直親(三浦春馬)と夫婦になって4年、しの(貫地谷しほり)はいまだ懐妊の兆しがないことを気に病んでいた。
その様子を見かねた次郎法師(柴咲コウ)は、政次(高橋一生)に子を授かるための妙薬を買い求めてくるよう願い出る。
その頃駿府では、今川義元(春風亭昇太)が家督を息子の氏真(尾上松也)に譲り、尾張の織田攻めに向けて着々と準備を進めていた。
直親はこの戦で初陣を飾りたいと直盛(杉本哲太)に参陣を申し出る。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
おんな城主 直虎 第8話「赤ちゃんはまだか」
「次郎法師の元許婚・直親と奥山の娘・しのが夫婦となってから4年。
しのは未だ子に恵まれず、つらい日々を送っておったのじゃ。」
っつー事で……
お経をあげたら脱税できた話の次は、お経をあげても子ができない話である。ふぅ…。
子が出来なくて悩む。
だけならまだしも、しのはヒロイン・おとわをめっさ憎んでいるのだった。
次郎が庭先で瀬名さまからの手紙に笑っているだけなのに、
今、私の事、お笑いになりましたか?
そんな、しののために、おとわは子が出来るという妙薬を調べたり探したりしているのだった。
しのがイライラしているのはあんたのせいだよ。
それがよけいなお世話なんじゃ。
…と言うなかれ。
次郎的には全ては井伊のためである。
なんせ竜宮小僧なんで。
直親がしのを迎えてもう4年。
次郎は竜宮小僧に徹して4年。
今川は織田と怪しい雲行き。
時はそれなりに経っている……
と、思いたいのに、
(南渓和尚)そのうちおぬしを還俗させろという話になるのではないか。
(政次)直親様のお子をはらめば問答無用で奥方の座につけるのではないか。
もう、こういうの止めてもらいたい……。。
私も嫡男を得られませんでした。
しのがどれだけつらい思いをしているかは手に取るように分かります。
なれど、これは武家の女子であれば受け入れねばならぬ事です。
と、お側女を考え始める直盛父と母。
次郎は しのに同情していたのだが、肝心の しのがね。
次郎様は私に子が授からなければよいと思うてらっしゃる方ではありませんか。
かように授からぬのは既に子ができぬよう呪うておいでではないのか!
とか言い出す始末。
面倒くさい……この女。。
恥を知れ!
情けない。
さすがにあまりにも情けないお言葉。
そなたは、それでも直親殿の…井伊の奥方様なのか!
今日の事。父上と母上に申し上げる!
いかなる沙汰を下されるかお覚悟召されるがよい!
ハッキリキッパリ言い放ってやる次郎である。
なのに、それに対しても、
次郎様が私に乱暴を!
子がおりましたら流れていたかもしれませぬ!
恐ろしい。恐ろしいお方にございまする!
いやんーー…本当に面倒くさい。。
あのねぇ…どういう立場なのだろうか。
次郎さまは出家したとはいえ領主の姫である。
しのは家臣の娘である。
こんな無礼があってもいいのだろうか。
もっとも、この場合はもうノイローゼってやつなので仕方ないと優しく見守るところなの?
側女はまあ、やぶさかではないがの。
私もそろそろそうすべきかと思うておりました。
ちなみに後家などでもよろしいですか?年は?
さような事はこだわりませぬ。
しかしできますれば今度は、その……
落ち着いた女子を。
まぁ…そう言いたくもなるよね…。
面倒くさい正室・しのは、ついに自決騒ぎまで起こし。
私が おとわ様じゃったらと誰もが思うておる。
口には出さねど殿もお方様も屋敷の皆も…直親様も。
しのが おとわであったならと。
それでも子が生まれれば変わる。
きっと皆見直して下さると一日中子を作る事ばかり考え…なれどただの一人にも恵まれず…。
悪いのは私ですか?
私は他に誰を恨めばいいと言うのですか。
いるいるぅ…
「私だけが誰よりも可哀想目線」人間。
そもそも、おとわこそが許婚を取られて可哀想目線で見られるはずなのにねぇ。
ああ、その陰で泣いている女もいるんだよと?
なに、これ。
戦も近いというのに女の事で大騒ぎな井伊谷。
『奪い愛、冬』!!?
分かった。
そこまで言うならご自害なされよ。
正室がなくなり、もう誰もふさわしい者がおらぬとなればさすがに私の還俗も認めて頂けるであろう。
ちょうどよい薬も手元にある事じゃし、すぐに跡継ぎにも恵まれよう。
そうじゃそれがよい。
ほれ、早う。 お取りなされ。早う。
『奪い愛、冬』と違って簡単に泣いたり謝ったりしないヒロインなのは、ちょっといいね。。
そして、小刀を拾ったかと思えば、自害では無くて次郎に向かって来る しのである…。
だから……
領主の姫だというのに……。
わあぁぁぁぁ!!!私は必ず必ず子を産んでみせまする!
そなたを決して還俗などさせはしませぬ!
「そなた」じゃねーよ……
とブツブツ言いつつも、何かもう、どうでもいいや。あはは…(笑)
この後、根性で子どもを作り、結果生まれ出るのが菅田くんだと思うと複雑ですよ、私は。。
しののやつ…まさか思い詰めたあげく。
そこまで愚かとは。
愚かでございます!
あの女は私を逆恨みしたあげく刺し殺そうと致しました!
恐ろしい女子にございます!
もし新しい側女が来れば必ずや私と同じ憂き目に遭いましょう!
なれど!
もし母となった暁にはちゅうちょなく敵を刺し殺す心強き母になりましょう!
しのフォローを忘れない次郎さま。
まっ、男前。
直親夫婦はこの後、側女を貰うのは1年の猶予を…と申し出てきた。
1年の間にイイ心療内科の先生も探してくださいね。。
次郎さまの好感度がグンと上がった回であった。
しかし、しの下げで上げた好感度だけに、視聴者への しのフォローが大変だ。
誰もがB子だから許そうよと言ってくれるとは限らなくてよ。。
元康・瀬名夫妻がメチャメチャいい感じに描かれているわけだが、これ、この先どうするのだろうと。そこが気がかりだね。
現在、ヒロインと瀬名は仲良しだし、井伊にとって重要人物の元康は悪く描かれる事はないだろうし。
何にせよ…
桶狭間の戦で次郎の父・直盛の運命も小野玄蕃の運命も、元康と瀬名の運命も大きく変わるわけである。
ホームドラマも三角関係も…
きっともう終わる。はず。…きっと…。
※キャスト
井伊直虎(おとわ)… 柴咲コウ(子役期:新井美羽)
井伊直盛 … 杉本哲太
千賀 … 財前直見
井伊直平 … 前田吟
井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親(亀之丞) … 三浦春馬(子役期:藤本哉汰)
しの … 貫地谷しほり
井伊直政(虎松) … 菅田将暉(子役期:寺田心)
佐名 … 花總まり
中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ … 梅沢昌代
小野政直 … 吹越満
小野政次(鶴丸) … 高橋一生(子役期:小林颯)
小野玄蕃 … 井上芳雄
なつ … 山口紗弥加
奥山朝利 … でんでん
奥山六左衛門 … 田中美央
南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重
甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行
今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真(龍王丸) … 尾上松也(子役期:中川翼)
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
新野左馬助 … 苅谷俊介
関口氏経 … 矢島健一
あやめ … 光浦靖子
岩松 … 木村祐一
徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒(子役期:丹羽せいら)
龍雲丸 … 柳楽優弥
瀬戸方久 … ムロツヨシ
高瀬 … 髙橋ひかる
松下常慶 … 和田正人
語り … 中村梅雀
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男
コメント
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皆さんこんばんは。今回は、大人気大河ドラマ『おんな城主直虎』の感想シリーズ第2弾です。第6~10回について取り扱います。あらすじ井伊谷に還った井伊直親(三浦春馬)は次郎法師(柴崎コウ)との結婚を望み、今川家に次郎法師の還俗を願い出たいといったが、小野政次(高
おんな城主 直虎第8話 & 嘘の戦争第8話 & 科捜研の女16期第16話(2.26-3.2)
おんな城主 直虎第8話 井伊直親(三浦春馬)と泣く泣く決別した次郎法師(柴咲コウ)が 直親と結婚後不妊に悩むしの(貫地谷しほり)を気遣ったと。 この回自体はどうでもいい話だったんだけど、次回が桶狭間なのか。 桶狭間、5月くらいかと思ってたわ。 なら、もっと描くべきことがあったんじゃないかな。 今川と織田の小競り合いとか三国同盟とか。 今川の軍師、雪斎はもう死んでいるということなのよね。 で、信長は市川海老蔵氏ですか。 ご家庭の事情には同情するけど、この人の演技は苦手なのよね。 昇太師匠が退場したら、…
大河ドラマ「おんな城主 直虎」生き残る為の決断8次郎法師はしのの懐妊を願い妙薬を授けるも逆に襲われ直親に夫婦の務めをするように一喝した
大河ドラマ「おんな城主 直虎」第8話は直親としのは夫婦になって4年が経過したが今だに子が授からない。その状況を見かねた次郎法師は子が授かると言われる妙薬を求めようとする …
巨炎さん
>そういえば家康の最初の妻子は信長が原因で悲惨な結末を迎えたのでしたっけ?
そうですね。
瀬名姫はあの築山殿で、抱かれていた赤子は信康ですね。
原因が信長かどうかは諸説あるようですが、この大河のあの家康の描かれ方では、泣きながら全部信長のせいにするしかないような^^;
>「奪い合い、冬」
こちらも一応、元BK朝ドラ主演
ああ!!もう、すっかり忘れていました(爆)変すぎて!!
>ところで直子さんがオメデタですか。
ああ、中の人たちのことですか。
それは存じませんでした。
オノマチさんはご結婚されていますよ。
千菊丸さん
>たかが家臣の娘が、領主の娘に対して刃物を振り回そうとするのも解らないし、姑からそのことについて厳しく叱られても開き直ろうとするし・・
ですよね。
縁戚の娘といっても家臣の娘。
今や井伊家当主の養子の嫁といっても家臣の娘。
姫様に刃物を振り回して許されるのは、やはり心の病に優しい戦国なんだなって^^;
これから好感持てるような描き方になるといいですよね。
でも、そうなったとしても、私はこの回のこの人の姿を忘れません(爆)
saboさん
>私の妄想ですが、新野様と政次でお目付けあるあるを言い合っていたりして仲が良いのではないでしょうか^^
おお…そこまで新野ウォッチャーを(笑)
私はむしろ政次の方が新野さまの尻を叩いてやらせているのではないかという妄想に駆られていました。
>しのは史実と名前が違うと聞いた時点でかなり嫌な人物にさせるつもりかな、と予想してましたが
ああーーなるほど~~…
だから「ひよ」さんじゃないんですかね。
どこかからクレームが^^;
こんな不安定な母と無神経サイコパスな父から生まれる菅田くん(泣)
何だか逆に登場するのが楽しみ(いや、まずは寺田心ちゃん(笑))
>直親もなぁ。ノベライズの『初恋の別れ道』で
あら、ノベライズの直親はあんな情の搾取サイコパスじゃないのですね。
このキャラ、死する時にはどのように着地するのか興味あります^^;
大河ドラマ「おんな城主直虎」 #08 赤ちゃんはまだか
もう桶狭間が近づいているんですね。 しのには子どもが生まれず、瀬名には2人目が・・・。
小野政直没後、新野様がちゃんと働いている様子が描かれていて嬉しいです。政直からは「お目付けが私になったのは新野様がろくに働かないから」と言われ、千賀からは「情けない」と責められていた新野様も今は政次の先輩お目付けとしてしっかりしてますね(笑
私の妄想ですが、新野様と政次でお目付けあるあるを言い合っていたりして仲が良いのではないでしょうか^^
しのは史実と名前が違うと聞いた時点でかなり嫌な人物にさせるつもりかな、と予想してましたがなかなかでしたね
この母にあの父となるとこのドラマではもしかして井伊直政はかなり危ない人ととして描くつもりなんじゃ汗
直親もなぁ。ノベライズの『初恋の別れ道』で「おとわが俺のためを思うて出家したと聞き、嬉しかった。俺は必ずここに戻るのだと、そう思った。なれど、同じだけ、同じ強さで……俺はおとわの人生を奪ったのだとも思った」という素敵なセリフがあったのにドラマでは削られているし。幼なじみ三人は互いに罪悪感を抱いていることが絆を強くしていることがそれとなくほのめかされるシーンがちょくちょくあるのだけどドラマだとちょっとわかりづらいしなぁ
と不満はあるもののノベライズ買ってしまったのでハマっているのでした(笑
弘治元年、太原雪斎死す(貫地谷しほり)
登場人物の末期が描かれずにナレーション処理によって「死」が伝えられることを一部のお茶の間の皆さまは「ナレ死」と呼ぶらしい。 もちろん・・・歴史上の人々を描いている間にもその時代を生きている人々はどんどん死んでいるので一々描いていたら臨終のシーンぱかりになってしまうので仕方がないのである。 しかし・・
おんな城主 直虎 第8回「赤ちゃんはまだか」
大河ドラマ『おんな城主直虎』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第八回「赤ちゃんはまだか」 あらすじ・・・・・・・
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第8回「赤ちゃんはまだか」
今これを言ったらハラスメントでしょうけど、生きるか死ぬかの瀬戸際の時代なれば、これもまたやむを得ぬことかと思われ~。個々の人権を守ってたら一族根絶やしになってしまいかねません、っていうかそもそも鬼の戦国波乱の時代に、今日のような人権意識はなかったでしょうからねええ~~。
大河ドラマ『おんな城主直虎』第八回
「赤ちゃんはまだか」内容直親(三浦春馬)としの(貫地谷しほり)が、めおとになり4年。未だ、子が授かっていなかった。しのが、気に病んでいると、南溪(小林薫)から聞く次郎法師(柴咲コウ)自身の存在が、しのを苦しませているようだった。そこで昊天(小松和重)に…
おんな城主 直虎 8話「赤ちゃんはまだか」
公式サイト 直親(三浦春馬)と夫婦になって4年、しの(貫地谷しほり)はいまだ懐妊
しのが不妊を拗らせて面倒な女なので、次郎の株が上がったのは仕方がないとして・・たかが家臣の娘が、領主の娘に対して刃物を振り回そうとするのも解らないし、姑からそのことについて厳しく叱られても開き直ろうとするし・・被害妄想の塊で、何だか彼女には好感が持てないです。
まー、男子を産んでナンボの時代ですし、
(そういえば家康の最初の妻子は信長が原因で悲惨な結末を迎えたのでしたっけ?)
しの視点では次郎が
「領主の娘」「出家したから産まなくていい」「でも何時、還俗してくるか判らない」
で実権の無い帝から見た法皇様のごとく映っているのではなかろうかと。
>「奪い合い、冬」
こちらも一応、元BK朝ドラ主演でB子旋風が巻き起こっているのかなぁ…。
ところで直子さんがオメデタですか。
優子さんは離婚まで行ってしまって、聡子さんはどっちに転ぶか。
糸子さんは入籍はしてるんですよね?
おんな城主直虎 第8回~なぜ共に悲しんでやらぬのだ? なぜ、しの殿はかようにひとりなのじゃ?
「悪いのは私ですか!? 私は誰を恨めばいいのですか!?」 しの(貫地谷しほり)は誰かに怒りをぶつけたかったのだろう。 子供が出来ないことで自分を責めていたら、自身の心が崩壊してしまう。 そんなしのに対して、次郎法師(柴咲コウ)はどう対応したか? …
おんな城主 「赤ちゃんはまだか」
直親(三浦春馬)と夫婦になって4年、でも、正室のしの(貫地谷しほり)に子が授からないことは、特に戦国の世では辛いこと、だったでしょうね。しの、ほとんどノイローゼ状態。親身に心配して、思い出の鼓を売ってまで妙薬を取り寄せた、次郎法師(柴咲コウ)を逆恨み。果ては、側室話の噂に自決騒ぎまで起こし、めちゃくちゃ、面倒くさい状態になってました。しかし、それを、政次(高橋一生)に買いに行かせる、おとわも、おとわです。一方、家康( 阿部サダヲ)と瀬名(菜々緒)の元や、直親の兄弟のもとには、着々と子供達が。…皮肉で…
おんな城主直虎 第8回 赤ちゃんはまだか
第7回「検地がやってきた」はこちら。前回の視聴率は予想に反して12.9%と一気にダウン。この時期の12%台はきつい。「花燃ゆ」の悪夢がNHKの首脳陣をびびらせているに違いない。あの会長がいるときだったらざまーみろだったのだが。今回は桶狭間直前の、ちょいと一服の回。もちろん、直親(三浦春馬)がなぜ参戦しないのかのネタ振りでもある。コンセプトは「女の闘い」なのが露骨。子ができない鬱屈を、次郎(柴咲コウ)を恨むことでなんとか抑え込んでいる正室しの(貫地谷しほり)。これがもう「ちりとてちん」のB子のときより…