銀二郎、ちゃんと、まず家に挨拶に来たのが明治らしくていいよね。
しかし予定は「東京暮らし」らしい……。
松野家に、それは無理では。
トキ(髙石あかり)がヘブン(トミー・バストウ)の家で働く間に、松野家を訪ねてきた銀二郎(寛一郎)は、サワ(円井わん)とバッタリ再会。その声を聞きつけたフミ(池脇千鶴)にも見つかってしまう。勘右衛門(小日向文世)、司之介(岡部たかし)、フミに、かつて逃げ出したことを謝罪する銀二郎。謝罪を終え、松江に来た目的を話し始める。その頃、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)が松江に上陸する…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ばけばけ」第13週「サンポ、シマショウカ。」第62話感想

感想
簡単感想で。
月200円は稼いでおります
おトキとのデート前日に、銀二郎は松野家へやって来た。
家の前で緊張のあまりえづいたり、独り言言ったりしているところを、おサワに見つかり、フミさんによって家に引きずり込まれるのだった……。
松野家の跡取りとなるべく婿入りしたにもかかわらず突然の出奔。ならびにおトキちゃんを東京にまでよこしていただいたにもかかわらず、こちらに戻れなかったこと、大変…申し訳ございませんでした。
丁寧に謝ると、木刀を持って近づいてくる おじじさま。
あの時は…跡取りが突如として消えうせ腹が立つやら情けないやらという思いじゃった気もするが……
もう忘れた!
また稽古しよう。
いやいや。その稽古も心折れた原因だから!
あの子、今、大橋のたもとに住んじょる異人さんとこで女中やっとって…。
と、不在のおトキの近況を語ると、
異人さん…。
松江にも異人がおるんですか。
と、特に引っかかった様子はなさそう。
ここで、異人の女中=ラシャメン と考えてしまうのは松江だからで、東京で暮らしている銀二郎にとっては「へぇ…松江にも偉人、いるんだ?」程度なのかも知れない。
けれど、もしも おトキがラシャメンをやっているようなことが耳に入ったらどうなるだろう。
なみに悪意が無いのは分かっているけれど、何か耳に入れてしまいそうな気もするのよね。
良い服をパリっと着た銀二郎は、再びおトキを嫁にするために松江に帰ったと言う。
あの時は何もかもが辛抱ができず逃げ出してしまいました。
ですが、おトキちゃんはもちろん、松野家の皆さんが嫌だったわけではありません。
どがにあがこうと…光が見えない暗闇の中にいるのが耐えられんかったんです。
いやいや……あの頃は、見てるこっちも銀二郎さん逃げてぇ!と思っていたし、良いんだよ、正直に松野家の侍根性と借金が嫌だったと言っても……。
今は、こがなこと大変恐れ多いですが…会社を興し、松野家の皆さんをお世話させていただけるまでにはなりました。
月200円は稼いでおりますから。
200円!?
はい。200円です。
なので東京にはなりますが、またやり直せるかと。
200円にざわめく松野家の皆さんである……。無理じゃない?東京に行くんだよ?
もしや、万が一こげな話になった時のためにと…銀二郎…実は…お主の籍はまだ抜いちょらん。
と言い出した司之介さん。
おお……いや、これは未練だろう。
帰ってきてほしくて抜けなかったんだろうね。
つまり、お主は今でも松野の人間じゃ。
だけん、まあ…何年か家を出ていた婿が帰ってきただけの話ということで…なっ?
あとはおトキ次第じゃのう。
というのが松野家の総意らしい。
この家は、松江に拘らないのかな。
個人的には、松江から離れない実家(と、生みの母)のために、おトキは銀二郎とは完全に決別する。……と思っていたんだけれど。
けれど、ヘブン先生を尾行してエリー……じゃなくてイライザとの逢瀬を見ちゃうくらいだから、やはり紛れもなく恋愛展開なのかも知れない。
ヘブン先生の方も、ハグじゃなくて握手から入るぎこちなさだもんね。
もう心はおトキにあるのかも。
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ばけばけ キャストとスタッフ
キャスト
松野トキ – 髙石あかり(子役期:福地美晴)
レフカダ・ヘブン – トミー・バストウ
松野司之介 – 岡部たかし
松野フミ – 池脇千鶴
松野勘右衛門 – 小日向文世
雨清水傳 – 堤真一
雨清水タエ – 北川景子
雨清水三之丞 – 板垣李光人
山根銀二郎 – 寛一郎
野津サワ – 円井わん
なみ – さとうほなみ
江藤 – 佐野史郎
江藤リヨ – 北香那
チヨ – 倉沢杏菜
せん – 安達木乃
森山善太郎 – 岩谷健司
森山銭太郎 – 前原瑞樹
花田平太 – 生瀬勝久
花田ツル – 池谷のぶえ
ウメ – 野内まる
梶谷吾郎 – 岩崎う大
上野タツ – 朝加真由美
中村守道 – 酒井大成
錦織友一 – 吉沢亮
イライザ・ベルズランド – シャーロット・ケイト・フォックス
(語り)トキとヘブンを見守る蛇と蛙
蛇の声 – 渡辺江里子
蛙の声 – 木村美穂
ばけばけ スタッフ
◆放送期間 : 2025年9月29日 ~ 2026年3月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – ふじきみつ彦
- 音楽 – 牛尾憲輔
- 主題歌 – ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
- 制作統括 – 橋爪國臣
- プロデューサー – 田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
- 演出 – 村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
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