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【おんな城主 直虎】第49回「本能寺が変」 感想


信長(市川海老蔵)による家康暗殺計画を知った万千代(菅田将暉)は直虎(柴咲コウ)に会い、明智光秀(光石研)の謀反が成功した折には家康(阿部サダヲ)を三河へ逃がす手助けをして欲しいと願い出る。

この求めに応じた直虎は逃亡ルートとして堺からの海路を選択するが、その地で龍雲丸(柳楽優弥)や与太夫(本田博太郎)と久々の再会を果たす。

その頃、家康は安土城で信長の歓待を受けていた。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

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おんな城主 直虎 第49回「本能寺が変」

井伊直虎……

生誕は不詳だが、許婚であった伊井直親の生誕が1536年とされているので、ほぼ同じ年だとしたら本能寺の変が起こる1582年現在、46歳。

実際には許婚となった時は赤子だった説もあり、だとしても直親の父・直満が小野の讒言によって今川に誅される1544年にはすでにこの世にいるのだから42歳~48歳くらいと想像して……。

当時としては、もうお婆の域。

堺に行くはずだった約束なんて忘れていても尤もだしぃ~

私に異人と添えと?

には、ちょっと行きすぎかと……。。

 

まぁ……

カシラも全く変わっていないし、この世界はもしかしたらもう死語の世界なのかも知れない。

だって、直虎、ずいぶんここのところ落ち着いて、若い頃のキーキーバタバタした感じがなくなり、さすが鶴と碁を打ち続けているだけあって先が良く見通せる大人の女性になったと感心していたものの、今回は法衣にも関わらずはしゃいで華やいだ感じだし、やっぱりきっと、もう死んでる(ぉぃ)
 naotora49-頭

 

神々の……遊び……←古いっ
 

ともかく。

もうすぐ死んじゃうとはとても思えない元気な おとわ。

今回は、おとわが全面的に伊賀越えに関わる話である。

 

そもそも、なぜ、おとわが堺なぞに行くことになったのかというと、

 

明智の謀反がなったあと、我らが戦に巻き込まれず三河に逃げ戻るための道をつけて頂きたいのです。

京に茶屋四郎次郎という信のおける商人がおります。

この者と相談の上お計り頂ければ。

と、万千代が言ってきたからだ。

年寄りばかり(と思われる)面々に何とハードな頼みごと……と思うが、やる気満々に引き受ける爺婆たち。

 

先週、「あらかじめ明智の謀反を知っていたのにどうして伊賀越えなんてスーパーハードな道をつけたんだよ。」とブーブー言ったが、全ての答えが今日明らかに

つまり、おとわが付けた道はこうである。

堺から船で知多へ。

そこで出てきた話が南蛮の船。
そして、久しぶりの元夫・龍雲丸。

そして、ポルトガル人に抱かれる尼様……なのだった。

まぁ、当然、何もかも忘れる魔法の吹き矢で頭が助けてくれましたけどね。

 

一方、殺されるつもりで安土に来た家康一行は、何を見ても何をされてもビクビク。

ところが、光秀がいよいよ謀反という寸前になって、家康は信長には実は誠意があるのではないかと言い出した。

 

そもそも織田様が我らを殺すという策などないのではないか?

織田様はただ、我らを招いただけ。

その機を利用し織田様を殺せると思うた明智が、我らに「殺すつもりだ」とささやいたという事にございますか。

 

うむ。

殿は何故そのようにお考えに。

確たる理由はない。
ただ長いつきあいじゃ。

何をするか分からぬお方じゃが。
こたびの織田様が我らに殺気を抱いているようにはどうにも思えぬ。

このまま京にて茶を飲めば話は済むのではないか?

 

実際、この信長は別に徳川を殺す気などさらさらないようであった。

いつもリュークみたいな格好していかにも死神みたいにしてたけどさ、たぶんいつもいつもこの人には裏なんか無かったんだよね。

信康のことも、恐らく「好きにせよ」は本音で。

自由にすればいいという意味だったのを見た目の恐さでみんなが悪い方へ悪い方へと考えた。

 

私が子供の頃に家にあった伝記の絵本では、織田氏人質時代に家康は信長に会っており、兄と慕っていた……という逸話が載っていた。

まぁそういう史料は実際にはないと後々知ったのだけど、子供の頃に読んだ信長兄と竹千代くんの温かい交流っぷりはずっと記憶に焼きついたので、何となくね……信長を怖がる家康っていうのは私の中では「無い」のよね。

とりあえず、信長が悪魔みたいなまま退場しなくて良かったわ。

 

しかし、おとわは徳川一行が京へ向かったと知って動揺した。

 

頭。この銭で人を頼み、一芝居打ってほしいのじゃ。

徳川が招きに応じようとするのは誘いを断れば後々とがめ立てされるからじゃ。

ならば徳川が戻らざるをえぬようにしてしまえばよい。

 

そうして、京で戦が起きたという大芝居を劇団・龍雲が徳川一行の前で打っている所へ……

常慶から本物の謀反報告がやってきた。

劇団・龍雲、立場なし……。

 

そうか。やられたのか。織田様は。

はい。
ですがちょうど二条城には織田様ご嫡男がおられ、京は既に戦が始まっております。

よし!では殿。逃げまするか!

 

あまりに手際よく退却しようとするので、共にいた穴山に怪しまれ、誤魔化すために芝居を始める劇団・徳川。
 naotora49-伊賀

 

徳川様は仇討ちに上られるのでございましょう!?

さ…さようでございます!
ほうけておる折ではございませぬ。
殿!直ちに京に上らねば!

お待ち下され!
仇を討つと言われましても我らには十分な手勢もありませぬ!

さようにございます!殿!お考え直し下さいませ!

では…わしは…腹を切る!

な…なりませぬ!殿!なりませぬ!

織田様のためを思うなら急ぎ浜松に戻り、直ちに兵を率いて参戦致しましょう!

一刻も早く三河に戻り一刻も早く参陣致しましょう!

お~!

 

めっさ、雑な芝居(笑)

 

徳川を怪しんだ穴山は、ノブの案内によって……

命を落としたらしい。

 

こうして、ヒロインが史実に立派に絡み、明智の謀反をあらかじめ知っていても(ゆるい)伊賀越えは行われ、家康が「ここで腹を切る」と言った逸話も使われ、穴山信君も命を(無事)落とした後……

徳川御一行は無事に三河へ辿り着いたのであった。

ちょー高速セリフ本能寺と、ちょー高速伊賀越え。なんというコンビネーション(笑)

 

そして、次回は最終回。

伊井で預かっていた明智光秀の子がどう使われるのか。
 naotora49-自然

 

そこに注目しながら楽しみましょうーーー。

ああ、年末が来るねぇ……。

2017年度NHK大河ドラマ【おんな城主 直虎】事前番外 井伊直虎ってどんな人?男だったの?
井伊 直虎(いい なおとら)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての遠江井伊谷の女性領主。 井伊直盛の娘。 同国の国衆・井伊氏の事実上の当主を務めて、徳政令などを行い、「女地頭」と呼ばれた。 (wikipedia-井伊直虎-より引用)    ...

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※キャスト

井伊直虎(おとわ)… 柴咲コウ(子役期:新井美羽)

井伊直盛 … 杉本哲太
祐椿尼(千賀) … 財前直見
井伊直平 … 前田吟

井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親(亀之丞) … 三浦春馬(子役期:藤本哉汰)
しの … 貫地谷しほり
井伊直政(虎松) … 菅田将暉(子役期:鈴木楽→寺田心)

中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
中野直久 … 冨田佳輔(子役期:山田瑛瑠)
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ→梅(二役) … 梅沢昌代

小野政直 … 吹越満
小野政次(鶴丸) … 高橋一生(子役期:小林颯)
小野玄蕃 … 井上芳雄
小野亥之助(万福) … 井之脇海(子役期:荒井雄斗)
なつ … 山口紗弥加

奥山朝利 … でんでん
奥山孫一郎 … 平山祐介
奥山六左衛門 … 田中美央

新野左馬助 … 苅谷俊介
あやめ … 光浦靖子
桔梗 … 吉倉あおい
桜 … 真凛
高瀬姫 … 朝倉あき(少女期:高橋ひかる)

鈴木重時 … 菅原大吉
近藤康用 … 橋本じゅん
菅沼忠久 … 阪田マサノブ
瀬戸方久 … ムロツヨシ

南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重

甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行

今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真(龍王丸) … 尾上松也(子役期:中川翼)
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
関口氏経 … 矢島健一
庵原朝昌 … 山田裕貴
大沢基胤 … 嶋田久作
岩松 … 木村祐一
佐名 … 花總まり
北条氏康 … 鶴田忍
北条幻庵 … 品川徹
佐久間信盛 … 坂西良太
明智光秀 … 光石研

徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒(子役期:丹羽せいら)
徳川信康(竹千代) … 平埜生成(子役期:吉田海斗)
石川数正 … 中村織央
酒井忠次 … みのすけ
本多忠勝 … 髙嶋政宏
榊原康政 … 尾美としのり
本多正信(ノブ) … 六角精児
松下源太郎 … 古舘寛治
松下常慶 … 和田正人
徳姫 … 植原星空
於大の方 … 栗原小巻
武田義信 … オレノグラフィティ

龍雲丸 … 柳楽優弥
モグラ … マキタスポーツ
力也 … 真壁刀義
カジ … 吉田健悟
ゴクウ … 前田航基

中村与太夫 … 本田博太郎

織田信長 … 市川海老蔵

武田信玄 … 松平健

語り … 中村梅雀

※スタッフ

脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男

公式サイト http://www.nhk.or.jp/naotora/

【おんな城主 直虎】
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コメント

  1. 『おんな城主直虎』、最後の2回でまたやられた(第46~50回)

    皆さんこんばんは。今回は去年の大河ドラマ『おんな城主直虎』の感想シリーズということで、第46~50回までの感想を書きます。ついにラストですね。一昨年の『真田丸』に比べたら随分早く終うことができました 笑まずはあらすじ。織田信長(市川海老蔵)に武田との内通を疑わ

  2. 昼寝の時間 より:

    おんな城主 直虎 49話「本能寺が変」

    公式サイト 信長(市川海老蔵)による家康暗殺計画を知った万千代(菅田将暉)は直虎

  3. おんな城主直虎 第49回「本能寺が変」簡単…

    ​​​​なんだかちょっとブログを書けない日が続いております(^0^;)そして今日も時間はないけれども、やっと録画していた大河ドラマを見たのでまずはその感想から!いや〜〜、龍雲丸…

  4. くう より:

    巨炎さん
    >現時点、天下泰平に向けてのビジョンなどあろうはずもない家康軍団。
    これで「主人公あってこその天下人」という
    戦国マイナー大河定番のオチに結び付けるのですかねぇ…。

    天下泰平のビジョンがあったことにするんですよね~。
    やはり平成大河だなと思うと同時に、平成大河とすればよく出来ていたかなとも思います。

    とりあえず、個人的にはあまり萌えない伊賀越えでした(爆)

    >敗者として新時代の礎に貢献した紛れもない事実があった事。

    井伊家の場合は最終的には井伊直政という後世に残る成功者を出してしまっているので敗北感が薄いんですよね^^;そこら辺が散って礎になれない要因。

    まぁ、最終回を楽しみにします。

  5. 巨炎 より:

    辻褄は合いましたが辻褄を合わせただけというか、変な話。

    主人公が否定してきた私怨を原動力にして
    降って湧いたような暗殺計画に便乗して後からオタオタ、
    現時点、天下泰平に向けてのビジョンなどあろうはずもない家康軍団。
    これで「主人公あってこその天下人」という
    戦国マイナー大河定番のオチに結び付けるのですかねぇ…。

    「平清盛」や「真田丸」が面白かった一因に
    主人公サイドが時代の敗者に追い込まれている故の死にもの狂い感、
    敗者として新時代の礎に貢献した紛れもない事実があった事。
    その意味で本作は政次がストーリーを引っ張った中盤がピークですな。

  6. おんな城主 直虎 第49回「本能寺が変」

    大河ドラマ『おんな城主直虎』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第四十九回「本能寺が変」 あらすじ・・・・・・・

  7. おんな城主 直虎「本能寺が変」

    徹底して、非戦を貫いた城主を描いた今回の大河。賛否両論あれど、個人的には、タイトルの遊びが好きでした。この「本能寺が変」にはバカウケ!ついに、万千代(菅田将暉)の直虎(柴咲コウ)の方向性が通じ、信長(市川海老蔵)による家康暗殺計画について、ふたりの間で相談。オハナシも、こう作ってきましたか、と懐かしいメンバーの再会に感心。龍雲丸(柳楽優弥)の、おとわ(柴咲コウ)を異人に差し出し、危機一髪の時は、吹き矢でバタッも可笑しかったな。昨年の本能寺も大胆でしたが、今年もまた大胆な扱いですね。来週は、ついに最終…

  8. 大河ドラマ『おんな城主直虎』第四十九回

    「本能寺が変」内容明智光秀(光石研)による信長(市川海老蔵)暗殺計画を知る家康(阿部サダヲ)計画を知った直虎(柴咲コウ)は、家康に。。。。そんななか、万千代(菅田将暉)は、直虎に計画の詳細を伝えた上で、家康を逃がす手はずをを整えて欲しいと依頼する。そして家康は、万千代らと安土城へ。同じ頃、直虎は、茶屋四郎次郎(辰巳琢郎)に接触。その後、堺で龍雲丸(柳楽優弥)与太夫(本田博太郎)らと再会。敬称…

  9. NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第49回「本能寺が変」

    「どうしました?」「この本能寺が変なんです!」「なんだね君は!」「なんだねちみはってか?そうです、私が変な本能寺です!」・・・ってのはちょいと違いましたか?こりゃ失敬! 光秀様の視点から描かれた津本陽様の小説「本能寺の変」あたりが元ネタ・・あるいはもともとこの回に付けるべきはずだったタイトルの自己パロディー?

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