【真田丸】第7回 「奪回」 感想

本能寺の変後の混乱に乗じて、昌幸(草刈正雄)は領地の奪回を狙う。
滝川一益(段田安則)と北条氏政(高嶋政伸)が戦っているすきに上州の沼田城と岩櫃城を取り戻す。
信繁(堺雅人)は一益に人質に取られていた祖母とり(草笛光子)、きり(長澤まさみ)を救出するため小諸城に潜入。
信繁の知恵で成功するかに思われたが…。

勢いに乗る北条に周囲の国衆たちがなびく中、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一)に会いに行くことを決意する。

(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)     

   真田丸題字.jpg

真田丸 第七話「奪回」

「昌幸は大勝負に出る。
滝川一益が、北条討伐に向かう隙に
沼田城、岩櫃上の奪還を狙う。
だが、一益の元には、人質として おとりがいた。」

  

…ということで。
時は天正10年(1582年)6月18日。

北条ったら、あんなに約束したはずなのに~(笑)「起こるはずのない事が起きてしま」って、滝川一益は上野で北条氏直と激突。

翌19日には神流川の戦いにおいて大敗することとなった。

知らせを聞いた真田昌幸がまずやったのは、

この時を待っていたのじゃ。
滝川から沼田城と岩櫃城を取り戻すぞ!

まず、母・とりが人質となっている沼田へ向かったが、姿は無く。

一益が人質を連れて移動していると理解した昌幸は、奪還した沼田を叔父の頼綱に任せ、信幸を岩櫃に行かせて、自分は源次郎と共に箕輪へ向かうのだった。

しかし箕輪は危のうございますぞ。

我らが沼田と岩櫃を勝手に奪った事、もし滝川様の耳に入っていたら…!

向こうは負け戦の最中じゃ。それどころではない。←ただのカン

そして、滝川さまは今日も知らなかった……。

もはや勝負はついた。

何をおっしゃる!

わしはひとまず伊勢へ戻る。

伊勢へ?

明日の朝ここを出立する。

お供つかまつる!

気持ちはありがたいが、真田殿もわしに構っている場合ではなかろう。
無理はするな。

  真田丸7-2

その代り、人質は信濃を抜けるまでつれていくと言う一益。
ちょっと卑屈な笑いだったから、真田の動きは実は知っているのでは……と思ったが…。

真田殿。
岩櫃と沼田の城の事だが…。
2つともおぬしに返そうと思う。

えっ!?

そんなに驚かんでも。

返して頂けるのですか?

上様亡き今織田家を立て直すのが急務じゃ。
上野、信濃は一旦国衆たちに返す。

はあ…そうですか…。

困るか?

いえいえいえ!ありがたき事でござる。

この先、どの大名に頼るのかおぬしたちで好きに決められるがよい。
  真田丸7-3

全く、裏が無さそう…(そして情報に疎すぎて可哀想)

上様亡き今、それが難しい事は分かっておるが、織田を立て直す事がかなったら必ず戻ってこよう。

お待ちしておりまする。

その時は緑深き山々を眺めながらまた酒でも飲もう。

喜んで。
  真田丸7-4

こんなイイ人すぎる滝川さまだから…

一益のやつ、岩櫃も沼田もすんなり返してくれると言いおった。
もう少し待っておればよかった…。

しかし、それなら ばば様も無事に…。

そうはいくまい。
わしが嘘ばかりついていた事が知れたらさすがの一益も怒りに火が、こう…。

嘘ばかりな自覚はあるらしい。

そして、

うそばかりつきおって!

してやられました。

くそ!…くそ~!

当然、激おこ……。
  真田丸7-6

滝川さまが怒り任せに人質をどうするかも解らず、おばばさま奪回を命令された源次郎は考える。

こそこそしないのが上策だ。
今宵、この城の中には滝川一益の兵と小諸城の兵が入り交じっている。
そこが狙い目だ。

こうして小諸の兵には滝川のフリをし、滝川の兵には小諸のフリをして頑張ってみたが…。

鉢合わせ。
 真田丸7-9

滝川の方々も大変でござるな。

まあ…これも役目ですから。
ねっ?

ええ。

今はおつらかろうが伊勢に帰って英気を養って必ずまた戻ってきて下され。

そうしましょう。
しかし小諸城の方々にはまことに感謝しております。

だそうですよ。

温かくもてなして頂いたこのご恩、生涯忘れませぬ。

忘れないそうです。

(間に挟まれてアンジャッシュのコントみたいになる……)

そこへ真田の裏切りを知って叱り狂った滝川さま登場。

人質を助けに来たはずなのに、結局4人に増えた(爆)

何これ。
つまるところ人質が2人増えただけじゃないの。
一体何しに来たんですか?

と、キツい、きりちゃん。

お言葉ですが、あなたが忘れ物を取りに帰らなければ逃げおおせていたかもしれないんです。

どっちみち捕まってました。

やな女子ですね。

ほっとけ。

お松様もこの人のせいで死んじゃったんです。
次は私たちです。

言いすぎで、おばばさまから怒られる。

今回の きりちゃんと来たら、ほぼ全視聴者からウザいと言われてしまったわけだが…。

大事な忘れ物って、あの時、源次郎に貰った櫛なんだよね。

本人はあげた事すら忘れてるみたいだけどさ~~。
  真田丸7-8

おばばさまからも「この子、ちと、うるさいわ」と言われる始末。

でも、そのうるささで気が紛れてた部分も…あるんじゃないのかね。
(って、とっても好意的に庇護してみる)

こんな事になって申し訳ありませんでした。

ばばも戦国の女子じゃ。
人質になった時から覚悟はしておりますよ。

思うようにいかぬのがこの世。
大事なのは思うようにいかぬ時、いかに振る舞うか。
源次郎諦めてはなりませぬ。

はい。

望みを捨てなかった者のみに道は開ける。
  真田丸7-7

おとりさまの肝の座り方、好きだ~。
その笑顔に力を貰う源次郎。
愛されて育ったんだろうな、と思える。

さて、さっさと真田の郷へ戻りたい きりには、絶好の機会が訪れる。

木曽義昌を抜けなければ身動き取れない一益は、裏切った真田との約束は当然違えて、木曽に信濃の国衆の人質たちを差し出したのだった。

人質の中には真田安房守殿の次男・源次郎殿もおられる。

ほう。

いかがかな?木曽殿。

お受け致そう。

この時、6月28日。
実は27日に織田家の跡目を決める清須会議が行われており、結局、一益は出席できなかったんだね。
この清州会議に居なかった事で一益は発言権も地位も急落。
以降、鳴かず飛ばずの人生を送る事になってしまう。

と、ここで脚本家監督の映画『清須会議』を見てね…的顛末を挟み……
 www.cinemarev.net

さて、木曽義昌である。
人質を取れば信濃が自分の手に入ったも同じこと。

しかし、ホクホクする楽しい時間はほんの少しだった。

人質の中に居た馴染みのババアに殴られる。
  真田丸7-10

義昌を「宗太郎」と呼ぶ婆さん…。
子供のころから世話して貰っていたという おばばさまに頭が上がらない。

顔を上げよ。

相変わらず怖いのう。

宗太郎、今すぐ人質を帰してやれ。

しかし、せっかく手に入れた人質を…。

苦労して手に入れたように言うな。

人質というもんは、わしら力を持たぬ者が生き抜くためにはなくてはならんもんです。
分かって下され!

では、源次郎だけを返してはもらえぬか?

源次郎は当然抵抗したが、おばばさまの説得で帰る事に。
もちろん、「うるさい子」も一緒です。

結局、私は何もできなかった……。

助けようと思った気持ちが大事。
その、「もうどうでもいい」って顔やめなさいよ。

その人の心を読むのやめてくれないか。

当たった?

申し訳ないが放っておいてもらえないかな。

はいはい、出ました。悩める若人が。

本当にやな女子だな。

やな女子ですみません。

全然、梅と一緒の時のようには行かないのな。
もはや喧嘩してるというよりも漫画のごとくじゃれあってる2人……にしか見えない。
  真田丸7-11

そんな2人を茫然と見つめる三十郎である。
  真田丸7-12

何だかんだ言って、三十郎は きりの素直になりきれない所や、すぐ落ち込む源次郎を苛立ちで奮起させるウザさがある事などを見抜いてるのでは~という気がする。

まぁね…
いくら戦国だといっても、2人とも15歳とか…きりの年齢は解らないけれどもせいぜい中坊だと思うのである。

この人が、きっといずれ…
信繁のお尻を叩きつつ、持ち上げつつ、無邪気に支えていくのだと思うのだよ…。

だから、今はウザくても見守ってほしいわ~。
私は今からこの人が最期どうなるのかと思うと…。

本日、信繁の正室に当たる竹林院のキャストが発表された。
  

松岡茉優さんは好きだけれども、女性キャストは割と中堅からベテラン女優を集めている感じがしたので意外だったわ。30代以上のキャストが来るかと思っていた。

嫁いで来るのは真田が豊臣の下に付いて以降、信繁・27歳頃の事だといわれている。
竹林院自身の生年は解らず従って信繁との年差も解らない。
このドラマではかなりの年下妻設定になるのかなぁ。

三谷さんが竹林院をどのようなキャラ設定で描くのかは解らないが、きりちゃんも竹林院が真田に来るころには落ち着いた先輩になっていると思うのだ。

いずれにせよ、妻は妻同士、今の梅ちゃんみたいに牽制したり友達付き合いしたり複雑な思いを抱えつつも仲良く夫を支えていくのだろうから(と信じてる)…

頑張れ、きりちゃん
…と、言っておく。私は好きやで。

さて。
人質を救出しに行ったはずなのに人質に助けられてのこのこ帰ってくるハメになった源次郎。

ばか者!

と、怒鳴られる。

失敗続きじゃな、源次郎。

お前がなぜしくじるか分かるか?
己の勘に頼り過ぎるからじゃ。

わしも勘だけで生きておる。
だが、わしの勘は場数を踏んで手に入れた勘じゃ。
それでもたまには間違える。

た ま に !?
えーーーー……
父上のそのカンのせいで、結構大変なことになってますぜ……。

昌幸パパンはこのほど、北条へ走る小県の連中に逆らって、1人上杉に付いたところであった。

信濃は元来上杉にこそ縁深き土地。
ほかの国衆がどのように動こうとも、真田は決して北条に寝返る事はありません
真田は上杉の兵でござる。

  真田丸7-13

この5分後にはコレだ……。
   真田丸7-14

上杉の海津城に行ってくれ。
信尹が待っておる。あれの指図に従え。

向こうに春日信達という家臣がおる。
元は武田家に仕えていたが、今は随分と景勝に信用されておるようだ。
この男を…。
調略する。

調略…?

上杉を裏切るようにしむけるのだ。北条に寝返らせる。


父上のおっしゃっている事が分かりません。

わしが北条につく時の手土産よ。

北条に?

今、北条は勢いに乗っている。
上杉にはもはや北条の軍勢と向き合う力はない。

わしは北条につく。

大好きな叔父上を手伝う事も出来るし。
この仕事を成功させようと喜びに顔を輝かせる源次郎だが……。

大人の恐さを体験しちゃうみたいですね―――来週。

まぁ…真っ直ぐじゃ生きづらい時代だよね。
(ま、どんな時代もそうだけど)

けれども、真っ直ぐな生き方のおかげで後世まで家を残せた…そんな人もいる。

源三郎と源次郎合わせて一つじゃ。
源三郎は間違いは少ないが、くそ真面目で面白くない。
お前は過ちを犯すが面白い。
面白くなくては人は動かん。
二つで一つじゃ。

2つで一つの兄弟。

こういう所も全て、いずれ…
家の運命に繋がって来るんだよね。

そう考えると本当にどう描かれるのか楽しみで。
切ないけれども楽しみで

家の運命も、それに巻かれていく女たちの運命も、まだまだ未熟な源次郎の運命も。
まだ回り始めたばかりだから…

ウザいと言わずに気長に見て。

よろしければ→【2016年1月期・冬クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

真田信繁(幸村)(源次郎) … 堺雅人
真田信幸(信之)(源三郎) … 大泉洋
真田昌幸 … 草刈正雄

きり … 長澤まさみ
薫 … 高畑淳子
松 … 木村佳乃
とり … 草笛光子
梅 … 黒木華
こう … 長野里美

堀田作兵衛 … 藤本隆宏
佐助 … 藤井隆
高梨内記 … 中原丈雄
矢沢三十郎頼幸 … 迫田孝也
小山田茂誠 … 高木渉
真田信尹 … 栗原英雄
矢沢頼綱 … 綾田俊樹
与八 … 今野浩喜

武田信玄 … 林邦史朗
武田勝頼 … 平岳大
穴山梅雪 … 榎木孝明
小山田信茂 … 温水洋一
跡部勝資 … 稲荷卓央
木曽義昌 … 石井愃一
春日信達 … 前川泰之
室賀正武 … 西村雅彦
出浦昌相 … 寺島進

北条氏政 … 高嶋政伸
板部岡江雪斎 … 山西惇
北条氏直 … 細田善彦

上杉景勝 … 遠藤憲一
直江兼続 … 村上新悟

織田信長 … 吉田鋼太郎
滝川一益 … 段田安則[
織田信忠 … 玉置玲央
明智光秀 … 岩下尚史
長崎元家 … 松田賢二

豊臣秀吉 … 小日向文世
茶々(淀殿) … 竹内結子
寧(北政所) … 鈴木京香
千利休 … 桂文枝
加藤清正 … 新井浩文
石田三成 … 山本耕史
大谷吉継 … 片岡愛之助
片桐且元 … 小林隆
豊臣秀頼 … 中川大志
豊臣秀次 … 新納慎也
小早川秀秋 … 浅利陽介
大蔵卿局 … 峯村リエ

徳川家康 … 内野聖陽
阿茶局 … 斉藤由貴
本多正信 … 近藤正臣
稲(小松姫) … 吉田羊
本多忠勝 … 藤岡弘、
服部半蔵 … 浜谷健司
石川数正 … 伊藤正之

語り … 有働由美子

※スタッフ

脚本 … 三谷幸喜
音楽 … 服部隆之
テーマ音楽ソロヴァイオリン … 三浦文彰
題字 … 挾土秀平
制作統括 … 屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー … 清水拓哉、吉岡和彦
演出 … 木村隆文、田中正、小林大児、土井祥平

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