次郎さん……良かったねぇ。私ゃ感動してちょっと泣きそうになっちゃったよ。
末永くお幸せにね……(いいんか、この姿勢で(爆))
昭和１４年１２月、柳井家に嵩（北村匠海）から手紙が届く。卒業制作を最高傑作にすると力強く書かれた手紙に、うれしそうに笑う寛（竹野内豊）。そのころ、のぶ（今田美桜）には海の上の次郎（中島歩）から手紙が届いていた…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第8週「めぐりあい わかれゆく」第40話感想
感想
簡単感想で。
就職が決まった嵩
卒業を間近に控え、嵩は寛伯父一家に手紙を出した。
「前略、寛おじさん、お元気ですか？今、僕は全力で卒業制作に取り組んでいます。東京高等芸術学校で学んだ歳月の集大成なので最高傑作にします。これを仕上げたらすぐ御免与町に帰ります。製薬会社に就職が決まり色々報告もしたいので」
「製薬会社」と聞いて、
少しでもあなたのお仕事の役に立ちたいと思うたがかもしれませんね。
と感動モードの千代子さんである。
うん。わしはそれより嵩の最高傑作が楽しみや。
そう言って、突然の往診依頼のために出かける寛伯父……・
なんかなぁ……。
伯父さん、そろそろフラグ立ってきていませんか……。
ちなみにモデルの人・やなせたかし先生も学校卒業後は製薬会社に勤めている。
お薬のパッケージをデザインしたり、そういうお仕事なんだろうな。
のぶさんは足が速いき すぐ追いつきます
次郎さんから のぶに、船を下りたら会いたいと手紙が届く。
写真を持ってきてくれた時、のぶの心が決まるまで待つと言ってくれた次郎さんに、きちんと返事をしようと決めた のぶ。
次郎さん、この間も申し上げたとおり、結婚して家庭に入ることはまだ考えれんので。
すると次郎さんは教師の仕事は辞めなくても良いと言ってくれた。ポイント高い。
子供たちにとって、のぶさんはいなくてはならない先生だと思います。
もし僕と結婚してくださるなら、仕事はそのまま続けてください。
以前も書いたけれど、この時代は家事に膨大な時間がかかるので、兼業主婦は難しい。
しかし、次郎さんは船乗りなので、航海している間は家事も減る。
仕事を理由に結婚を断ることはできなくなった。
あの……次郎さんは、どういて私を伴侶にしようと思うてくれたがですか？
人を好きになるのに理由がいりますか？
いちいち素敵な人だよね……。
しいて言えば、僕はのぶさんの正直なところに惹かれました。
のぶは、自分は正直ではなく、すでに「愛国のかがみ」としての気持ちは揺らいでいることを話すのだった。
子供らあに、愛国を説くのも本当はつらいがです。
教師としても朝田家の長女としても宙ぶらりんで…。
こんな私が結婚しても次郎さんを幸せにする自信がないがです。
これが正直な気持ちです。
なるほど……のぶもまた、本当に正直な女性なのだ。
次郎さんはしばらく黙ってのぶを見て、微笑む。
のぶさん、そんなに重い荷物をいくつも担いでいたら船だったら沈んでしまいます。
荷物を降ろす用意をしませんか？
その時が来たら思いっきり走れるように。
終わらん戦争はありません。
その時、世の中はすっかり変わってしまうかもしれん。
それを見越して今のうちから夢を持つがです。
次郎さんは戦争が終わったら世界中で写真を撮りたいという夢を語った。
のぶさんも何がしたいか考えてみてください。
まだ何も思いつきません。
ゆっくり考えればえいです。
のぶさんは足が速いき、すぐ追いつきます。
そこに少しでも僕との暮らしが入る隙間があったら…結婚してください。
隙間がなかったら…その時は諦めます。
前回、「御免与のどこで使うか分からないバッグをプレゼントする嵩」は「のぶの一番の笑顔の写真をプレゼントする次郎さん」にすでに負けてる……と書いたけれど、そういうことなのだと思った。
次郎さんは、常にのぶの幸せを考えてくれている。
嵩が考えているのは自分の幸せと理想だよね……。
そこらへん、次郎さんは大人なのだ。
それが、のぶにも伝わったと思う。
次郎さんと別れた後、のぶの心に響いたのは「のぶさんは足が速いき、すぐ追いつきます」だった。
大好きなお父ちゃんがいつも言ってくれていた。
のぶは足が速いき、いつでも間に合う。
だから、のぶは走るのだ。
次郎さん！
橋の上で追いつくと次郎さんは穏やかな笑顔で立ち止まってくれた。
とても大事なことを…言い忘れました。
こんな私でよかったら、ふつつか者ですけんど…よろしゅうお願いいたします。
顔を見合わせて、うふふ…と笑いあい、向かい合う橋の向こうから街灯が次々灯る。
素敵なシーンだったなぁ……。
朝ドラでこんな、アニメみたいに可愛い告白シーン、久しぶりに見た。
こういうところ、このドラマ、本当に大好きだわ。
やっぱり、現状、嵩に勝ち目はないわ(笑)
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
朝田のぶ – 今田美桜（子役期 : 永瀬ゆずな）
柳井嵩 – 北村匠海（子役期 : 木村優来）
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
いせたくや – 大森元貴
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ～ 2025年9月 日（予定）（全130回）
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
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