昨日書いたように…当然、破談になるのである。
本人うんぬんよりも、武士の呪いでいっぱいの「家」に入りたくないよね。
ついに貧乏脱出のチャンス!はじめてのお見合いに挑む、トキ(髙石あかり)。司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)、仲人の傳(堤真一)とタエ(北川景子)に見守られ、お見合い相手である元士族の商人・中村守道(酒井大成)と対面。2人はいい雰囲気に。帰宅後、夕食の場で感慨にふける松野家一同。そして告げられる、お見合いの結果はどうなるのか…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ばけばけ」第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」第8話感想

感想
簡単感想で。
武士らしさで破談
茶を持ってきたトキの顔を見た守道の心の声は、
(悪くない。)
である。
おトキ的には
(よき。小豆洗いには似ちょらんけどよき。)
である。
しかし縁談とは家と家のこと。本人たちの好みなんて関係ない。
そもそも、この中村家は松野の家に返済200年の借金があることを知っているのだろうか。
おトキの妄想、
「どんどん働いて借金返すけん、このしじみ汁、毎日作ってくれ。」
が痛い……。

見合いから戻った松野家は、いつものように明るく、司之介とおフミとの見合いの時におフミがつまづいてお茶を勘右衛門にかけただの、
今思えば、あの時 父上様が「茶をかけた おフミとかいう小娘はお断りじゃ!」と破談にしてくださっていたらこげな貧しい暮らしなどせず…別のどこかで幸せに…。
おいおいおいおい、それは言いっこなしじゃろう。
そげなこと言われたらあの日のわしが泣いてしまうぞ。
泣かないで~あの日のおじじ様~!
だの、楽しい冗談を言い合っていたものの。
傳さまいわく、中村さまからは即答を頂いたそうだ。
では発表する。
お願いしますお願いしますお願いします。
結果は…。
すまん。断られた。
まぁ、そうなるよね。
ごめんね。あの…少しでも座を和ませようとしたら、思いの外座が和み過ぎちゃったがね…。
あっ、でもね、おトキよく聞いてよく聞いて!
おトキはね、一つも悪くないの。
まぁ……そうだよね。
理由は当然、「まげ」。

わしは次の一手を考えちょる。それは…まげを結っちょる男と見合いをする。どげじゃ?これなら家柄も合うし、わしにも…。
武士でおるのは別に構わんし、いつまでやっててもええけど…やるなら人のためになる武士やってよ。
人のためになって人に好かれて人を幸せにする…。
それができんのなら…せめて人に迷惑かけない武士やってよ!
さすがにブチ切れる おトキである。
人を幸せにする武士って……なに?(笑)
後日、雨清水夫妻に頭を下げる松野家一同。
先日はせっかくのよきお話を頂いたにもかかわらず、雨清水様の顔に泥を塗る始末となってしまいまことに申し訳ございませんでした。
まあ、我々は泥を塗られても構わんのじゃが…。
私は嫌ですよ。
親が子の足を引っ張ってはいかん。
ずばり言ってくれる。ありがたいね、おトキ。
申し訳ございません!
腹を切れと仰せであれば…その覚悟はできております!
切ってほしいのは腹ではなくて髷だよ……。
はあ…そこまでの話ではない。
いわゆる…武士らしさのようなものが破談につながったことを自覚してほしい。
ちゃんと釘刺してくれた。
腹切りで思ったけれど、まだ帯刀しているしな。早く廃刀令出ればいいのに……(そろそろです)。
また見合いをと考えちょりますが…。
とはいえ、雨清水様にお願いすることはもうございませんので。
と、恐れ入るおフミに、おタエさまは、
そうよねえ…次は何を塗られるか分かりませんし。
と鮮やかに笑った後、冗談ですよ。と言うのだった。
やはり何か おトキを取り合っている感じがあるよね。
おトキ。
あなたにだけお話があります。3人は外すように。
と、退席させられる大人3人。
あの、一体どげな話を…?
それを言ったら外す意味がないじゃろう。
そげですが…あの話ではございませんでしょうな?
あの、あの話か!
あの、あの話などこの場でするわけがないじゃろう。
いや、そげですが…あの、あの話だけは…。
あの、あの話ではない!
「あの話」でものすごく引っ張るな……。
楽しくもあるけれど、もどかしくもあるよね。
「あの話」って養女だってことなのでしょ(決めつけ)。
どこまで引っ張るのだろう。
明日は「めぐみ巡り」をするらしくて、レフカダ・ヘブンさんに会う前に、とことん逸話や怪談を物語の中に仕込んでおくということなのだろうな。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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ばけばけ キャストとスタッフ
キャスト
松野トキ – 髙石あかり(子役期:福地美晴)
レフカダ・ヘブン – トミー・バストウ
松野司之介 – 岡部たかし
松野フミ – 池脇千鶴
松野勘右衛門 – 小日向文世
雨清水傳 – 堤真一
雨清水タエ – 北川景子
雨清水三之丞 – 板垣李光人
山根銀二郎 – 寛一郎
野津サワ – 円井わん
なみ – さとうほなみ
江藤 – 佐野史郎
江藤リヨ – 北香那
チヨ – 倉沢杏菜
せん – 安達木乃
森山善太郎 – 岩谷健司
森山銭太郎 – 前原瑞樹
花田平太 – 生瀬勝久
花田ツル – 池谷のぶえ
ウメ – 野内まる
梶谷吾郎 – 岩崎う大
上野タツ – 朝加真由美
中村守道 – 酒井大成
錦織友一 – 吉沢亮
イライザ・ベルズランド – シャーロット・ケイト・フォックス
(語り)トキとヘブンを見守る蛇と蛙
蛇の声 – 渡辺江里子
蛙の声 – 木村美穂
ばけばけ スタッフ
◆放送期間 : 2025年9月29日 ~ 2026年3月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – ふじきみつ彦
- 音楽 – 牛尾憲輔
- 主題歌 – ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
- 制作統括 – 橋爪國臣
- プロデューサー – 田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
- 演出 – 村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
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