NHK朝ドラ【あまちゃん】第34回 感想

春子（小泉今日子）が、ヒロシ（小池徹平）に「アキ（能年玲奈）が好きなのは、
種市浩一（福士蒼汰）よ」と話してしまい、アキはあわてる。
さらに、アキとユイ（橋本愛）の地元テレビ局の番組出演についても、乗り気のユイに対し、
アキは戸惑いを隠せない。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あまちゃん」第34話「おらのじっちゃん、大暴れ」

　　　　　

 

窓に指で書かれたヒロシの切ない思い……

 

を見たアキはぶくぶくと浮き上がり……

 

何だどうした！何だどうしたこれ！おい上げろ、上げろ、上げろ！

 

プールサイドでは大騒ぎ。

どうしたのよ！

すいません…

ちょっと！ストーブ！

ストーブ？

お前ら手伝え！

もういいです。

いぐねえべ、バカこの！

 

磯野先生、大パニック～。

ぼーっとするアキ。
ジタバタできないんだよね、重装備だから。

ってか、ヒロシ。

やっぱ、間が悪っっ！！

 

いっぽう…

ヒロシの方は、アキの予想通りこの日を境に協会を無断欠勤してストーブの前のヒッキーに
なってしまったのだった……。

ストーブでアキへのラブレターを焼くヒロシ。
切ない～……ってか、ストーブの季節じゃない～～。

 

ええ！？何でそんな事言ったの？

真相を知ったアキは春子に向かって叫ぶ…が、春子はあっけらかんと言う。

はずみよ。ごめん。
でもまさかあんなに傷つくとは思わなくてさ。

はずみじゃ済まない事態だよ、あんた。

やめでよ、もう！
デリカスーないんだから、もう！

「デリカスー」なんてスナックにはないの。
あるのは下世話な会話と下世話な歌！

 

で、その憧れの先輩とはどうなってんの？

ちょっと！

第2ボタンは予約済みですか？

ちょっと、吉田君、古いよ。

制服のぉ～胸のボタンを～♪♪

ちょっと、やめろって。

何よぉ、好きなんでしょ？

来てんだ！

 

デリカスーのない大人たちがふと覗くと、待合室に種市先輩。

どうも。ずぶん(自分)、北三陸高校潜水土木科３年種市浩一と申します。

覚えてる。アキの母です。

はい。

コーヒー飲む？

あ、ずぶん(自分)、コーヒー飲めねえので、まめぶで。

 

まめぶ？
コーヒーじゃなくて、まめぶ？

まめぶ飲み物なのか、種市先輩。
ってか、種市先輩のセリフって今まで自己紹介ばっかだな。

そこへ、またデリカスーなく喚きながら現れる大吉っつぁん。

アキが憧れの先輩と駅さ向かって歩いてたってタレこみがあったど！

あ！お父さん！

ちょー驚きの表情の大吉っつぁん。……と、春子たち。

ずぶん(自分)、北三陸高校潜水土木科３年、種市浩一と申します！

き…気に入った！元気がいい。

 

気に入ったのは元気じゃないだろう？めっちゃ嬉しそうな大吉っつぁん。

そして、アキに勉強の邪魔するなと追い払われたデリカスーのない大人たちは、「卒業」の
歌詞当てごっこを始める。

 

制服のぉ胸のボタンを～♪
下級生たちにぃねらわれぇ～♪

ねらわれ？

ねらわれだべ？「ねらわれた学園」の主題歌だべ？

それは「守ってあげたい」でしょ。ユーミンの。

じゃあ何だっけ？

制服のぉ胸のボタンを～♪
下級生たちにぃねばられぇ～♪

いや違う。

下級生たちにぃねじられぇ♪じゃない？
下級生たちにぃねぎられぇ♪じゃない？

 

ううう・・・・・・値切られる第二ボタンって一体…。
斉藤由貴、泣くぜ。
　　

 

斉藤由貴。本人登場もあってほしかった…。
朝ドラ頭的には「おひさま」ですかね。
クドカンファミリーとしては「吾輩は主婦である」だよね～。

 

「ねだられ」じゃないですか？
制服の胸のボタンをぉ～下級生たちにぃねだられぇ♪

ユイが来て、やっと解決するのだった。

この時の種市先輩のチラチラ目線が気になる。
種市先輩はユイが好きなのかねぇ…。

 

さて～。

夜時間になった「梨明日」に足立先生がやって来る。

 

せがれが無断欠勤をしちゃってホントに申し訳ない。

大の男が女に振られて仕事に穴を開けるとは。
諸君にはホントにご迷惑をおかけして。

カラオケスペースの赤い絨毯上で正座する足立先生…ぇ土下座？
と、誰もが…劇中の人たちもおいらもあなたも思ったが…

 

あ！あった。ハハハハ！あった。
この間来た時ね、携帯のストラップ落としちゃって。あったあった。

土下座するのかと思った。
ですよね。
土下座のタイミングでしたよね、今。

 

息子の事で頭を下げるとか…いや、他人に頭を下げるなんて事は本能的にないらしい。
んーー？あれ…？
この傍若無人な感じ…カウンターの中にいる先生の教え子に似てますよね。

 

足立先生は別にストラップを探しに来たわけじゃなかった。
例のテレビ出演の事で相談するために春子に呼び出されたのだ。

あんたたち、もう帰って。

と、注文したばかりなのに追い返される3人……と勉さん。

 

アキ1人だったら絶対に反対なんですけど。
ユイちゃんも一緒だし、アキだけ出さないって訳にもいかないし。

町おこしに協力しなかったら何を言われるか分からないし。

そんなのはいいんですよ。別に。
娘の将来に対する不安に比べたら…そんなの。

すっかり母親らしい事を言う春子に、思わず笑う足立先生。

北高にいた頃は、パーマの事で毎日注意した。

北高一のワルだった天野春子の娘と担任だった私の娘が同級生になるなんて。

昔の事を言われるとと、ちょっと照れる春子。

 

とにかく不安なんです。
テレビになんか出たら、ますます注目される。好奇の目にさらされる。

そういう状況で、娘が傷つかないように守ってあげる自信がないんです。

なるほどね。
実際のところどうなのかな。
ユイ、芸能界でやっていけるのかな。

それは、まあ、本人次第でしょうけどね。

うん。ま、自分の娘だし、年も孫ほど離れてるし、正直分からないんだよ。
俺も年かな？
娘には甘くてさ。
まあ本人がやりたいようにさせるのが一番だって気がしてるんだ。

なるほど、年行ってから出来た子だからなのか、女の子だからなのか、可愛いからなのか、
足立先生はユイの子育てはやらせたい放題らしい。

どっちかと言うと、この話、足立先生の方が反対するような話だと思ってた。
違うんだね。ユイは幸せな子だな。

 

何かユイちゃん見てると昔の自分見てるみたいな気がするんですよ。
何かこう、プライド高くて自信家で自分は周囲とは違う特別な存在なんだって…
こう信じて疑わないあの感じ。
何か、分かるような気がする。

 

面白いね。
ニコニコして子供に甘い足立先生の家で育ったユイと、特に海女を押し付けられるわけじゃなく、
でも無愛想な親の元で育った春子が同じような所を目指して育つなんて。

でも、やっぱりだいぶ違うかな…。

ユイは春子みたいに文句だらけの爆弾力女って感じじゃないもん。

春子にはアキを守りたいという母心もあるけど、自らアキを傷つけている事に気付かない
鈍感力もある…

でも、そのアンバランスさが母親ってものなのかも知れない。

 

夏ばっぱと忠さんがケンカ中の天野家春子部屋で語る当の本人たち。

テレビ出るの嫌？

分がんね。ユイちゃんは？

私は出たいよ。
嘘ついてもしょうがないからアキちゃんにだけは本当の気持ち言うけど出たい。テレビ。

地方局でも何でも出たいよ。
ただでさえ都会の子に比べたら後れ取ってる訳じゃん。
だったらもう、開き直って田舎を利用しなくちゃ。

 

ユイにとっては大きなチャンス。

アキはその夢に付き合うことにしたのだった。

 

北鉄HP↓のユイとアキの動画。
　　　

 

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