【ストロベリーナイト】「ソウルケイジ 1」第9話 感想

「ソウルケイジ」

切断された左手、保険金詐欺疑惑、二人の高岡……

「ストロベリーナイト」第9話

         ストロベリーナイト

耕介は、父親との貧しい2人暮らしの中、食べる物もなく畳をむしっていた。

父は、ある日、工事現場で転落死した。
耕介は施設に預けられ、父の友達だったと言う高岡に面倒をみてもらって育った。

姫川は、13年前の事件を忘れることが出来ない。
母はあれ以来、ずっと神経質だ。

13年前の夏、私は死に…
そして生まれた。

それでも、時々言いようのない思いが頭をもたげるのは家族の重たさと
きっとあの夏がどうしようもなく暑かったせいだ。

蒲田に帳場が立った。

左手首だ。

左手首?

本日早朝、大田区西六郷2丁目34番地付近多摩川土手の路上に放置駐車されていた
ワンボックス軽自動車の下から成人男性のものと思われる左手首が見つかった。

発見者の証言と切断現場に残された指紋との照合により、左手首は大田区仲六郷
2丁目47番地10号アパート「のぞみ荘」に居住する高岡賢一・45歳のものと判明した。

けさ6時ごろ、同区仲六郷2丁目にある賃貸ガレージに大量の血痕があるとの通報が入った。
通報者は三島耕介・22歳。
ガレージの賃借人は高岡賢一。

通報者、三島耕介のアリバイは、恋人の中川美智子が証言しているらしい。

姫川班は、日下班と組んで捜査することになった。
気が重い。

現場は夜になると外灯がなく、全くの暗闇状態。

姫川は川原にホームレスのテントを見つけて近寄るが、成果はなかった。

日下の方もパッとした報告はなく、捜査は進まない。

姫川は、日下の命令で三島のアリバイを証言した中川美智子を当たる事になる。

今日の所轄の聴取で、高岡賢一のこと父親代わりって言ってたんですよね?

とは言っても他人なわけだから、本当の親子みたいにはいかないだろう。

ホントの親子だからって別に・・・・・・

と、言いかけて姫川は口を閉じる。

実の親子だからって解りあったり労わりあったりできるわけではない。

その夜、姫川は父から電話を受けて、母の入院を知らされる。

心筋梗塞で倒れた母はうわ言で姫川の名を呼んでいた。

いつまで経っても解りあえない母子…。
あの13年前からずっと。

姫川は、泣きたい気持ちを堪えてホテルに戻った。
外で待っていた菊田は、そんな姫川をただ抱きしめる…。

一昨日の夜のことをもう一度伺いたいんですが、三島耕介さんとはどこで一緒でしたか?

翌日、中川にアリバイの事を聞くと、中川は証言通りの答えをしっかり返した。

三島とは1年前くらいから交際しており、バイトの時はいつも送ってもらっていると言う。

中川の言う事に特に不審な点は無かった。
ただ、会話中に起きた大きな物音に怯える様子が姫川には妙に気になった。

マル害の高岡の仕事場を聞き込みに行くと、知り合いはみな、高岡は三島を
とても可愛がっていたという。

そういえば高岡さんから家族の話って聞いたことないなあ。
けど「中林」の人間なら分かるかもな。

中林というのは?

建設。「中林建設」。

「中林建設」の名前は別の場所でも出てきた。

高岡の実家であったたばこ屋は、中林建設の地上げに遭って潰されたという。
母親はそれが元で自殺したのだそうだ。

中林建設の聞き込みは、日下の命令で、日下自身が行った。

三島耕介の父親・忠治は、13年前に…。

おい、日下。その父親がこの事件と関係あんのかよ。

はい。今回のヤマにつながる保険金詐欺疑惑の関係者と思われますから。

中林建設が田嶋組のフロント企業であることは先ほど報告したとおりですが、
その田嶋組が保険金詐欺に深く関わっているものと考えます。

三島忠治はおそらくその犠牲者です。

三島忠治は13年前、中林建設の下請け会社木下興業で鳶として働いていた際に
足場から転落して死亡している。

中川美智子の父親も、木下興業で鳶をしていて、2カ月前に転落死。

他にも、三島忠治の事故死以降、8件の鳶の事故死が中林建設の仕事中に起きていた。

転落死した人間は、全員田嶋組の息のかかった街金に借金をしており、いずれも
死亡後に保険金で相殺されています。

これらが偶然とは考えにくく、保険金詐欺を疑うには十分かと。

だから、それと高岡の殺しとどう関係があるんだ。

13年前、高岡賢一は中林建設に勤めており、三島忠治が転落したとき
最後に一緒にいたという証言を当時の関係者から得ています。

もしも、高岡が中林建設で保険金詐欺に関わっていて三島耕介の父親を殺したとしたら、
三島耕介には、高岡殺害の動機がある事になる。

姫川は言う。

つまり、高岡賢一は保険金詐欺に深く関わりながら、一方で三島耕介を
わが子のように育てていたということですか?

高岡のその心理は現時点の捜査材料では測りかねるが、何が言いたい?

もし、高岡賢一が罪滅ぼしの意味で三島耕介の面倒を見ていたのだとしたら、
そう考え行動する人間が、なぜそもそも中林建設に入ったのか。
高岡という人物像に矛盾を感じるんです。

高岡だって入社時点では中林がそんな会社だとは知らなかっただけだろう。

知っていたんです。
高岡は嫌というほど中林建設を知っていました。

このヤマにはそれ以外の何かがある気がするんです。

日下は、静かに言った。

姫川、だったらここで予断並べててもしょうがないだろう。
デカならちゃんと材料、揃えてこい。

翌日、姫川は井岡が調べてきた高岡の古くからの知り合いという男に会った。

沢井というその男は、姫川が高岡の写真を見せると、怪訝そうな顏をした。

誰です?この人。

最近の高岡さんですが。

いや、違います。
これ賢ちゃんじゃありません。

ちっちゃい時からずっと一緒だったんです。
最後に会ったのが13年前っていったって、賢ちゃんかどうかぐらい分かります。

これ、賢ちゃんじゃありません。

13年前、沢井が高岡を訪ねて行った時、高岡は幽霊のような顔をして
玄関に出てきたと言う。
「おれ、もうダメだ」と言っていた、と。

賢ちゃん慌てて否定してましたけど、自殺しようとしてたんじゃないかと思うんです。

高岡は、別人だった。
では…
あの左手の持ち主は一体誰なのか…
この写真の男は一体誰なのか…

貴方は…だれ?

   。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

日本は恐らく世界の中で貧富の差が少ない国だ。
それでも、食べる物もない中で死んでいく人たちもいる。

貧しさのあまり犯罪に巻き込まれる人もいる。

三島の父親は三島を殴っていた。
しかし、それは愛情が無かったからではない。

貧しいという事は、人の心をすさませる。

三島忠治は、自分が死ぬことで耕介に生活の安泰と金を残そうとした…。

その耕介を父親のように育ててきた高岡。

高岡…と名乗っていた人間は実は別人だった。

記憶の中に時々現れる、本物の高岡の首を吊った映像。

血がつながった親子、血のつながらない親子。

姫川も含め…親子の物語が描かれるストーリーなのだと思う。

恐らく…左手を切られた高岡の偽物と耕介の間に、すごい真実があるんだろうな。

今回は3話完結なのだそうで。続きが本当に楽しみ。

姫を抱きしめる菊田の優しさに萌えました。

※関連記事:「金曜プレステージ・ドラマレジェンドストロベリーナイト」感想
 回想シーンの参考に、ちょっとはなる・・・かも・・・?

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※キャスト

姫川玲子 … 竹内結子(高校時代:岡本あずさ)
菊田和男 … 西島秀俊
石倉保 … 宇梶剛士
葉山則之 … 小出恵介
湯田康平 … 丸山隆平

日下守 … 遠藤憲一
橋爪俊介 … 渡辺いっけい
今泉春男 … 高嶋政宏
井岡博満 … 生瀬勝久
小峰鑑識主任 … 田中要次
勝俣健作 … 武田鉄矢

姫川忠幸 … 大和田獏
姫川瑠江 … 手塚理美
國奥定之助 … 津川雅彦

三島耕介 … 濱田岳
高岡賢一 … 石黒賢
中川美智子 … 蓮佛美沙子

大塚真二 … 桐谷健太
佐田倫子 … 国仲涼子

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