私はどうしても、このめぐみさんの結婚話と舞のパイロットが同等に語られることが納得いかないのである。
まぁ……「工場の女将」が夢になったと考えれば同等なのかな…。
祥子(高畑淳子)のところにめぐみ(永作博美)から、舞(福原遥)を迎えに来ると連絡があり、祥子は舞に伝える。さくら(長濱ねる)は舞が五島に来ていることを知り、自分がつくった「みじょカフェ」へ舞を連れて来ない祥子を責める。一方木戸(哀川翔)は、祝いの鯛(たい)を舞に渡しに来て、舞と祥子は不思議に思う。木戸は、一太(若林元太)から、舞がフィアンセを五島に連れて来たと聞いて勘違いしていたのだった…
(Yahoo!テレビより引用)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第7週「パイロットになりたい!」第34話
感想
めぐみさんの過去と舞のパイロットへの夢が同等に語られるのも違和感なんだけれど、お父ちゃんはどうして結婚を後2年待てなかったの……。
そこは待ってあげて欲しかった。
ばんばの気持ち
ペラペラと両親が娘に話していなかった過去を喋ってしまう木戸のおっちゃん、ぉぃ!……って思うけれど、ばんばの気持ちは聞けて良かった(視聴者)。
ばんばのジャム作りは「仕事」を心配してのことだった。
祥子さんのジャム作りもさ……初めはめぐみちゃんのためやったとさ。いつかこん島に帰ってくるとじゃなかかっち、そん時にできる仕事がなかったら困るやろうっちゅうてな。
これって、親としてものすごい現実的な思いやりよね。
いつか娘が帰ってきた時に「暮らさなきゃならないから仕事を作っておいた」。
浩太さんとのことを反対したのも「町工場の女将という仕事を心配」。
ばんばの頭の中、仕事の事ばかり……だけれど、暮らして行けるように考えてくれる。これは親が居なくなった後のことまで考えてくれているということで、とても素晴らしい心配なんだよ。
それに引き換え、
僕が傍にいてます。
めぐみさんに悲しい思いはさせません。
という浩太父ちゃんについては、ちょっと考えてしまったわ。
ずっと連絡取っていたというのは好感度高かったけれど、こんな感じで親子の間を取り持たずに去ったんか……。
ここは、あと2年、めぐみさんの卒業を待っても良かったのでは?
向いてへん
そうして話は、めぐみ・舞、母子の問題へと移行。
パイロットは人の命を預かって、きちんと目的地まで届ける責任ある仕事や。立派な仕事やと思う。
けど、誰にでもできる仕事やないと思う。
女性のパイロットはほとんどいてへん。
お母ちゃんな、あんたが男社会で道を切り開いていくタイプに思われへんねん。苦労すんのが目に見えてる。
それは決めつけすぎやな。
とも思うけれど、人力飛行機で飛ぶことを覚えた舞に、その責任感が理解できるかと言われたら、めぐみさんの言う事はもっともだと思う。
私、人力飛行機のみんなと出会ってホンマに変わろうって思ってパイロットに挑戦した。
パイロットはみんなの期待背負って飛ばなあかん。
失敗したら自分のせえや。
けど、空飛んで楽しかった。
涙が出るぐらいうれしかった。
うん。だから……
めぐみさんは「楽しさや嬉しさ」よりも人命を背負う事の責任について語ってたんやで……。
ちょっと、大丈夫かな、って心配になる部分はあるんだけれど。
まあ、鍛えられるからいいのか(航空学校に、鬼いるし……)
きっかけは楽しさ。
それでいいのかもね。
舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
結城章 – 葵揚
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
山中さくら – 長濱ねる
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
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