豊臣秀頼(中川大志)に味方することを決意した幸村(堺雅人)。
しかし、ろう人たちが大坂城に集まっていることを知った家康(内野聖陽)は、九度山の見張りを増やすように命じる。
幸村は、脱出のための策を練る。
一方、信之(大泉洋)には家康からの出陣命令が届く。
信之は、二人の息子の初陣にしようとするが、稲(吉田羊)から、ある提案がなされる。
そして、大坂城に向かった幸村は、茶々(竹内結子)と運命の再会をする
(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
真田丸 第四十一話「入城」
豊臣と徳川の激突は避けられなくなっている。
信繁は、真田幸村と名乗り、大坂方に味方することを決意。
関ヶ原から十四年の歳月が 流れていた。
関ヶ原からもう14年も経ってしまっていたのである。
年月の経過はお余所のお子さんの成長を見ることで一番実感できる…
という事で、すえ。
まさかあの小桃ちゃんがすえの夫になる日がやって来るとは思わなかった……。
この すえの世話をしながら戦場を駆け回っていた お梅ちゃん。
関ヶ原から14年。
お梅ちゃんが戦死した上田合戦からは実に30年弱……
いつまでも子どもと思っていたら知らない間に…。
叔父上、むしろ遅いくらいです。
と言う通りだよ。
当時としては本当に遅い。
作兵衛さん、可愛いからって手元に置きすぎたわね。。
石合十蔵は長窪の名主の息子。
信繁は大坂に入ってから十蔵に「娘を頼む」という内容の書を送っている。
幸せになってね。すえちゃん。
そんな、すえの母の死は信繁にとってはトラウマ以外の何ものでもない。
(視聴者にとってもな)
春さんの「私も戦います。」に信繁が激しく反応するのは当たり前。
「梅ちゃんに似ている」運命をそんな事でなぞってはならない。
何となく解るわ。
梅ちゃんに似ているところ。
役に立ちたくて愛されたくて動かずにいられない。
それが善の心から来るものだとしても、邪心から来るものだとしても、「一番の妻」であるために動かずにいられないのである。
お任せ致しましょう。
と言う きりちゃんの柔らかい物言いが頼もしい。
こうなると、やはり側室の位置でいてほしかったな…。
集められた牢人で溢れかえる大坂城。
元黒田家家臣・後藤基次。
アニ又兵衛に成り代わって参戦する翔さん…。
男闘呼組が去って新たに加わる男闘呼組…。
大坂が人を集めている事は家康の耳にも当然入っている。
秀頼もおとなしゅうしておれば、どこぞの一大名として生き抜く事もできたであろうに。
むしろわしはそれを望んでおった。
何ゆえ滅びの道を選ぶ?
秀頼の周りにはろくな家臣がおらぬようだ。
うん…。
どうも現状そんな感じっぽい。
家康も随分と年を取ってボケが来ているのか…
時に真田はどうしておる?
大坂に入ったという話は聞きませぬ。
確か安房守は死んだな。
数年前に。
息子は何というたかの?ほれ……父親と共に流された…。
左衛門佐信繁でございます。
以前のように、眼中にも無いからと忘れたふりをする、とかではなくて本気の物忘れっぽい。
昌幸父、息子に見張りを増やされるほど、あなたは今も恐れられているよ。
これはきっと父が知ったら嬉しいだろうな。
九度山脱出のための宴会。
屋敷は、ちゃんと真田仕様に改造されていたのね。
「結び雁金 めでたけれ♪」
「結び雁金 めでたけれ♪」
踊りながら1人ずつ抜けていくとか…。
元GMTのアイドル力を見よ。。
村長の長兵衛さんが密かに味方してくれてるのかと思ったら、監視役の竹本さまに信繁が飲んでいた酒が米のとぎ汁だったと気付かせてしまうようなことをするし、やはり味方ではなかったのかと思ったら……
味方だった。(ややこしや)。
長兵衛さんもとぎ汁を見て初めて計画を知り、助けてくれたということだね。
今日の真田丸は、そういう人情の物語。
もう一つの真田物語。
病の中、元服を済ませて年頃になった2人の息子の内、どちらを後継にするか悩んでいた信之は稲に背中を押される。
先に生まれたのは信吉。
嫡男となるべきは信吉にございます。
わしも同じ事を考えていた。
確かに武芸は信政の方が秀でておる。
それゆえ信政が嫡男になれば信吉はどうなる。
ますます居場所を失う。
真田家を継ぐのは信吉。
信政がそれを支える。
逆はない。
何という情深い父と正室。
長子が家を継ぐとは限らない時代において、きちんと秩序を守ってくれている。
おこうは本来なら真田家の当主だった、真田昌幸の兄の娘。
このドラマではあまりそこは語られていないが、信吉こそが真田の血筋を引いた子。
これを嫡子にしなかった場合、必ず古くから真田に仕える者たちの遺恨の種になる。
稲はきっとそこまで考えただろう。
全ては真田のためであった。
これまで尽くしてくれたあなたへの私からの礼です。
おこう。
これからも私たちを支えて下さいな。
立派な真田の奥になったよね…。…
嫁いできたばかりの頃は、どうなるかと思ったくらいだったのに。
女たちもそれぞれ成長する。
年月は確実に過ぎているのだった。
服部半蔵に襲われて……
あげく、全力で押し通られたり…。
押し通ーーーーーーる!うわ~! うわ~!
すごい老人の姿にコスプレして入城したり…。
大坂城の中は源次郎にとっては時が止まったように見えるらしい。
かつてはこんなに牢人で溢れかえっていなかった。
太閤殿下の周りはいつも整然と片付けられ、騒がしさが奥に届く事は無かった。
だが、信繁はここに帰れば源次郎だった自分を思い出す。
悪趣味な金の瓢箪も、愛おしい殿下の思い出。
そして、何よりもここには殿下の忘れ形見がいる。
私を覚えておるか?
もちろんでございます。
拾様と呼ばれていた頃から存じ上げております。
私もおぬしを覚えておる。
また会えてうれしいぞ。
ドラマの中で描かれてきた思い出も、たぶん描かれていなかったかも知れない思い出も、頭の中に次々と浮かぶ。
父のように可愛がってくれた人の息子。
そして、運命の人の息子。
茶々様…。
また会えましたね。
源次郎。
この城の中にこの人をお茶々と呼ぶ者はもうおらず。
今や「真田幸村」と名乗るようになったこの人を「源次郎」と呼ぶ者もいない。
お互い以外には。
泣きたいほどの懐かしさと、そして緊張感。
「運命」と称するに相応しい再会だった。
そして、こんな「人情」を見せる中にも人間の悪感情もチラチラ入れ込むんだよね…。
「かつて徳川を破った真田」というブランドは羨望にも力にもなれば、過去の栄光を背負った新参者という蔑みと嫉妬の対象にもなる。
こういう人間関係のドロドロも大坂ならではなんだよね。
九度山で穏やかに暮らしていた幸村が、つまらん足の引張りをどう渡っていくのか…。
来週はそういう方向の話にもなるんだろうなぁ。
小競り合いの倍返しは来週中に済ませてね。。
よろしければ→【2016年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
真田信繁(幸村)(源次郎) … 堺雅人
真田信幸(信之)(源三郎) … 大泉洋
真田昌幸 … 草刈正雄
きり … 長澤まさみ
春 … 松岡茉優
薫 … 高畑淳子
松 … 木村佳乃
稲(小松姫) … 吉田羊
こう … 長野里美
たか … 岸井ゆきの
すえ … 恒松祐里(子役期:保榮茂愛→玉城美海)
真田信吉(仙千代) … 広田亮平(子役期:遠藤颯)
真田信政(百助) … 大山真志(子役期:菊井凛人)
小野お通 … 八木亜希子
とり … 草笛光子
梅 … 黒木華
堀田作兵衛 … 藤本隆宏
佐助 … 藤井隆
高梨内記 … 中原丈雄
矢沢三十郎頼幸 … 迫田孝也
小山田茂誠 … 高木渉
真田信尹 … 栗原英雄
矢沢頼綱 … 綾田俊樹
与八 … 今野浩喜
木村重成 … 白石隼也
武田信玄 … 林邦史朗
武田勝頼 … 平岳大
穴山梅雪 … 榎木孝明
小山田信茂 … 温水洋一
跡部勝資 … 稲荷卓央
木曽義昌 … 石井愃一
春日信達 … 前川泰之
室賀正武 … 西村雅彦
出浦昌相 … 寺島進
北条氏政 … 高嶋政伸
板部岡江雪斎 … 山西惇
北条氏直 … 細田善彦
上杉景勝 … 遠藤憲一
直江兼続 … 村上新悟
織田信長 … 吉田鋼太郎
滝川一益 … 段田安則
織田信忠 … 玉置玲央
明智光秀 … 岩下尚史
長崎元家 … 松田賢二
豊臣秀吉 … 小日向文世
茶々(淀殿) … 竹内結子
寧(北政所) … 鈴木京香
千利休 … 桂文枝
石田三成 … 山本耕史
加藤清正 … 新井浩文
大谷吉継 … 片岡愛之助
片桐且元 … 小林隆
福島正則 … 深水元基
豊臣秀頼 … 中川大志
豊臣秀次 … 新納慎也
小早川秀秋(木下辰之助) … 浅利陽介(子役期: 齋藤絢永)
大蔵卿局 … 峯村リエ
平野長泰 … 近藤芳正
羽柴秀長 … 千葉哲也
羽柴秀次 … 新納慎也
大野治長 … 今井朋彦
なか(大政所) … 山田昌
旭 … 清水ミチコ
後藤又兵衛 … 哀川翔
宇喜多秀家 … 高橋和也
毛利勝永 … 岡本健一
長宗我部盛親 … 阿南健治
細川忠興 … 矢柴俊博
前田利家 … 小林勝也
前田利長 … 萬雅之
毛利輝元 … 浅地直樹
伊達政宗 … 長谷川 朝晴
黒田長政 … 大神拓哉
島左近 … 玉置孝匡
片倉景綱 … ヨシダ朝
明石全登 … 小林顕作
蜂須賀家政 … 佐野功
藤堂高虎 … 日野誠二
呂宋助左衛門 … 松本幸四郎
立花権三 … 吉田ボイス
出雲阿国 … シルビア・グラブ
うた … 吉本菜穂子
玉(細川ガラシャ) … 橋本マナミ
わくさ … 円城寺あや
徳川家康 … 内野聖陽
阿茶局 … 斉藤由貴
本多正信 … 近藤正臣
本多忠勝 … 藤岡弘、
服部半蔵 … 浜谷健司
石川数正 … 伊藤正之
鳥居元忠 … 大堀こういち
本多正純 … 伊東孝明
徳川秀忠 … 星野源
江 … 新妻聖子
常光院(初) … はいだしょうこ
織田有楽斎 … 井上順
千姫 … 永野芽郁
石合十蔵 … 加藤諒
語り … 有働由美子
※スタッフ
脚本 … 三谷幸喜
音楽 … 服部隆之
テーマ音楽ソロヴァイオリン … 三浦文彰
題字 … 挾土秀平
制作統括 … 屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー … 清水拓哉、吉岡和彦
演出 … 木村隆文、田中正、小林大児、土井祥平
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【真田丸】
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コメント
『真田丸』、幸村が信繁なら勝永は吉政では?(第41回)
皆さんこんばんは。今回は半年前に放送されたNHK大人気大河ドラマ『真田丸』の第41回「入城」についての感想です。あらすじ九度山村を出て大坂城に入城することを決意した真田幸村(堺雅人)。一方、真田信之(大泉洋)に大坂への出陣命令を下し、九度山村の警備の増やす
ケロヨンさん
ですねー!
おふくろ様としての貫禄が出ましたねぇ^^
BROOKさん
>真田紐のこともあるので、最後は味方になったんでしょうね♪
そうらしいです(笑)よかった!
味方になってくれるだろうというのは計算の内だったのかな。
私も豊臣内の人間関係のゴタゴタは早く終わらせてほしいーーーけど三谷さんだからきっと笑えるように描いてくれると信じて待機します(泣)
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なんてこったい、大河感想までもこんなに遅れてしまっていたとは!!(^0^;;;)記憶もおぼろげながら、頑張って書こうと思います!!印象に残ったのは内田裕也(お名前の漢字がよく…
大河ドラマ「真田丸」真田家存続への戦い41幸村大坂城入城!ついに徳川との大一番の戦で活躍する時が来た!
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真田丸 第41話「入城」
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真田丸 第41回「入城」
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大河ドラマ 感想 真田丸 第41回「入城」
「大坂へ行き、家康に一矢報いる」と皆に伝えた幸村。それを嬉しそうな表情で聞いていたきりちゃんの姿が印象的でした。きりちゃんの父である高梨も泣いて喜んでおりました。そんな真田の動向を気にしていたのが家康。まあ、関ヶ原から14年、家康の老いも進んできているようでしたが、危険を察知する嗅覚は衰えていない様子でした。
真田丸 第41回
『入城』「妻の覚悟大坂入城」内容信繁は幸村(堺雅人)と名をあらため、秀頼(中川大志)に味方することを決断。先ずは、見張りを突破するため、脱出の策を練りはじめる。 そのころ、秀頼のいる大坂城には、後藤又兵衛(哀川翔)毛利勝永(岡本健一)をはじめとした秀吉恩顧の者たちや、一旗揚げようと思う者たちが集まり始めていた。 事態を知った家康(内野聖陽)は、九度山の見張りを増やすよう、本多正純(伊東孝明)に命じていた。 一方、体調のすぐれぬ信之(大泉洋)のもとに、家康より出陣の命が届く。信之は、長男・信吉(広田亮…
茶々さま・・・
き、きれいです。。。
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真田丸 第41回「入城」~徳川を撃ち破ったのは私。父は黙って見ているだけでした
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NHK大河ドラマ「真田丸」第41回「入城」
いつも毎回アップアップで慌てふためいて書いているもので、いろいろ漏れがございます。誠にお恥ずかしき次第でございます。前回はあれ!あの鈴!信繁様の胸に去来した来し方の思い出のシーンで何回も出てきた鈴!書き忘れてました!! あれは病床の太閤殿下に信繁様が手渡したもの。それで何回も何回も信繁様をお呼びして困らせて寂しさを紛らわしてたアイテム・・・人恋しかったんでしょうねえ、殿下。信繁様を呼ぶ鈴の音に引かれまして!さああって今週の真田さんは、いよいよ参戦の入城!でございま~す。
真田丸「入城」
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真田丸 第四十一回「入城」
第四十回「幸村」はこちら。前回の視聴率は15.0%と予想に反して降下。番組改編期の常として、特に日テレ好調バラエティ軍団が長時間化した余波もあったろうけれど、洗面器型の視聴率の推移が大河ドラマの定番である以上、もう少し数字はほしかったところ。今回はいかに…
>味方だった。(ややこしや)
たしかにこの展開はちょっとややこしかったですね。
真田紐のこともあるので、最後は味方になったんでしょうね♪
次回はサブタイが「味方」となっていて、
予告映像を見る限りでは、もう仲間内でゴタゴタと…^^;
三谷さんらしいというか…早めに終わらせて欲しいところです。
大河ドラマ「真田丸」第41回
大坂城へ… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201610160000/ 真田丸 完全版 第参集【Blu-ray】 [ 堺雅人 ]