NHK朝ドラ【あまちゃん】第37回 感想

アキ（能年玲奈）の誕生日のパーティーで、忠兵衛（蟹江敬三）が爆弾発言。
春子（小泉今日子）は若いころ、歌手になりたくて芸能界を目指していたのだ。
驚いたアキは、もっと母のことが知りたくなる。
すると、数々のコンテストで優勝したことなど、町の人々が隠していた事実が浮かび上がる。
そんなころ、アキは、憧れの種市（福士蒼汰）の手に、自分にプレゼントしてくれたのと同じ
ミサンガがあるのを見つける。おそろい！？

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あまちゃん」第37話「おらのママに歴史あり」

　　　　　

 

やべえ…。
これ…おら、また、やっちまった感じか？

 

ガックリと力を落とす忠兵衛さん。

そぉ～みたいですね…。

 

春子がアイドルになろうとしていた…。その事実が掘り返され、みんなが黙り込み、
どうしていいか解らずシーーーーーンとした空気が流れる中…。

 

アイドル？
アイドルって…何？おじいちゃん。
ねえ、ママ、アイドルになりたかったの？
じぇじぇ！知らなかった！
えっ、みんな知ってた？
かつ枝さん、知ってた？弥生さん、知ってた？美寿々さんは？

 

1人興奮し、顔を輝かせ、会場を動き回って騒ぐアキ…。

アキ…あんた空気読めなすぎ。

いや～…抜けた子だとは思ってたけど、ここまでに描かれるとは思わなかった。
これって「11人もいる！」の真田家パパ@田辺誠一さんとか…ああいう位置の人が
主役に来たーーって感じ。

いや…でも、「木更津キャッツ」のぶっさんとかも基本はKYな大騒ぎキャラではあるもんな。

そう考えると珍しいセッティングではないのかも知れない。

しかし、周りがこれだけ気まずくなっているのに、この空気の読めなさはすでに天然を通り越す。
ヘタしたら悪意があると思われちゃうレベル。

そして、もう誰もが想像する通り、春子の大爆発を呼ぶのだった。

いい加減にしなさい！
みんな、気遣って黙ってんの分かんないの！？

ごめんなさい…。

怒られて初めて周りの空気を知る…。
同じ年のユイちゃんなんか、もう先週の土曜日からずっと気まずい顔してますよ。大人だ。

 

田舎の人はね！腫れ物に触らないの。
うわべだけの優しさと作り笑いでごまかすの。
だから腫れ物の腫れはいつまでたっても引かないの！

 

いやいやいやいや…田舎の人じゃなくたって、これは気を遣うで。
田舎の人よりも、むしろ都会の人の方が見て見ぬふりは上手いと思いますよ、ずぶん。

…いや、そういう問題じゃないんだね。

もう、田舎だろうが都会だろうが、誰のせいだろうがど～うでもいい！！

春子にとって今重大なのは触れてほしくなかった傷口が開いた事だった。
北三陸に帰って来てからずっと、「腫もの」になっていたのは春子自身だと思うんだよ。
触れられないように触れられないようにしていたのは春子自身。

開いてしまったことで春子は暴れまくる。

導火線に火をつけたのは忠さんであり、火を煽ったのは正宗であり、爆発させたのはアキ…

全て家族の仕業であった。

 

いや、別に、その話題を避けてた訳じゃないよね。

じゃあさ、何で今日の今日まで誰も私に歌えって言わないの？

それは…。

ここさ、スナックだよね。
飲んで歌ってやさぐれるとこだよね！

だって、春ちゃんが歌いたくねえだろうなと思って…。

ほら！　気ぃ遣ってんじゃん！

 

こうして、この日は……あれ、何の会だっけ？

あ、そうだ、アキの誕生会は終了～したのであった。

そしてアキは母がアイドルを目指していた事を知って、眠れない夜を過ごすのだった…。

 

にわかに信じ難い。
元スケバンのやさぐれ者春子が、その昔アイドル歌手を目指していたとは…。
でも確かに思い当たる節はある。

というナレーションとともに映し出される回想は、たぶん視聴者のほとんどが春子は
アイドルになりたかったんだろうなぁ。
と、とっくに気づいていた伏線たち…。

そもそもこの春子部屋自体が、もうアイドルへの憧れで満ちてるじゃん。

しかし、ナレで語られている通り、主人公は今日の今気付いた。のである。

主人公のテンポは常人よりもかなり遅いらしい。

 

それから、アキは母の昔の足跡を探る日々を送り始める。

足立先生の家には春子のスケバン時代に取った数々のカラオケ大会のトロフィや写真があった。
「わんこそば1年分」の賞品を貰った記録。(わんこそば1年ってどんだけ～)

コンテスト荒らしだったんだよ、天野。
まあ、不良でね問題児だったけど歌は好きだったね。
寄り合いや盆踊りに呼ばれて歌って小遣い稼いでた。

懐かしそうに語る足立先生。

漁協組合にもトロフィはたくさんあった。

…そう、春子が北三陸のアイドルだったという記録は全て春子の家である天野家ではなく、
全く違う場所に保管されているのだった。

この意味は一体なんだろう。

 

春子ってたぶん、かなり大切にされていて、楽しく暮らしていたんじゃないのかな…。
のど自慢で優勝するヤンキー。みんなの前で歌ってた人気者のヤンキー。

そして東京で挫折して、正宗と結婚した。

そんな春子の歴史をほぼ把握しているのは親の夏さんや忠さんよりも正宗…なんだよね。

だからこそ、正宗がうっとおしい。

うっとおしいから捨てちゃいたい。
正宗の方は全部知っていてそれでも支えてきた春子から離れたくない。

春子の一番のファンは正宗なんだと思うぞ。

 

…っていうかぁ、いつまでいるんですか？

えっ僕？

僕だよ！ほかに誰がいる！

俺は日曜日に船さ乗る。

あら。あらら、あと５日もある。

おう。

正宗君は？アキの誕生会終わりましたけど？

あ～楽しかったな。あはははっ！

思い出し笑いしないでよ、気持ち悪い。
何がフリースだよ。寒さ対策してんじゃねえよ！

 

とことん正宗をウザがる春子だった…。

 

ははははっ…じゃねーよ。
正宗があの時「潮騒のメモリー」をかけた意味がムショウに気になる。

1.春子に昔を隠さず生きて行って欲しいから。
2.春子に自分(正宗ね)が必要だと言う事を思いだしてほしいから。
3.単なる天然KYな行い。

アキの父だと考えると「3」の線も捨てがたい……。

 

で、今日は誕生会に呼ばれず騒ぎ、

潜水土木科久々のロマンスだべ！
スクープ！　スクープ！　スクープ！スクープ　スクープ！　スクープ！…(以下略

と、騒ぎまくる磯野先生が、エサあげたくなるレベルに可愛かった。

猿時、かわいいよ、猿時。

 

ってことで、明日に続く。

 

※本日13日の「鶴瓶の家族に乾杯」(20時から)ではヒロシ@小池徹平くんが
三重県志摩の海女ちゃんに会いに行く。

 

北鉄HP↓のユイとアキの動画。
　　　

 

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