信長(市川海老蔵)の意に逆らえず、嫡男・信康(平埜生成)と正室・瀬名(菜々緒)を失うこととなった家康(阿部サダヲ)は、この無念を晴らすためにも駿河を奪取することを家臣の前で宣言する。一方、直虎(柴咲コウ)は、万千代(菅田将暉)と手を組んで「戦のない世を作り出すこと」を新たな目標と定める。
そんな中、万千代は武田の城・高天神城攻めで水の手を切ることに成功し、二万石の加増を言い渡されるが…。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
おんな城主 直虎 第47回「決戦は高天神」
本日、昼間のBS再放送は『風林火山』第35回。
(放送当時、パソコンの状態が最悪だったためレビューはありませぬ)
信玄からすら恐がられるようになり、新しい側室の存在を知り、正室の三条はんから嫉妬を窘められた諏訪御寮人が、自分の子に武田を継がせて目にもの見せてくれるわ!!と誓った回である。
いつも面倒くさい姫しゃま。
こうやって見ていると甲斐武田の滅亡は姫しゃまの怨念って気がしてきた #風林火山
— くう (@kukucoo) 2017年11月26日
そして、夜の『直虎』では、姫の執念で武田を継ぐことになった四郎くんが さらし首になるのである。うーーーん……繋がってる……。
跡取りであった信康と正室・瀬名姫を失った家康は、井伊の万千代によって(ここは、まぁ、主人公補正で)「この先の徳川のために!」立ち直った。
まずは岡崎へ行き、信康を失った悲しみと怒りに落ち込む家臣たちを勇気づけ、取り込む。
昔……井伊の先代が、逃散した百姓たちを説得するのに、自分には力がないゆえにそなたらの力を貸してほしい、と訴えた事がございまして。
そうして頼まれた百姓たちは、今なお先代の力強き味方にございます。
この姿勢を倣い、家康は息子の家臣たちに頭を下げる。
万千代はついに、直虎と同じく、「負けた者だからこそできる勝ち上がり方」を覚えたのだった。
とにかく。
家康は駿府を取るために動き始める。
天正8年。高天神城の戦い。
ここは遠江支配の要の城であり、徳川と武田は以前からここを巡って戦っていた。
木の 切り出しのため、また借り出される六左と之の字。
この2人が武田の間者を発見し、その情報によって高天神城の水の手を切ることが出来た……ということで、何と二万石に加増された万千代である。
家康は高天神城を兵糧攻めすることで、じわじわと追いつめ、一兵も失うことなく降伏させ、武田の兵をこちらに取り込もうと考えていた。
織田に屈せずともよい力を持つため、徳川のこれから先のために。
敵をたたき潰す力ではなく、敵を味方とする力を鍛える。
二万石の話を聞き、わざわざ万千代の元へ足を運んだ おとわは家康の理想を聞いて顔をほころばせる。
但馬との…昔……2人で、戦わぬ道を必死に探った事を思い出してな。
強くなるとよいのう。徳川が。
それこそ日の本一、戦の嫌いなお方が強うなれば戦のない世というものが見られるやもしれぬ…。
しますよ。俺が。
徳川を日の本一、殿を日の本一の殿にします。
俺の仕える殿なのですから。
なってもらわねば困ります。
そうか…。
そうなるのか虎松は。
そうか…そうか…。
たくさんの死と隣り合わせに生きてきて、多くの事を見て考えるようになり、年齢と共に落ち着いた おとわ@直虎と。
権力に屈した殿が泣きながら最愛の息子を処分するという悲劇を目の前で見て、仕える者の覚悟を知った虎松@万千代と。
同じ所を目指すようになった養母子の繋がりが、よく見えるシーン。
もう、虎松を子ども扱いする直虎は居らず、養母に反抗心丸出しの息子も居ない。2人はよく似ている。
もしかしたら、本当の母子だったかも知れない運命の2人なのだから。
しかし、なかなか思うようには事は進まない。
信長は水野忠重を通し、
徳川は降伏を受け入れてはならぬ。
高天神は最後は力攻めで落とすようにと織田様のお指図でござる。
と言ってくる。
まぁ……武田と徳川は繋がっていると思われ、そのせいで処分された妻子だったのだから、本来、徳川は武田を全力で叩かなきゃ疑いは晴れないんだよね。
しかし、兵糧攻めで虫の息の城を力攻めせよと言う織田の情け容赦なさ……。
そう上手くはいかぬものじゃの。
徳川は、沈み込みながらも城攻めをし、落とす。
絶対的な権力が無ければ、従うしかないのである。
もう少し我慢すれば信長いなくなるから。(あんたもいなくなるけど.。oO #おんな城主直虎
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) 2017年11月26日
まぁね……
ヒロインを殺さない範囲で描かなきゃならないと考えると、あと2話か3話?
信長も死なないよね。(正直、大河史上、もっとも早く死んでほしい凶悪っぷりだけどぉ…。)
ともあれ、駿河を手に入れ、亡き息子と妻と、しみじみ酌み交わす家康。
さて。
この機に、六佐と之の字を徳川へ仕えさせたいと言う万千代。
意外なことに、六佐は受け、之の字は「井伊の番人だから」と断って来る。
但馬の墓に話しかける之の字。
もう、井伊の墓守りみたい。
そうやって、ずっとこの地に縛られているつもりだったんだね。
そんな之の字を、戦のない世を作るために徳川へ行ってくれと説得する直虎。
俺は俺なりに折り合いをつけてやってきたのでございますよ。
女子が己の殿となり、女子だからこそ守るのだと己に言い聞かせ、その殿は次には井伊を潰すと言いならば、井伊谷の番人になればよいと思い直し。
そうやってやってきて、今があるのでございます。
断る事などできるわけがございますまい!
俺だってずっと見てきたのですから。
殿が、但馬が、必死に戦を避けようとする様を。
避けられなかった様を。
あなたの隣で見てきたのですから!
殿がさような戦をするというならばやってみるしかないではないですか。
本来は中野にも奥山にも当然嫁がいて子もいるわけだが、この風の谷の井伊では姫しゃまのために独身を貫き、尽くすのである。(両家は婚姻関係で深く結ばれている親戚関係)
久しぶりに之の字の出番が多くて良かった。
ラストに向かって、信長の横暴っぷりが井伊家にどう絡んで来るのかも興味深い。
※キャスト
井伊直虎(おとわ)… 柴咲コウ(子役期:新井美羽)
井伊直盛 … 杉本哲太
祐椿尼(千賀) … 財前直見
井伊直平 … 前田吟
井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親(亀之丞) … 三浦春馬(子役期:藤本哉汰)
しの … 貫地谷しほり
井伊直政(虎松) … 菅田将暉(子役期:鈴木楽→寺田心)
中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
中野直久 … 冨田佳輔(子役期:山田瑛瑠)
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ→梅(二役) … 梅沢昌代
小野政直 … 吹越満
小野政次(鶴丸) … 高橋一生(子役期:小林颯)
小野玄蕃 … 井上芳雄
小野亥之助(万福) … 井之脇海(子役期:荒井雄斗)
なつ … 山口紗弥加
奥山朝利 … でんでん
奥山孫一郎 … 平山祐介
奥山六左衛門 … 田中美央
新野左馬助 … 苅谷俊介
あやめ … 光浦靖子
桔梗 … 吉倉あおい
桜 … 真凛
高瀬姫 … 朝倉あき(少女期:高橋ひかる)
鈴木重時 … 菅原大吉
近藤康用 … 橋本じゅん
菅沼忠久 … 阪田マサノブ
瀬戸方久 … ムロツヨシ
南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重
甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行
今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真(龍王丸) … 尾上松也(子役期:中川翼)
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
関口氏経 … 矢島健一
庵原朝昌 … 山田裕貴
大沢基胤 … 嶋田久作
岩松 … 木村祐一
佐名 … 花總まり
北条氏康 … 鶴田忍
北条幻庵 … 品川徹
佐久間信盛 … 坂西良太
明智光秀 … 光石研
徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒(子役期:丹羽せいら)
徳川信康(竹千代) … 平埜生成(子役期:吉田海斗)
石川数正 … 中村織央
酒井忠次 … みのすけ
本多忠勝 … 髙嶋政宏
榊原康政 … 尾美としのり
本多正信(ノブ) … 六角精児
松下源太郎 … 古舘寛治
松下常慶 … 和田正人
徳姫 … 植原星空
於大の方 … 栗原小巻
武田義信 … オレノグラフィティ
龍雲丸 … 柳楽優弥
モグラ … マキタスポーツ
力也 … 真壁刀義
カジ … 吉田健悟
ゴクウ … 前田航基
中村与太夫 … 本田博太郎
織田信長 … 市川海老蔵
武田信玄 … 松平健
語り … 中村梅雀
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男
公式サイト http://www.nhk.or.jp/naotora/
【おんな城主 直虎】
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コメント
おんな城主 直虎 47話「決戦は高天原」
公式サイト 信長(市川海老蔵)の意に逆らえず、嫡男・信康(平埜生成)と正室・瀬名
巨炎さん
>但馬の件がトラウマなのは解りますが
近藤の遺恨の発端自体が直虎(&龍雲丸)な訳で。
それねーー!!ほんと、そうですよね。
ストーリー的に丸っとスルーされて、今や近藤さんとお友達みたいになっちゃってるけど(笑)
そして龍雲丸はどうなったんだろう。
最終回辺りにポッと再登場するのかな
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おんな城主 直虎「決戦は高天神」
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>甲斐武田の滅亡は姫しゃまの怨念
昨年の「真田丸」でも魔王の姪である淀姫が周囲を不幸にしていく様を
再放送の「武田信玄」とリンクさせていた節がありました。
それにしても直虎が自分の都合で言う事をコロコロ変えていて
之の字や万千代がそれに振り回されているようで不憫。
但馬の件がトラウマなのは解りますが
近藤の遺恨の発端自体が直虎(&龍雲丸)な訳で。
その辺りの事実と主人公がちゃんと向き合っているのか今一つ不明瞭。
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