こうならなきゃ小泉八雲物語にならないわけだから仕方ないけれど。
銀二郎さんも気の毒だなぁ。妻の実家が松野家じゃなければ逃げ出すことも振られることもなかったのにな。
幸せになってほしいね。
月照寺での帰り、トキ（髙石あかり）は銀二郎（寛一郎）から、やりなおしたいと告げられる。松野家みんなを養うと宣言する銀二郎にトキは・・・。一方、ヘブン（トミー・バストウ）はイライザ（シャーロット・ケイト・フォックス）を自宅に招く。トキに怪談を語ってもらう様子をイライザに再現して見せるヘブン。そんなヘブンにイライザは、日本を離れ２人で一緒に海外で滞在記を書かないかと誘う
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ばけばけ」第13週「サンポ、シマショウカ。」第65話感想
感想
簡単感想で。
あの人とで ええけえ
銀二郎さんの東京行きプロポーズの返事は一切語られず。
その後のおトキの様子で「ごめんなさい」を察する視聴者。
一方、ヘブン先生の方もイライザに詰められていた。
私と一緒に帰るのよね？？
そっちの返事も語られぬまま。
花田旅館に帰って来た銀二郎さんとイライザは
「私たちは同じね」
と互いを相憐れむことになる。
銀二郎さんは松野家の皆さんと おトキに挨拶するのだった。
諦めます。
私は…おトキちゃんが好きです。
ずっと大好きで愛しとります。
だけえ…幸せになってほしい！
だけえ、諦めます。
おトキちゃん…。
はい…。
いつか東京に怪談を聴きに来て。
私とじゃなくてええけえ…。
あの人とでええけえ…。
翌朝、2人の旅行者は松江から去って行ってしまい、一人で散歩に出ようとするヘブン先生に おトキは声をかける。
私も…。
ご一緒してええですか？
特に「あなたを選んだ」とも「愛してる」と言う事もなく、一緒に散歩。
シルエットで互いの気持ちを確かめるシーンが美しかったな。
おトキの手を取ろうとするヘブン先生。
恥じらいと戸惑いで手を下げるおトキ。
その手を追って
自分の手に引き寄せる。
この時代の女性にして、人前でのスキンシップはなかなかできないだろうし。
こういう行動はやはり異人さんだからこそ出来る技。
ゆっくり進む
始まったばかりのような気さえするけれど、もう3か月。半分過ぎたわけである。
あまり話が進んでないように見えるけれど、おトキの日常も歴史もゆっくり確実に進んでいる。
明治維新の波に巻かれて武士の誇りは通用しなくなり、格上がご自慢だった松野家は貧しさに負けて余儀なくアップデートさせられた。
おじじさまの剣もいつのまにか木刀になり、司之介さんのヘアスタイルはどんどん現代に近くなっている。
おトキは仕事を失い、松江初の異人の女中になった。
よく分かったのは、ラシャメンと呼ばれて村八分にされたり、そういうドラマではなさそうだということ。
緩いけれど心地よいし、大きな事件が起きなくても市井の人の時代は進む。
年明けの後編も楽しみにしています。
年明けは1月5日からだそうです。
皆様、良いお年を！
(年内に連ドラ総括はやる予定です！)
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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ばけばけ キャストとスタッフ
キャスト
松野トキ – 髙石あかり（子役期：福地美晴）
レフカダ・ヘブン – トミー・バストウ
松野司之介 – 岡部たかし
松野フミ – 池脇千鶴
松野勘右衛門 – 小日向文世
雨清水傳 – 堤真一
雨清水タエ – 北川景子
雨清水三之丞 – 板垣李光人
山根銀二郎 – 寛一郎
野津サワ – 円井わん
なみ – さとうほなみ
江藤 – 佐野史郎
江藤リヨ – 北香那
チヨ – 倉沢杏菜
せん – 安達木乃
森山善太郎 – 岩谷健司
森山銭太郎 – 前原瑞樹
花田平太 – 生瀬勝久
花田ツル – 池谷のぶえ
ウメ – 野内まる
梶谷吾郎 – 岩崎う大
上野タツ – 朝加真由美
中村守道 – 酒井大成
錦織友一 – 吉沢亮
イライザ・ベルズランド – シャーロット・ケイト・フォックス
(語り)トキとヘブンを見守る蛇と蛙
蛇の声 – 渡辺江里子
蛙の声 – 木村美穂
ばけばけ スタッフ
◆放送期間 : 2025年9月29日 ～ 2026年3月 日（予定）（全130回）
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – ふじきみつ彦
- 音楽 – 牛尾憲輔
- 主題歌 – ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
- 制作統括 – 橋爪國臣
- プロデューサー – 田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
- 演出 – 村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
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