正直、私達がすごく悩んでるのは、あなただから。
三田さんだからよ。
校長先生は一般論で大学に行くべきだっておっしゃってるわけじゃないと思うの。
三田さんは とっても優秀でたくさんの可能性を持ってる。
それを今結婚することと引き換えに捨てるのは もったいないって、どうしても思ってしまうの。
彼に頼るどころか何かがあった時に彼を支えるだけのスキルを持てる人なの。あなたは。
だからもっともっと自分を成長させてから結婚しても遅くないんじゃない?
【先に生まれただけの僕】第7話 感想
簡単感想でのみで。
今回の話はモヤる話だった……。
結論的にも何だかモワっと終了して、まるで時間切れだからと強制終了したようだった。
・悩める女子生徒(正直、彼女はすでに決断していて別に悩んではいない。悩ませているのは周囲。)の話自体も結論は出ず(ママとハグして一応終了?)
・嫉妬と好奇心から掲示板炎上になったクラス問題はどうなったのだろう(三田さんがやっぱり進学を決意したとして、そうしたら炎上は止まるのか?)
・上記の件も絡めて。インターネットというものに検索や書きこみを頼る「ネット生活」が学校に浸食する必要性と危険性の有無。
スマホを持ち込み可にする必要性と、授業の集中への妨げ、過剰に使ってしまうせいで人を傷つける可能性……こっちの話の方が学校的にはよほど大事な話のように思える。
結婚か大学か
どうして学校が彼女のプライベートに踏み込んで来るんでしょうか。
僕には先生方が彼女に大学を勧めるのは学校の進学実績を上げたいだけなんじゃないかって感じて。
という真田の言葉ももっともだと思えてしまったなぁ。
確かに三田さんは優秀で(一体どの程度に優秀なのかはよく解らないけれど)将来の可能性をたくさん持っているかも知れない。
けれども、ここで説得され結婚をあきらめて大学へ行ったとして、大学生活が上手くいかない事態が起きたら「あの時、邪魔されたから」と、きっと思ってしまうよね。
ここで進学せず結婚して、「あの時大学へ行っていれば」と思ったとしたら、それは自分が選んだ道だから仕方ないけれども。
そもそも「大学へ進む」というのは、どういう事なのだろうか、と考える。
大学という所は本来、「特に専門的にもっと学びたい事がある人がその分野で研究を極めたいから入る所」である。小学校から中学校へ入り、中学校から高校へ入る事と同じように考えている人が多すぎるのでは…と近年感じるのだった。
(もっとも、恐らく社会がそうなっているのだろう。大学へ入ってからも学生も保護者も高校の延長のように先生が面倒みてやらなきゃいけない状態らしいから。)
そういう意味では、三田さんには特にこれ以上学びたい事がないのだ。
三田さんが何かを目指して頑張っていたのに、突然やっぱり結婚すると言い出した、だからみんなで考え直すように言っている……というならまだ納得できる。
けれども、三田さんにはたぶん、特に専門的に進みたい道はない。進みたいのは主婦道なのである。
うーーん……これを考え直すように説得する理由は正直私には解らない。
これは昨日の「コウノドリ」にも通ずる話なのだけど、お母さんになる人生とならない人生。大学に行く人生と行かない人生。経験値は同じなのね。なった方が、行く方が、より多くの体験をするから経験値が高くなるような感覚は持てるだろうけれども、なった人、行った人は「ならない」「行かない」人生を歩んでいる人の経験も気持ちも味わう事はできないの。人生はそういう表と裏で出来ていて、どちらを羨むのも隣の芝生が青く見えるだけ。
現代社会の仕組みでは「大卒」の方が就職の選択肢が広い事は明らか。しかし最終的に人材となるのは学歴よりも「人」である……と、常々感じておりますよ、はぃ。
ネット炎上問題
私の夢は幸せな家庭をつくることだから。
それって専業主婦?
何が悪いの?
だったら勉強するなよ。
俺らの順位が下がるんだろ!
年の差結婚問題で炎上させた理由は、結局ここ。嫉妬。
偏差値40台の狭い器の中で順位が下がるかどうかなんて全国的には大したことじゃないって……ということが視野が狭いと解らないんですね。
もっとも、学内推薦で何処か入る事を狙っているなら確かに成績の順位は重要だけれど、そもそも特進クラスなのだからみんな受験するんでしょ……。
それより何より、「こんな風にネットを使うことが大好きな連中」が授業中にスマホを持ちこんで、勉学に使用するとは思えないんですけど。
授業中にSNSでお喋りしたり、授業中でなくてもネットで誰かを誹謗中傷したりしてはいけない。
それが私の言っている「分別」です。
今、そういうことをしてる人がいるよね? 実際。
私はすごく悲しい。
やりきれない。
せっかく京明館が変わろうとしてるのにこんなことで台無しにしたいの?
イジメのニュース、みんなも見るでしょ?
そういうの面白がれる?
真柴先生が真剣に訴えているのに「意味が解りません」だもんね。
生徒達は 生まれた時からネットがある世代ですよ。
デジタルネーティブです。
と、島津先生は言っていたけれども、授業中は出さない使わない。その規則通りでいいと思うけれど。
「必ず授業の検索だけに使う」という信用を持てない人たちに持たせる必要がないよね。
そして今週の加賀谷専務
部下をたきつけて恋人を奪略させようとするとか……今週もヒマか。
くだらない意地悪ばかり考えるのはヒマがあるからに他ならないし。
この人は、本社から外してもっと忙しい部署に飛ばしてあげるべきだ。
しかし、奥さんは面白かったわ。さすが西田さん(笑)
自分の娘が大嫌いな京明館に入る事になって、いきなりナルミンに協力し始めればいいのに。
しかし……。
ナルミンは一度、彼女が離れていく危機に遭った方がいいと思うわ。
「大丈夫です」じゃないよね。
聡子さんの扱いが酷すぎて。
加賀谷はともかく、スマホの件にも進学の件にも、続編がほしいところ(たぶん、解決編は何かしらあるよね……)。とりあえず、このドラマは「先に生まれただけ」なのであって、鳴海校長の言葉や行動が何もかも正しいとは言っていないんですよね。周りももちろん、ナルミン自身も成長中なのであって、そこが面白いんだよね。人間らしくて。
学校説明会を成功させ、来年度の入学志願者増に手応えを感じる鳴海(櫻井翔)。彼は学校運営に夢中になるあまり、聡子(多部未華子)と会っても学校の話ばかり。そんな鳴海に、聡子は戸惑う。一方、ちひろ(蒼井優)は島津(瀬戸康史)に誘われ、食事に行く。付き合いたいとアプローチしてくる島津を、ちひろは拒絶してしまう
そんな折、ちひろは2年3組の生徒・ほのか(山田佳奈実)の母親・真咲美(神野三鈴)から、難しい相談を持ち掛けられる。
ほのかは大学進学せずに卒業後すぐに結婚して専業主婦になりたいと言い出して真咲美を困らせていた。相手はほのかのアルバイト先の店長で、12歳年上だという。
ほのかは特進クラスの優秀な成績の持ち主であり、学校としては大学進学実績を残すためにもほのかの進学をあてにしていた。
困惑したちひろは、鳴海と柏木(風間杜夫)に報告。鳴海はちひろとともに、ほのかから話を聞くことに。鳴海とちひろが思いとどまらせようとしても、ほのかの決意は固かった。
鳴海とちひろは、相手の男性・貴弥に会いに行く。
貴弥は真面目な青年で、ほのかとの結婚を真剣に考えているようだった。しかし鳴海は、二人の結婚は間違っていると感じる。
その頃、聡子は加賀谷(高嶋政伸)から、今後はどんどん仕事を任せていくつもりだと言われる。
さらに加賀谷は、聡子に気のある後藤田(平山浩行)に声をかけ、鳴海から聡子を略奪すればいいと焚き付ける。
加賀谷が鳴海と自分の仲を裂こうとしていると察した聡子は、鳴海にそのことを伝えようとするが、彼と連絡が取れない。
そんな折、ちひろと聡子は街で偶然、顔を合わせてしまい…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
※キャスト
鳴海涼介 – 櫻井翔
真柴ちひろ – 蒼井優
島津智一 – 瀬戸康史
市村 薫 – 木南晴夏
矢部 日菜子 – 森川葵
河原崎 孝太郎 – 池田鉄洋
及川祐二 – 木下ほうか
綾野沙織 – 井川遥
郷原達輝 – 荒川良々
杉山文恵 – 秋山菜津子
柏木文夫 – 風間杜夫
松原聡子 – 多部未華子
香坂友梨子 – 松本まりか
後藤田 圭 – 平山浩行
加賀谷 圭介 – 高嶋政伸
京明館高等学校生徒
池本めぐみ – 米山実来
内村未華子 – 古川明美花
梅原あや子 – 三村玲
岡本恭子 – 遥香
小畑なつみ – 古賀美月
柏原夏希 – 百瀬笑子
川崎里美 – 渡邉紗緒理
川田清花 – 柴田理名
貫地谷彩 – 中村綺花
後藤真喜子 – 関谷樹愛瑠
坂上尚子 – 赤塚俊子
武内美佳 – 西村彩
戸塚早紀 – 日暮未奈
町田柚香 – 生駒優香
勇川亜里砂 – 竹本咲良
米原夏美 – 瀬戸真莉奈
渡辺彩音 – 加々美瑠菜
相本尚 – 福知叶成
飯野将也 – 鈴木啓大
坂雄太 – 鴫原怜
黒谷光臣 – 大原由暉
杉田雄一 – 溝口太陽
高谷健 – 福本晟也
谷本正彦 – 山本賢太
相川なつみ – 関りおん
浅田里奈 – 柳宙見
飯田早知 – 飯塚純音
内田麗奈 – 柴咲七虹
太田寛子 – 秋山芽依
片瀬美月 – 齋藤真菜美
五味真菜美 – 椿明来
坂上南朋 – 赤沼葵
榊原有紀 – 横島ふうか
下川沙耶 – 荒井暖菜
富永真悠子 – 星乃れい
永井由梨 – 茂内麻結
平山薫 – 白石優愛
増田朝陽 – 葛屋柚香
守野優樹菜 – 入江怜
森安杏 – 小出紗加
依田真子 – 田中瑠愛
脇坂可奈美 – 橋口叶子
奥寺涼太 – 板垣李光人
勝村雅彦 – 武田勝斗
加藤達也 – 山下翼
城戸信吾 – 瀧澤翼
佐久間慎之介 – 吉田拓馬
杉山良成 – 佐藤蓮
田中享 – 福崎那由他
中村慎介 – 細田佳央太
西谷昴 – 琉翔
松井聡 – 渋谷有磨
松野隼士 – 宍倉秀磨
米倉栄太 – 古市健太
伊藤夏樹 – 大指茉依
岩崎若菜 – 花坂椎南
大川瑠奈 – 神岡実希
大沼さやか – 柿本朱里
香川瑞枝 – 石井愛乃
勝田あおい – 磯村ミラ
金村絵里香 – 西田梨々花
河村涼香 – 鈴木美羽
須賀友香 – 出口起新
立石なつみ – 森みなみ
豊島真悠子 – 須永真咲
長井美和子 – 戸畑心
秦野静佳 – 鈴原ゆりあ
福士江美子 – 石井美音奈
三浦百合菜 – 宗田桃花
森井春菜 – 下村明日香
青木哲二 – 吉田晴登
市田勝久 – 千葉新大
上本光彦 – 藤原麗
小栗裕司 – 中村光紀
岸田春樹 – 亜蓮
北川憲人 – 齋藤優
小山祥太郎 – 立石ケン
白咲浩太郎 – 堀海登
杉浦章 – 船越耕太郎
関田康介 – 田代遥希
田代翔太 – 安藤瑠一
仲田まさし – 谷島光城
星田良雄 – 梅沢太一
山城洋一 – 山本拓海
相田修 – 松井奏
加瀬龍之介 – 佐久間悠
川口将生 – 西山潤
有賀弘明 – 浦川祥哉
※スタッフ
脚本 … 福田靖
演出 … 水田伸生
プロデュース … 次屋尚、高橋史典
音楽 … 平野義久
主題歌 … 嵐「Doors~勇気の軌跡~」
コメント
土曜ドラマ『先に生まれただけの僕』第7話
内容学校説明会に手応えを感じる鳴海(櫻井翔)だが、聡子(多部未華子)とのデート中まで、学校の話しばかりして呆れられる。 そのころ、ちひろ(蒼井優)は、三田ほのか(山田佳奈実)の母から、思わぬ話を聞かされてしまう。卒業後、進学せず、結婚を考えているという…
先に生まれただけの僕 「わたし幸せになります!成績トップ女子生徒の結婚宣言に職員室は大紛糾」
学校説明会の成功勢いで、来年度の入学志願者増加に手応えそれにしても、鳴海(櫻井翔)、タイプの違う魅力的な相手がいて羨ましいですね。恋人・聡子(多部未華子)と、クールな担任・ちひろ(蒼井優)と。今回、スポットが当たったのは、成績優秀生徒が卒業と共に結婚を希望してて、偏差値的に、慌てる周囲。でも、三田ほのか(山田佳奈実)ほ優秀な生徒なら、大学進学してのち、選択肢として考えても良いのでは、と考えてしまうんですがね。結婚も進学も、また縁のものだからなぁ…思わず考えさせられました。 (ストーリー)学…