【平清盛】第30回「平家納経」感想


ついに第二部完結へ!
2つの乱で死んでいった者たちの魂を鎮めるため、清盛(松山ケンイチ)は厳島神社へ、
平家一門が製作した経典を納めることを思い立つ。
そして乱最大の犠牲者・讃岐に流された崇徳院(井浦新)の魂の行方は?

巨大なジャンク船で、厳島へ向かうシーンのスペクタクルは圧巻!
前半を彩ったキャラクターたちは去り、ついに物語は源平対決のクライマックス第三部へ! 

(「Yahoo!TV」より引用)

   

第三十回「平家納経」

1161年、保元の乱後、崇徳さまは流された讃岐で心安らかにお暮しでおられました。
季節を愛でるお歌など詠われ、世話をしてくれている民にも慕われ、

ここへ流されて良かった…。

何を望んで、私はあのような無益な戦を起こしてしまったのであろうか。
愚かであった。まこと…。

と、穏やかに過去を振り返られます。

弟君である後白河上皇にも謝罪の気持ちを持たれ、日々、写経にお励みになっておられました。

さて、先ほど後白河上皇とご一緒になられた滋子さまに、ついに皇子がお生まれになられました。
憲仁くんと名付けられたそのご子息をかつてないほど可愛がるゴッシー。

この親王は、時忠くんの甥にあたるわけで、これが帝になれば時忠くんの地位もますます安泰。
そこで、早速、甥を東宮に押し立てようと謀ります。

しかし、謀は事前に二条帝に知られることになり、御不快を示された二条帝のお心を察して、
清盛くんは時忠くんに解官を申し付けるのでした。

この企みには、何と清盛くんの次男、基盛くんも乗じておりました。
もっとも、乗じると言うよりは人が良いから時忠に巻き込まれてしまっただけなのですが、
当然、基盛くんも解官のしおきを受けることになります。

父・清盛に誠心誠意詫びる基盛くん。

基盛。お前はわしの若い頃によう似ておる。

出来のいい兄弟がおると、それをよい事に甘え、己の好き勝手にしとうなるものじゃ。
だがな基盛。
お前にはお前の役目があって、平家の男子としてこの家に生まれてきたのだ。

お前も重盛も誇らしい我が子ぞ。

父に笑顔で慰められて、次は頑張ろう、と決心する基盛くんなのでした。

こんな事も裏で起きている頃、ゴッシーの元に崇徳さまからの写経が届きます。

これは純粋に今までの後悔の気持ちを示し、また皇子誕生のお祝いを申し上げる心から
だったのですが、ゴッシーはこれを

きもっっ!!

と言って拒否った上、

呪いだから送り返しちゃってーーー!!

と周りの物に申し付けるのでした。

そして、何とゴッシーのお膝の上に抱かれていた憲仁くんが、

「きゃっ

と、笑いながらこれを破いてしまいます。
早くも小悪魔の素質十分な皇子でございます。

せっかく送り届けた自分の心遣いである写経がびりびりに破られて戻って来た事は、
崇徳さまのお心を深く傷つけました。

その上、不遇な生活を送っておられた崇徳さまの長男・重仁親王がご逝去された
知らせも同時に崇徳さまに届きます。

日の目を見ないまま、何一つ良いことなく政に巻き込まれていった息子がこんなにも早く
この世を去って逝った事は、このような立場に自分たちを追い込んだ弟・後白河に、
自分を裏切った平氏に、この世の全てに……

崇徳さまの呪いの心を呼び覚まさせ………

お目は赤く充血して赤い涙となって流れ、噛み切った舌からは血がしたたり落ち、
破られた写経はどんどん血に染まり、院のお口から呪いの言葉になって
ほとばしるのでした……

我 深き罪に行わるるに愁鬱 浅からず。
 日本国の大魔王となりて 皇を民に引き降ろし 
       民をば 皇に なし上げん!

果たして、それと同時刻……

平家は深い悲しみに包まれておりました。

自らの財をなげうって紫宸殿を新たに造営する事にした基盛くんが、その落成の時に
法要を執り行おうと高野山に出向き、途中の川で溺れて帰らぬ人となったのでございます。

それでは父上、母上行ってまいります!

と、あんなに元気に出かけて行ったのに…。

幼い清五郎が基盛くんを起こそうと無邪気にご遺体に縋り付く姿が涙を誘いますが、
時子さまも清盛くんも茫然として涙も出ない状態です。

池禅尼さまに促されて初めて号泣する清盛くんを見て、兄・重盛を始め全員が涙を
止める事が出来ない状態……。

そして、弔いの読経に訪れた西行の話を聞いて清盛くんは驚愕します。

言うまいか迷うたのでございますが…。

実は、基盛殿が宇治川を渡っておったであろう刻限、高野山におりました拙僧は
確かに見たのです。
何か物の怪…いや、怨念の塊の如きものが空を行くのを。
そして、それは確かに讃岐の方角より現れました。
かの保元の戦の後、上皇様が流罪となられた地にござります。

今や中納言の地位にまで上り詰めた清盛くんは、志半ばで散って行った
人々の怨念を背負うている、と。

これを聞いたから…と言うわけではない、と前置きしつつ、清盛くんは
一大事業を始める事を一族に宣言。

安芸の厳島の社に経典を奉納する。

一門の繁栄を祈願するためじゃ。

一門の繁栄は多くの犠牲の上に成り立つもの。
これまで無念にも命を落とした者たちの冥福を祈りたい。

一門に限らず、この新しき世を迎えるまでに志半ばにして失われた全ての魂を鎮めたいのじゃ。

経典は三十三巻で一揃えとする。
これは観音菩薩が、三十三身に姿を変えて人々を救済する事にちなんだ数じゃ。

おのおの一巻ずつ書写せよ。

経の見返しには絵を入れる。
我らの祈願するところを絵にて表すのだ。

あたうる限りきらびやかに。格調も高々としつらえよ。

古今東西に類を見ぬ、平家ならではの経典を作るのだ!

こうして、崇徳さまが讃岐でどんどん悪霊化していく中、平家は皆で書写に励むのでした。

そんな中、時忠くんが二条帝を呪詛したという嫌疑で出雲に流罪。

時忠くんは、これも呪いだよ、と、ブーブー言いながら出雲へと旅立ち、
清盛くんは軽~くバイバイするのでした。

やがて、一流の職人。書家に画家。至高の技と材料。
一国の技芸の粋を凝らした三十三巻の経典が完成します。

名高い「平家納経」です。

   平清盛30話1

清盛くんは、これを皆で厳島に納めに行くと言い、あろうことか平家の要人全員が
同じ船に乗るという無計画な行いをやらかします。

当然、船は崇徳さまの呪いでグーラグラ。
もう、嵐の「パイレーツ・オブ・カリビアン」状態。

そして、そこには何故か西行法師も乗っておられました。

崇徳さまとその昔、「ずっと一緒だよ」と手を握り合ったのに、あろう事か崇徳くんの
母君である璋子さまにホレちゃって失恋して世を捨てた西行さま。

いざという時の人柱

と、思っている間に何とか朝が来て…

平家御一行は人柱を使う事なく、厳島に辿り着くのでございました。

そして、讃岐では…

何一つ思うままにならぬ一生を送られた崇徳院が、ご逝去されたのでございます…。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

いやーーーん・・・・・・・!!!

こえーよ、こえーよ……

崇徳さまが変身していく姿が、もう、狼男の域でしょ。(泣)(泣)

昨今の夏場はホラーが不足しておりますゆえ、大変おもしろ…いや、面白くはないか、
興味深く拝見させていただきましたが、NHKいいのかこれ……

子どもが泣くレベルだろ。笑.gif

血の写経は恐ろし過ぎました。
崇徳さまのお怒りとお悲しみがそれだけ深かったと言う事なのですよね。

しかし、呪いを受けたのは当のゴッシーではなく(そもそも跳ね返し力ハンパなさそうだし )
清盛くんの次男・基盛くんであった事は何という悲しさ…。

人が良くていつもチビ盛くんたちの世話をしてやりつつ兄・重盛くんへの嫉妬心も
自分の中に押しこめてきた生涯……。

こういう人が呪いにかかりやすいものなのでしょうか。
お気の毒でなりませぬ。

個人的には外見から見て基盛くんは大きすぎ、あまり清盛くんの子供には見えないからか
清盛くんの号泣にはグッと来ず……

むしろ、父が泣くまで我慢していたのであろう兄の重盛くんの涙にやられたのでした。(泣)
だって幼いころからずっと一緒に育ってさ……
母が同じ2人だけの兄弟だったのに。

厳島に向かう船は、パイレーツ・オブ・カリビアン…ってか、モロにディズニーランドの
「カリブの海賊」に見えたわ。笑.gif
ってか、あんな危ない物に一族全員で乗り込んじゃダメやん……
早くも平家が海に沈むかと思ったよ。

そして、やっぱ崇徳くんの心を鎮めるためには、西行を海に放り込むのが一番だろと思った。笑.gif
あんた、その昔、ずっと院の側にいると約束しただろ。

    平清盛30話2

厳島に豪華で美しい平家納経を納めて…

崇徳さまの呪いは本当に収まったのでしょうか。

     平清盛30話

ラストのお顔は元に戻ったようにも見受けられますが…

あの、煌びやかな平家の経と、崇徳さまの血みどろの薄汚れた経を比べて見た時…

こんな綺麗な物で崇徳さまのお心が癒されるとは私には思えないのでございました。

…で、お決まりの怨霊伝説へ…なのですが…。

私、記事中に「崇徳院」と書くわけですが、実際には保元の乱以降、崇徳院は罪人扱いされ、
「讃岐院」と呼ばれていたのでございます。

しかし、色々な災いがこの後ゴッシー周りに起きるようになり…
1184年、やっと「崇徳院」はお名前と地位を回復されるのでありました。

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※キャスト

平清盛(平太) … 松山ケンイチ(幼少期:前田旺志郎)

平重盛 … 窪田正孝(少年期:平岡拓真 / 幼少期:亀元太→丸山歩夢)
平基盛 … 渡部豪太(少年期:末岡拓人 / 幼少期:池田優斗)
平宗盛 … 石黒英雄(少年期:草川拓弥 / 幼少期:黒澤宏貴→馬渕誉→村山謙太)
平知盛 … 小柳友(幼少期:須田琉雅 / 2歳:中澤虎太郎)
平頼盛 … 西島隆弘
平時忠 … 森田剛
平経盛 … 駿河太郎
平教盛 … 鈴之助

平盛国(鱸丸) … 上川隆也(幼少期:小林廉)
平家貞 … 中村梅雀
平忠度 … ムロツヨシ
兎丸 … 加藤浩次(幼少期:前田航基)

清三郎演 … 草川拓弥(幼少期:黒澤宏貴→馬渕誉→村山謙太)
清四郎演 … 須田琉雅(中澤虎太郎)

宗子(池禅尼) … 和久井映見
時子 … 深田恭子
滋子(建春門院) … 成海璃子
経子 … 高橋愛
秀子 … 海老瀬はな
須磨 … 駒塚由衣
明子 … 加藤あい

平忠盛 … 中井貴一
平正盛 … 中村敦夫
平忠正 … 豊原功補
平家盛 … 大東駿介(幼少期:藤本哉汰)
平盛康 … 佐戸井けん太
平維綱 … 尾美としのり
伊藤忠清 … 藤本隆宏

源義朝 … 玉木宏
源為義 … 小日向文世
源義平…波岡一喜
源為朝 … 橋本さとし
源頼政 … 宇梶剛士
由良御前 … 田中麗奈
常盤御前 … 武井咲

源頼朝(語り) … 岡田将生(少年期:中川大志 / 幼少期:君野夢真→横山幸汰)
政子 … 杏

源義経 … 神木隆之介

鳥羽上皇 … 三上博史
後白河天皇(雅仁親王) … 松田翔太
崇徳天皇 … 井浦新(幼少期:桑代貴明)
近衛天皇 … 北村匠海
二条天皇 … 冨浦智嗣
重仁親王 … 雄大
統子内親王 … 愛原実花
得子( 美福門院) … 松雪泰子

璋子(待賢門院) … 檀れい
堀河局 … りょう
御影 … 横山めぐみ

白河法皇 … 伊東四朗
舞子 … 吹石一恵
祇園女御 / 乙前 … 松田聖子

藤原長実 … 国広富之
藤原忠実 … 國村隼
藤原忠通 … 堀部圭亮
藤原頼長 … 山本耕史

伊東祐親 … 峰竜太
八重姫 … 福田沙紀
伊三郎 … やべきょうすけ
北条時政 … 遠藤憲一
安達盛長/藤九郎 … 塚本高史

信西(高階通憲) … 阿部サダヲ
高階通憲妻・朝子 … 浅香唯

藤原家保 … 渡辺哲
藤原家成 … 佐藤二朗
藤原成親 … 吉沢悠
藤原師光 … 加藤虎ノ介
高階基章 … 平田満
藤原季範 … 山口良一
藤原信頼 … 塚地武雅
藤原惟方 … 野間口徹
藤原基房 … 細川茂樹

鎌田通清 … 金田明夫
鎌田正清 … 趙和

鬼若 … 青木崇高

西行(佐藤義清) … 藤木直人
朧月 … 隆大介
滝次 … 河原崎建三
国松 … 白倉裕二
時松 … 内野謙太
蝉松 … 原勇弥
荒丹波 … 八田浩司
麒麟太夫 … 須加尾由二
資遠 … 真島公平

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