
しかし人を見下すような態度は相変わらずで、見舞いに訪れた大塚に対しても「俺が死んでもお前に会社は譲らない。遺言書は書き換える!」と言い放つ。
そんな父を見て怒りに震える大塚。
その大塚の感情の揺れを見逃さなかった葉子は、遺言書を書き換えられる前に死期を早める提案を持ちかける。鬱陶しい父親の存在に苛つく大塚。
酒を煽っていると、目の前に一人の男が現れる。
それは葉子への復讐に燃える難波だった。
意を決した難波は大塚に言う。
「大河内先生は人殺しです」。
しかしその様子を、遠くからじっと眺める葉子の姿が…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
※キャスト
大河内葉子 … 田中麗奈
難波聖人 … 中村蒼
芳賀明善 … 篠原篤
吉田誠 … 鈴木省吾
渡来倫子 … 福田ゆみ
浅川純 … 瑛蓮
大塚光 … 大倉孝二
大河内徳広 … 村井國夫
神父 … 伊武雅刀
※スタッフ
脚本 … 香坂隆史
演出 … 森雅弘
プロデュース … 遠山圭介、高橋史典、馬場三輝
音楽 … 大間々昂、兼松衆、田渕夏海
主題歌 … 倖田來未「On my way」
原作 … 遠藤周作「真昼の悪魔」
コメント
真昼の悪魔 第6話
第6話 『復讐』2017年3月11日 放送 ある日病院に、我儘で尊大な老人男性が診察に訪れる。葉子(田中麗奈)はすぐに、この患者が婚約者の大塚(大倉孝二)の父親だと見抜く。大塚の父親も、包み隠さずはっきり物をいう葉子を気に入り、葉子を担当医にして入院することを…
「真昼の悪魔」 第6話 復讐
芳賀(篠原篤)は難波さん(中村蒼)を病棟脱出させることに成功。 大塚(大倉孝二)を恐喝し得た金で面倒をみております。 なんか芳賀さんのスティック風佇まいが癖になりま …
真昼の悪魔 (第6話・2017/3/11) 感想
東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『真昼の悪魔』(公式) 第6話『復讐』ラテ欄『「復讐」悪魔への反撃のシナリオは?』の感想。 なお、原作小説:遠藤周作氏『真昼の悪魔』は未読。 塚(大倉孝二)の父・陽一(団時朗)が診察を受けに来た。率直な物言いの葉子(田中麗奈)を気に入った彼は入院を決める。その頃、病院から脱出した難波(中村蒼)は、葉子への復讐の…
真昼の悪魔 『復讐』
このドラマ、美しいデビルである葉子(田中麗奈)のサイコ・ドクターっぷりを見るのに尽きるのかもしれません。たしかに、病院では、医師が患者の生死を握る神ですもんね。ある日病院に、我儘で尊大な老人男性が。葉子(田中麗奈)はすぐに、この患者が婚約者の大塚(大倉孝二)の父親だと見抜きます。余命わずかの様子。でも、彼は、大塚に財産を残さない遺言を書く、と言い出し、それを阻止して、実行する前に殺害する決心をします。第一、お金のない人、バイバイな葉子さま、ですもんね。しかし、実は遺言書話は、はったり。余命1年なのに…