幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦に、家康(内野聖陽)は大きな脅威を感じる。
徳川軍の中には、信之(大泉洋)の2人の息子たちや、景勝(遠藤憲一)らの姿もあった。
幸村は、大助(浦上晟周)らとともに徳川軍を挑発。
いらだった一部の徳川兵は一気に真田丸を落そうと攻めかかる。
しかし、そのことを知った家康は激しく憤る。
真田丸では、又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)、盛親(阿南健治)らの牢(ろう)人衆が待ち構えていた
(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
真田丸 第四十五話「完封」
徳川勢の襲来を前に、豊臣方の方針は籠城と決まった。
信繁は、城の南側に出城を築き、真田丸と名付ける。
決戦は目前に迫っていた。
「慶長19年11月19日。
冬の陣の前哨戦となる事件が起こった。
深夜、徳川方の蜂須賀勢が突然、明石全登の隊が守る木津川口砦を襲ったのである。」
さらには、11月26日未明、大和川の岸、今福の砦が襲われる。
毛利勝永から情報が漏れているのではと言われ、心当たりを呼び出す幸村。
一番心配なのは城の西側です。
特に博労淵の砦は早く守りを固めねばと思いつつ、いまだに手薄なありさま。
今、攻め込まれたらあっという間に奪われてしまいます。
と、情報を与えてみると、あっという間に博労淵の砦は徳川に落とされた。
有楽斎、解りやすすぎ~…。。
徳川陣営では、家康が真田丸に戸惑いを感じている。
南の高台にあって寄せ手が全て見渡せ、鉄砲衆が1000は入れそうな大きさのこの得体の知れない砦は悪魔の城に見えたことだろう。
はたして、高台から徳川勢を今日も見物する幸村と内記。
あちらにも赤備えがおりますぞ!
あれは井伊直孝の陣。
かの井伊直政の次男坊じゃ。
井伊でございますか。
向こうにもここに至るまで物語があるのだろうな。
一度聞いてみたいものですなあ。
大丈夫……来年になれば聞けます。その物語。
来年の予告まで乙……。
どんな悪魔の砦だって攻めてみなければ始まらぬ。
家康はこれを関ヶ原で自分に逆らった上杉に落とすよう申し付けるのだった。
先の戦ではわしに楯突いてくれたのう。
大層な文を送りつけおって。
送りつけたよね…長い長い文をな。。
口重く、返答できない御屋形さまに代って
かしこまりまし た。
と仕方なく応える直江どの。
緊張感が高まる両者……の中、何となく空気読めない感じの豊臣上層部である。
なんだ、そのフリフリしたギャザー羽根飾りは…。ファミリア製?
※お上さまが鎧姿で檄を飛ばしたという話は一応残っているらしい。
らしいけど……
何か空気読めないよね~。
だから、きりちゃんに「好きになれない」とか言われてしまうのよ。。
家康は上杉だけではなく、徳川方真田…つまり幸村の甥たちにも攻撃に加わり忠義を見せるよう命を出してきた。
これを知った幸村は、甥たちと戦わなくて済むよう、前田勢に自分の方から攻撃を仕掛けていく。
本日はここから、もう戦戦戦映像……。
近年の戦国大河でここまでちゃんと描いてくれたものってないよね。
父譲りの高砂や~~踊りで相手を挑発し、引きずり出すというあの作戦を今は大助が…。
上手く前田勢を連れてきた事に歓喜する父と守り役じいじ。
戦経験のない重成へ指南する。
味方同士先を争って上ってきます。
手柄を立てようと必死なのじゃ。
忘れるな。敵を一つの塊と思ってはならぬ。
しょせん、人の集まりじゃ。
見ろ、 人がゴミのようだ。
構え!
放て~!
構え!
放て~!
冷静に放たれる又兵衛と幸村の号令。
上ってくる兵に一斉に放たれる銃。
転がっては槍に刺さる兵たち…。
上っては上から投石される。
もう悪魔の仕業。
この予感はしていた家康は、悪魔の城にみすみすハマった我が軍の不運を呪うしかない。
次々と餌食になっていく前田軍を呆然と見る上杉の御屋形さまと直江どのである。
だよね。
あの繊細で優しかった源次郎が…。
我こそはーーーー
真田左衛門佐幸村~!
自分の中で思って来た事と、今こうして源次郎を見守っている上杉の2人の気持ちがリンクして来る。
以前、何かのインタビューで、堺さんは武将をやってみたいと答えていて。
「新選組!」以降…いや、「壬生義士伝」以降かな。
確かに、堺さんは数多くの剣豪の役をこなしていたけれども、戦国武将はないなぁと思っていた。
スマートすぎる気がして。
繊細すぎる気がして。
ずっと堺さんが好きで好きで見て来たけれども、幸村が決まった時もやはり不安だったんだよね。
けれども、今、堺さんはこんなにカッコいい。
戦場の真ん中で真田幸村を高らかに名乗る堺さんを見ていて、ああ、本当に戦国武将になったんだなぁ…と思った。
ただの一ファンの戯言ですが…
感動したよ、私は。…
すっかりただのファンみたいな顔してる上杉の2人みたいな気持ちだよ。
こうして、豊臣軍は勝利した。
ほら……
今年は豊臣がカツヨーーーー……
ここで終わってくれれば……。
ここから続く来週の予告が、もういきなりこの興奮をダウンさせる不穏さで。
つらい。
これがずっと続けばいいのに…。
よろしければ→【2016年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
真田信繁(幸村)(源次郎) … 堺雅人
真田信幸(信之)(源三郎) … 大泉洋
真田昌幸 … 草刈正雄
真田大助 … 浦上晟周(子役期:吉田騎士)
きり … 長澤まさみ
春 … 松岡茉優
たか … 岸井ゆきの
すえ … 恒松祐里(子役期:保榮茂愛→玉城美海)
梅 … 大出菜々子(子役期:斎藤さくら)
松 … 木村佳乃
稲(小松姫) … 吉田羊
こう … 長野里美
真田信吉(仙千代) … 広田亮平(子役期:遠藤颯)
真田信政(百助) … 大山真志(子役期:菊井凛人)
小野お通 … 八木亜希子
薫 … 高畑淳子
とり … 草笛光子
梅 … 黒木華
堀田作兵衛 … 藤本隆宏
佐助 … 藤井隆
高梨内記 … 中原丈雄
矢沢三十郎頼幸 … 迫田孝也
小山田茂誠 … 高木渉
真田信尹 … 栗原英雄
与八 … 今野浩喜
石合十蔵 … 加藤諒
上杉景勝 … 遠藤憲一
直江兼続 … 村上新悟
出浦昌相 … 寺島進
茶々(淀殿) … 竹内結子
豊臣秀頼 … 中川大志
大蔵卿局 … 峯村リエ
大野治長 … 今井朋彦
木村重成 … 白石隼也
後藤又兵衛 … 哀川翔
毛利勝永 … 岡本健一
長宗我部盛親 … 阿南健治
明石全登 … 小林顕作
徳川家康 … 内野聖陽
阿茶局 … 斉藤由貴
本多正信 … 近藤正臣
服部半蔵 … 浜谷健司
鳥居元忠 … 大堀こういち
本多正純 … 伊東孝明
徳川秀忠 … 星野源
江 … 新妻聖子
常光院(初) … はいだしょうこ
織田有楽斎 … 井上順
千姫 … 永野芽郁
片桐且元 … 小林隆
石川数正 … 伊藤正之
本多忠勝 … 藤岡弘、
寧(北政所) … 鈴木京香
福島正則 … 深水元基
平野長泰 … 近藤芳正
細川忠興 … 矢柴俊博
伊達政宗 … 長谷川 朝晴
黒田長政 … 大神拓哉
島左近 … 玉置孝匡
片倉景綱 … ヨシダ朝
蜂須賀家政 … 佐野功
藤堂高虎 … 日野誠二
わくさ … 円城寺あや
豊臣秀吉 … 小日向文世
石田三成 … 山本耕史
加藤清正 … 新井浩文
大谷吉継 … 片岡愛之助
豊臣秀次 … 新納慎也
千利休 … 桂文枝
羽柴秀長 … 千葉哲也
羽柴秀次 … 新納慎也
小早川秀秋(木下辰之助) … 浅利陽介(子役期: 齋藤絢永)
なか(大政所) … 山田昌
旭 … 清水ミチコ
宇喜多秀家 … 高橋和也
前田利家 … 小林勝也
前田利長 … 萬雅之
毛利輝元 … 浅地直樹
北条氏政 … 高嶋政伸
板部岡江雪斎 … 山西惇
北条氏直 … 細田善彦
織田信長 … 吉田鋼太郎
滝川一益 … 段田安則
織田信忠 … 玉置玲央
明智光秀 … 岩下尚史
長崎元家 … 松田賢二
武田信玄 … 林邦史朗
武田勝頼 … 平岳大
穴山梅雪 … 榎木孝明
小山田信茂 … 温水洋一
跡部勝資 … 稲荷卓央
木曽義昌 … 石井愃一
春日信達 … 前川泰之
室賀正武 … 西村雅彦
矢沢頼綱 … 綾田俊樹
立花権三 … 吉田ボイス
出雲阿国 … シルビア・グラブ
うた … 吉本菜穂子
玉(細川ガラシャ) … 橋本マナミ
呂宋助左衛門 … 松本幸四郎
語り … 有働由美子
※スタッフ
脚本 … 三谷幸喜
音楽 … 服部隆之
テーマ音楽ソロヴァイオリン … 三浦文彰
題字 … 挾土秀平
制作統括 … 屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー … 清水拓哉、吉岡和彦
演出 … 木村隆文、田中正、小林大児、土井祥平
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コメント
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もう何だか長い最終回が始まった気分で 時々泣きそうになりながら見ています(^▽^;;)今日も簡単ですが 印象に残っているところをたたたっと書くと堺雅人さん、叫んでおられ…
【真田丸】第45回感想と視聴率「完封」&19年大河・五輪題材
「完封」東京オリンピック前年にあたる2019年のNHK大河ドラマは、五輪を題材と
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公式サイト 幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦に、家康(内野聖陽)は大きな脅威を感じ
BROOKさん
>有楽斎と見せかけておいて、料理を作っていた大角ではないかと考えています。
おおーーそれは思いもしませんでした!
あそこはいわゆる豊臣の諜報機関を兼ねているのかと思ってました。
>折角勝利したのに、次回は和議へ…。
よくない方に進んでますなーーー…
今年もやはり負けるのか(泣)
高砂やこの浦舟に帆を上げて大海原を血の色に染め(長澤まさみ)
ヒロイン・高梨内記の娘きり(長澤まさみ)が帰って来た。 史実的には・・・真田信繫の残り寿命も僅かであり・・・きりの女盛りもかなり過ぎているわけである。 一説によれば・・・高梨内記の娘の産んだ阿梅は慶長四年(1599年)生れであり、大坂・冬の陣では数えで十六才になっている。 大坂城内で仙台藩の家臣・片
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大河ドラマ「真田丸」 #45 完封
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>有楽斎、解りやすすぎ~…。
有楽斎と見せかけておいて、料理を作っていた大角ではないかと考えています。
幸村と有楽斎の話に耳を傾けていましたよね。
>見ろ、 人がゴミのようだ。
はい…思わずこの言葉が浮かびました^^;
折角勝利したのに、次回は和議へ…。
豊臣敗北への道が着々と進んでいます。
大河ドラマ「真田丸」第45回
大戦は初めて… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201611130000/ NHK大河ドラマ 真田丸 オリジナル・サウンドトラック 3 [ 服部隆之 ]