NHK朝ドラ【べっぴんさん】第79回(第14週土曜日)　感想

すみれ（芳根京子）は、アメリカのメーカー担当者との商談で傷ついた明美（谷村美月）にかける言葉がみつからない。
そこですみれは、姉のゆり（蓮佛美沙子）を訪ね、明美に英語を教えてほしいと頼むことに。
ゆりは承諾してくれたものの、明美はすみれの申し出を断り、英語から遠ざかろうと、大事にしていた英語テキストも捨ててしまう。
すみれに頼まれたものの、なかなか話をしにこない明美を気にかけたゆりは、キアリスを訪れ…
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「べっぴんさん」第14週「新春、想(おも)いあらたに」　第79話

　　　

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。

昨年、仕事がなあなあになるから「ちゃん」付けはやめましょうと提案し、結局なあなあに「やってもイイ」事になってしまったわけだが…

今日の回を見て、やっぱりやめた方がいいと思ったよ。

明美ちゃんは すみれの事を「すみれちゃん」と呼ぶのに、みんなは「明美さん」なのな。
ってことに、昨日からの流れで改めて気づいてしまったから。

明美ちゃんだけじゃなくて、今後新しい人が入ってきた時。

もちろん、新しい人は幹部に向かって「すみれちゃん」とは呼ばないだろうが、同期は「ちゃん」付けを許されるかも知れず、その中で「ちゃん」付けされない人の気持ちは「ちゃん」付けしている人たちは絶対に気づかない。

人間ってきっとそういう物である。

「ちゃん」付けされない人の孤独は、目に見える虐めという形じゃなくても しんしんと心に積もっていく。

心の闇ってこういう積もっていく孤独の中で育っていくんだ。

「職場で必要以上にお友達感覚にならない」というケジメは、お客様に対するケジメ、お金をいただくという事に対するケジメ、公私混同のケジメ…色々な理由があると気づかせてくれる「べっぴんさん」……ぉぃ…。。

 

実際にはファミリア創設メンバーは4人とも元々お友達や知り合い関係だったわけで、おそらく明美ちゃんのモデルとなっている大ヶ瀬久子さんはベビー相談専門の方で創設メンバーの1人ではない。

そこをわざわざメンバーの1人に組み込んだ制作陣の意図とは……

やっぱり、ガチなお嬢様ばかりだと視聴者に対するリアリティが欠けるから貧しい市井の人をメンバーに混ぜようとか、そういう目線の問題なのかなぁと考えると本当に明美ちゃんというキャラが気の毒だなぁ。

 

別に私はあなたが英語を習っても習わなくてもどっちでもいいのやけど。
そやけど、ひと言言わせてもらうとあなたの自意識はいらない自意識やと思うわ。

おおかた人前で恥をかいてしまってもう傷つきたくない…そんなところでしょう。

誰に聞かなくてもあなたを見れば分かるわよ。
私も勉強してきたんやから。

どれだけ恥をかいたか、どれだけ笑われたか。
でもそこを乗り越えなければ一生中途半端なままよ。

せっかく今までやってきた事も水の泡。
それで本当にいいの？

手に入れたいものがあるなら絶対に手に入れる気持ちでやらないと…。
なりふり構わず、一生懸命に。

 

と言う ゆりのセリフは、ちょっと沁みたわ。

恥ずかしいから止めてしまう、恐いから手を引いてしまうってよくある。
あ、私は(笑)自意識過剰人生(笑)

1度ダメの烙印押されたものに立ち向かう勇気って大変なものよね。

明美ちゃんは、それを受け止め、ゆりの教え方がまた、誉め上手でとても上げてくれる。

 

「たった一人では踏み出すのが難しい最初の一歩も、ほんのちょっと背中を押してくれる誰かがいる事で、その道を行く事ができるのです」

というラストのナレには頷いた。

とてもいい流れだったけれども、明美ちゃんの英語に助けられたはずの すみれから、明美ちゃんへの感謝の言葉が出ず、英語が大して出来ないキャラみたいになってた事に関してはスッキリせず…。

ほら、すみれの御膳立てのおかげで明美ちゃんが笑顔になったよ、みたいな結末になったのは何か…何かな……。。

 

予告のラストカットは、すみれじゃなくて さくらだよね？
芳根さんがケバくなって踊ってるのかってくらいソックリ～。
　

そして、林遣都くんはやっぱりタケちゃんソックリ。。

　

　
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子（子役期：渡邉このみ）
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子（子役期：内田彩花）

野上潔 … 高良健吾（子役期：大八木凱斗）
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗（子役期：玉山詩）
小野明美 … 谷村美月（子役期：坪内花菜）
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子

村田(田坂)君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
足立武 … 中島広稀
岩佐栄輔 … 松下優也
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子

坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親

大島保 … 伊武雅刀
大島いつ子 … 前田美波里
浮島時子 … 畦田ひとみ
浮島時久 … 中川浩三
玉井 … 土平ドンペイ

坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤

坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美

ナレーション(語り) … 菅野美穂

※スタッフ

脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子

主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

 

 

 

 

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