NHK朝ドラ【まんぷく】第29回(第5週:金曜日)　感想

福ちゃんたちが居候している香田家に忍び込んできた泥棒は、神部茂と名乗りました。戦争で家も家族も失い、路頭に迷った末に魔が差して泥棒に入ったとのこと。実は大阪帝大出の秀才だということがわかり、子どもたちの家庭教師として家に置いてもらうことになります。

ある日、闇市に出かけた福ちゃんと萬平さんは、見覚えのある顔をみつけます。因縁の再会…。

福子：安藤サクラ／萬平：長谷川博己／鈴：松坂慶子／神部：瀬戸康史

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「まんぷく」第5週「信じるんです！」　第29話

「あきらめないで、どうか生き抜いて下さい。あなたの人生の主役はあなたなんですから」

……と、さだまさしの「主人公」のようなことを言う萬平さんである……。

歌詞を書くとJが付く団体が取り立てに来ちゃうのでリンク。
http://j-lyric.net/artist/a0004ab/l006968.html

闇市の片隅でスナフキンのようにハーモニカを奏でる加地谷さん。

俺はほとほと自分が嫌になった。
もう生きてる意味が分からへん。
加地谷圭介という男は……戦争で死んだんや。

性善説で構成されているドラマだからこのまま放っておいたら死んでしまうかも、と思われるわけだけれども、こういう事を言いながらも萬平さんの行動範囲で翌日もハーモニカを吹いているのだから充分逞しいし、こういう人は死なない。

許すも許さないもない。もう憲兵はいないんだ。
加地谷さん、もうあなたのことを追いかける人はいませんよ。

考えてみれば憲兵隊に捕まったことがきっかけで福子と結婚できたようなものです。

「考えてみれば」は、生きているからこそ言える言葉だけれども……。

「考えてみれば」死にそうなほどの拷問を受けたからこそ、出征しなくて済んだとも言える。

まぁ、「生きていたから」言えることだけれども。

人間は現金なもので、生きて帰ってくれと祈っていた時には「どんな姿でも」と思っても、いざ無事で帰って来ると五体満足なのだから、と思ってしまう。

フィリピンで目をやられて色もうになってしまったという忠彦さん……。

ああ、これはさすがにブシムスも何も言えないなぁ。

そうか、今日もブシムスが自らの言葉を制するための話と思ったら……。

そしたら、もう絵は描かないの？

そしたらまともな仕事に就いてくれるのね。
忠彦さん。

言ったぁぁ……。

ブシムスの辞書に遠慮とか不謹慎の文字無し。

世の中には人を恨むことで頑張れる人間というのがいるのかもしれない。

でも僕はそうじゃない。

忠彦さんもそういう人じゃないだろうな……。

みんな、ほんとうに良い人。

とりあえず、朝ドラ定番「帝大出」枠の神部くんである。

就職できて良かったね。

　
※キャスト

立花（今井）福子 – 安藤サクラ

立花萬平- 長谷川博己

今井鈴 – 松坂慶子
今井咲 – 内田有紀
香田克子 – 松下奈緒
香田忠彦 – 要潤
小野塚真一 – 大谷亮平

世良勝夫 – 桐谷健太
加地谷圭介 – 片岡愛之助
三田村亮蔵 – 橋爪功
牧(保科)恵 – 橋本マナミ
牧善之介 – 浜野謙太
野呂幸吉 – 藤山扇治郎
大前田三郎 – 曾我廼家寛太郎
樫田うた江 – なるみ
竹ノ原大作 – 宮田佳典
鹿野敏子 – 松井玲奈
池上ハナ – 呉城久美

神部茂 – 瀬戸康史
香田タカ – 岸井ゆきの
岡幸助 – 中尾明慶
東太一 – 菅田将暉
稲村大悟 – 六平直政
ハリー・ビンガム – メイナード・プラント (MONKEY MAJIK)
ジョナサン・メイ – ブレイズ・プラント (MONKEY MAJIK)
チャーリー・タナカ – 岡崎体育

語り… 芦田愛菜

※スタッフ

脚本 … 福田靖
演出 … 渡邊良雄、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 真鍋斎

音楽 … 川井憲次

主題歌 – DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/mampuku/

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