咲太郎(岡田将生)を探すため、東京を訪れたなつ(広瀬すず)と富士子(松嶋菜々子)。ふたりは偶然、天陽(吉沢亮)の兄・陽平(犬飼貴丈)と再会する。そこでなつは、陽平が、漫画動画を作る会社で働いていることを知る。
子供のころに学校でアメリカの漫画映画を見たときの感動を覚えているなつは、陽平に誘われるがまま、スタジオ見学に行くことに。そしてなつは、漫画動画を制作する「新東京動画社」に足を踏み入れた…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」 第31話
今日は、前半「えっ?」「えっ?」な展開だったけれども、後半はすごく楽しかった。見たかった「絵描きのプロ描写」をちゃんと描いてくれている朝ドラにやっと会えた満足感~~!
前半は……というか、序盤はちょっと無理くりすぎたよね。
「川村屋」は高っっ!というメニューが定番の高級店なんでしょ。
十勝でカツカツの生活をしている山田家が、やっとの思いで仕送りしている芸大生だというのに、新宿の高級店に「フラッと」「偶然」入ってくる設定は厳しくないかな。十勝の家族に謝れ。……と思ってしまったわ、天陽くんの兄よ。
(そもそもこんな重要な役回りだと思っていなかったから存在も忘れそうだった……今後も東京篇にたくさん出て来るということだね。)
けれども、予告の段階では「なぜここから突然アニメ会社に?」と思っていたので、絵に関係している知り合いが連れて行ってくれたという流れは自然で良かった。
今、大学の先輩の仕事を手伝ったりしてるんです。
なっちゃんならきっと興味があると思うな。
その仕事に?
うん。
漫画映画を作る会社で働いてるんだ。
本当に!?
見てみたい?
見たい!
どんなもの作ってんのかどうやって作ってんのか見てみたい!
見に来る?
消えた兄ちゃんは、もうどうでもいいの?……と思いつつ、この流れにはちょっと感心。
そして、アニメーション会社描写にワクワク~~。
まず動きの基礎となる絵を描く。これを「原画」といって、その原画と原画の間をつなぐように中割りと呼ばれる絵を描いてゆく。
これを「動画」っていうんだ。
この原画と動画を描く人をアニメーターと呼ぶんだ。
アニメーターが描いた絵を一枚一枚透明なセルにトレースし、そのセル画を僕たちが描いた美術の背景画と重ね合わせて一コマ一コマ撮影してゆけばアニメーションになるんだ。
学生時代にセル画塗るバイトやってました(笑)懐かしいな。今ではデジタルだもんね。
説明してくれるのが先輩の仲 努さん(ARATA兄ぃキターー)だけで、後の人たちは黙々と自分の作業をやっていて、なつが描いたテストを仲さんが誉めた所でみんなが急に関心を持つという流れも良かった。
すずちゃんが薪割りの人を描く時の思考描写も良かった!やるよね~~ああいうこと。
そして、どこで習ったわけもなく、きちんと「動きを描く」人になれるという段階で、なつにも天陽くんのような天賦の才があるのだろうな。
スタジオの雰囲気がとても良かったけれども、入社したらいきなり厳しくなるやつだよね、これ……。
なつ。貰ったセル画は窓から捨てるな。
女でもなれるんですか?
そりゃ、なれるよ!
だって映画でお芝居していいのは男しかダメってことはないでしょ?
アニメーターだって同じだよ。
絵で演技をするだけだ。
ここで、あの高校演劇が生きる……とは思えないけど……とりあえず、繋がった(?)
女性の居ない職場で、女性が活躍できる社会を作る。
東京篇は厳しい世界が待っている……のかしら~~。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
1(史実のモデルの話など前知識込み) 2 3 4 5 6
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コメント
なつぞら (第31回・2019/5/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』の 『第31回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 咲太郎(岡田将生)を探すため、東京を訪れたなつ(広瀬すず)と富士子(松嶋菜々子)。…
連続テレビ小説『なつぞら』第31回
「なつよ、雪原に愛を叫べ」内容咲太郎(岡田将生)と再会できたなつ(広瀬すず)だったが、その矢先、咲太郎は、無実の罪で捕まってしまう。信哉(工藤阿須加)から、咲太郎の手紙を渡され。。。。。そんななか、なつと富士子(松嶋菜々子)は、偶然、天陽(吉沢亮)の兄・陽平(犬飼貴丈)と再会する。漫画映画を作る会社で働いているという。陽平に誘われ、会社を見学することに。。。敬称略演出は、渡辺哲也さんn「なっ…
なつよ、雪原に愛を叫べ>『なつぞら』第31話
皆がいつも集まる場所…が必ず設定されているのも朝ドラ“お約束”大抵それは飲食店なわけでだから、なつ達が上京した途端に“川村屋”に行きそこに滞…
なつよ、雪原に愛を叫べ>『なつぞら』第31話
皆がいつも集まる場所 …が必ず設定されているのも朝ドラ“お約束” 大抵それは飲食店なわけで だから、なつ達が上京した途端に“川村屋”に行き そこに滞在することになるのも必然っちゃー必然なんだけど ちょびっと変わっていることは 今の“川村屋”は皆が集まる場所というよりも 誰かがやって来る場所になっていることかな(笑) その都度、誰かが…