期間限定で百貨店へのキアリス出店を決めたすみれ(芳根京子)たちは、友人や知り合いに縫製や接客の手伝いを頼みつつ、百貨店でしか買えない目玉商品を考えていた。
そんな中、良子(百田夏菜子)の息子・龍一が、お店の情報を手書きしたカードをめちゃくちゃにしてしまう。
息子をしっかり叱らない良子を注意する明美(谷村美月)だったが、良子はその言葉に反発し、店内には気まずい空気が…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「べっぴんさん」第10週「商いの聖地へ」 第56話
※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
ほらね…
やっぱりこのドラマは人間の心を描くのが上手いわ。
今日なんてグサグサ刺さるもんね。
良子ちゃん勝二さん夫婦の子育ては、母は強く叱らず余所の人に任せて、父も育児から逃げている始末。
子供は走り回り暴れ回り好き勝手し放題で「謝る」ことも知らない。
こういう親子、本当に知ってる!!
ウチの子の幼稚園から中学まで一緒に居たわ。
こういう「自由な子」こそ発想が豊かで大物になる…という事もあるだろうが、子供の同級生の場合は小学校の時は学級を崩壊させ中学を卒業してからは公園でボヤを出して警察のお世話になった。
今はどうしているのかよく知らない。
母親は参観の時にも大暴れする我が子をオドオドと人影から見ていた。
今日の良子ちゃんと全く同じ表情で。
上手いなぁ、と思ったわ。本当に。
彼女は彼女できっとこんな風に子育てに悩み続けてきたのだろう。(たぶん)
どこかでプツンと切れた瞬間があったのかもね。
「これ以上怒ってもこの子にはきかないわ」って。
まぁ…良子ちゃんを見ている限りは叱らな過ぎだと思うけど。
「怒るよーーー」「怒れば――?」である。
子供が居ようが居まいが、明美ちゃんのように
良子ちゃん、こんな事したらあかんって言わな。
と言いたくなるよ。
明美ちゃんの言い方、全然きつくなかったわ。
では、ガミガミ怒鳴って躾ければいいのかというと。
我が家が実はそういう家である。
私自身が父親からガミガミ怒鳴られて育ったので子育てはそういうもんだと思っていたのだ。
結果、我が子がとてもイイ子かと言うと……
たくさんの問題を抱えています(爆)
人生は一度きりだから、子育てとは実験では済まない恐ろしい所業である。
正解などなく、親も悩んで大きくなる。
寂しいキヨさんのために さくらを保育園から離してしまう すみれも正解かどうかは解らない。
子育ての結果はその人の人生が終わる時まで解らないのである。
まさに神に与えられた一番恐ろしい試練よ。
だから、楽しめばいいよ。
子供が大きくなった時、その子が偉人になっていようが犯罪者になっていようが、母親に残るものは繋いだ手の小さい温かさや高い明るい笑い声の思い出だけなのだから。
頑張れ、良子ちゃん。
言い過ぎてもうたかなぁ。
言われ過ぎたけど…。
という明美ちゃんのタケちゃんとのウナギ妄想に、寂しくもホッコリしたわ。
親であるという苦行もあれば独りであるという苦行もある。
その立場に立たなければ、何が苦しみなのか理解は出来ない。
それぞれの幸せを祈った。
そんな回だった。
さて…
キアリスの「目玉」はオリジナルイラスト入りのお弁当箱に決まり。
ミスドやね。
欲しいと思うもんね。
出来上がりが楽しみよ。
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子(子役期:渡邉このみ)
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子(子役期:内田彩花)
野上潔 … 高良健吾(子役期:大八木凱斗)
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗(子役期:玉山詩)
小野明美 … 谷村美月(子役期:坪内花菜)
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子
村田(田坂)君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
足立武 … 中島広稀
岩佐栄輔 … 松下優也
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子
坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親
大島保 … 伊武雅刀
浮島時子 … 畦田ひとみ
浮島時久 … 中川浩三
玉井 … 土平ドンペイ
坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤
坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美
ナレーション(語り) … 菅野美穂
※スタッフ
脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子
主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」
【べっぴんさん】
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コメント
巨炎さん
>結局は子供を取り巻く総合的な環境なのではないかと。
子供の資質ってなかなかそう簡単には語れないんですよね…
と、ついドラマじゃなく現実問題に触れてしまうほど良子ちゃんが真に迫ってて^^;
>本作は扱う素材の割に「家庭」と「職場」に距離がありますね
現代の子育て事情を練り込みたいのでしょうね。
べっぴんさん 第56回
内容大急百貨店への出店を決めたすみれ(芳根京子)たち。売り子を悦子(滝裕可里)に依頼。君枝(土村芳)の家を利用して、商品作りをすることに。そして、大島社長(伊武雅刀)に言われた“目玉”づくりを。。。。 敬称略 “目玉”を連呼している割に、 紀夫「決まったのか??」すみれ「まだよ。ずっと考え…
親の責任が一番、大きいのは確かでしょうが
結局は子供を取り巻く総合的な環境なのではないかと。
「ゲゲゲ」や「カーネーション」は自営業的な分、
夫と妻、親と子が互いの事情を比較的(あくまで比較的にですが)
察しやすい状況にあったのに対して、
本作は扱う素材の割に「家庭」と「職場」に距離がありますね。
「マッサン」はエリーが専業主婦として、かなり躾に拘っていましたが
その分、マッサン(というか他の人全般)は甘かった。
子役時代のエマが近年朝ドラの中でも劇カワだったのは、このためか?
お弁当箱セット>『べっぴんさん』第56話
さすがは悦子様!接客態度が良いのは勿論ちゃんと商品についても勉強している「様」付けに驚く明美に「そういう時代があったのよ」と、サラリと言えるもしかして一番“成長”…
お弁当箱セット>『べっぴんさん』第56話
さすがは悦子様! 接客態度が良いのは勿論 ちゃんと商品についても勉強している 「様」付けに驚く明美に 「そういう時代があったのよ」 と、サラリと言える もしかして 一番“成長”が見られ一番感じの良い人物かも? 「明美さんは子供がおらんから分からんのよ」by良子 出た―――――(゚∀゚)――――――! ↑二行続けて大文字使用(笑) …
べっぴんさん (第56回・12/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式) 第10週『商いの聖地へ』『第56回』の感想。 なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は…