院長という人は、ものすごくまともな人徳者だったのだなぁと今さら思う。
確かに今までも言っていることは理にかなっていたような気がする。
この国の未来の医療をきちんと考えられる人は偉人だわ。
「どちらの医も仁術なり」
りん(見上愛)を訪ねて医師の黒川(平埜生成)がやってくる。実家の病院を継いで新潟にいるという黒川の依頼は意外なもので…。一方の直美(上坂樹里)は派出看護について捨松(多部未華子)に相談にいく…(86話)
直美(上坂樹里)は派出看護の会の設立に向けて準備を進める。美津(水野美紀)や、卯三郎(坂東彌十郎)、虎太郎(小林虎之介)など周囲に相談しながら進める中、ある日、吉江(原田泰造)がやってきて…(87話)
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「風、薫る」第18週「岐路にて」第86・87話 感想

感想
簡単感想で。
看護婦に戻る?
86回からは2人それぞれの岐路が描かれる。
87回を見た感じだと最終的には今週中に同じ道へ繋がりそうだけれど。
上越の寄宿舎で働く りんの元へ、帝大病院の黒川先生がやって来た。
黒川先生は地元の大病院・黒川医院の跡取りで、家を継ぐために戻って来たらしい。
新潟には一人もトレインドナースがいない。
一ノ瀬さん。
看護婦取締として黒川病院で働いてもらいたい。
給金は帝都医大と同じだけ払う。お願いします。
しかし、りんは自信がないからと断ってしまうのだった。
君は本当に一生このまま看護に関わらないつもりなのか?僕は君のような患者のために悩める人こそ現場にいるべきだと思うがね。
黒川先生は、また来るから考えてくれと帰って行った。
まぁ、トラウマは分かるけれど、学んだことが仕事にならないのは確かにもったいない気はしちゃうよね。
一方、直美の方は、貧しい人たちのための派出看護を考え始めていた。
裕福な人からは看護料を頂いて、貧乏な人はタダにすれば採算が取れるのではないかと思いますが、大学病院ではそういうわけには…。
と捨松さまに相談すると、
だったらご自分で会を作ればいかが?派出看護の専門の。
日本にはありませんが、アメリカでは既に派出看護の会があります。
看護料はABCのランク。あ~…松竹梅?
派出する看護婦の等級によって、あるいは患者の容体によって3段階の看護費用を設定してはいかが?
そうすれば利益が出せる組織にできます。
ポンポンと案を出してくれる捨松さまである。
でも、それを私が…女の身で?
日本初ですね。
難しいことは承知しています。
でもそれに挑戦できる直美さんのことを羨ましくも思います。
私は大山の力を借りてさまざまな活動ができますが、それではこの社会で女の地位を上げることはできないと気付いたの。
直美さんがやることは例え小さな歩みでも新しい女の生き方につながります
直美は帝大病院を辞めることにした。
自分たちで派出看護をする会を作ろうと思っています。
満足に治療を受けられない貧しい人たちのために。
それはこの病院では難しいと判断しました。
院長はあっさり、
賢明な判断ですね。承知しました。
と言うのだった。
もう帝大雇いの看護婦が増えてきたから辞めてもいいよ?ということなのかなと思ったらそういうことではなく、
大学病院は突き詰めれば医学の研究、発展のための病院です。
今の医学では救えぬ命を明日救うべく進み続けねばならない。
一方で今の医学から貧しさゆえこぼれ落ちる命を救う者もいなければならない。
と言い、
めぼしい町医者をいくつか挙げてある。
私の紹介だと名前を出して構わない。
と紹介までしてくれる院長。
イイ人だったね。
「どちらの医も仁術なり」。
健闘を祈る。
大学病院は研究者が居るところなので医学の発展のために存在している……それは現代でもそう。
そして令和では、高齢者の看取り対策のために町の医師と連携した在宅介護システムがある。
どちらの医も仁術なり。良い言葉。
でもさ……直美は環ちゃんから離れる りんに代わって大黒柱兼お母さんになるという話だったんだよね。お金は大丈夫なの?
と思ったら、りんへの手紙には「文さんの残してくれたお金を元手に派出看護の会を自分でやってみることにしました」と書いてあった。
なるほど。
帝大病院では、もっと看護婦と看病婦の対立があったり、おばさんに若い子がいじめられたり、男性医師に看護婦が馬鹿にされたりするものだと思い込んでいた(ごめん、AKだし)。
医師は私情で動くような人はおらず、看病婦も看護婦への理解は早く、患者さんも概ねいい人で、帝大病院編は楽しかったな。
この家には迷惑はかけないので。本当にすみません。
と謝ると、美津さんは理解深く、
なぜ謝るのです?
日本で最初の看護婦の会。いいじゃないですか。
私も力になりますよ。
と言ってくれた。
派出看護の事務所によい場所を見つけました。
と、さっさと貸家まで見つけてきてくれる。
対して、りんからの返事は、
「心から応援しています」
である。
直美的には、本当は帰ってきて一緒にやってほしかったんだろうね。
卯三郎さんには医療機器の購入の相談を。
そんなこともしているのね。
というか、ものすっごくお金がかかりそうだけれど、文さんの遺産って一体どれほど……。
薬に関しては虎太郎の会社が入ってくれた。
りんがお世話になってる方ですから。
と笑顔で言い、
あの…りんにも私のことを…その…何て言うか…。
と推してくれたそうな感じ。
うーーん……虎太郎のキャラがとても卑屈になってしまった気がする。
はい。りんには「虎太郎さん、お元気そうだ」と。
とあっさり答える直美。
宣伝のチラシはシマケンが刷ってくれた。
今回はお金はいいです。
お祝いってことで。実は新聞社でこっそり印刷してもらったんです。
と言うシマケンに、
このことはちゃんとりんにも伝えておくから。
と言う直美。
直美的にはシマケン推しだよね……。
虎太郎は一ノ瀬家の家族ではなく、シマケンは「一緒に環ちゃんを支えるおじさん」だものね。
虎太郎は遠い人になってしまったなぁ。
扱いがちょっと可哀そう。
吉江先生が、教会の人たちに話をしてみると言ってくれた。
そうね。
炊き出しもやっているし、病気の家族に苦しむような人たちは教会のような所にこそ集まるかもしれない。
この派出看護会の名前を付けてもらえませんか?
と吉江先生にお願いする直美。
親のような存在だものね。
先生は引き受けてくれたが、伝えに来た話はショックなものだった。
実は私、東京を離れて九州での伝道を担うことになって。
ですから直美さんにお別れをしにやって来ました。
そうなのか……。
吉江先生はこのまま退場になってしまうのかな。
ずっと側にいてくれてもいいキャラだと思うのだけれど。
ずっと直美さんが心配でした。
すぐにうそ泣きしたりして?
フフッ…はい。うそをつかないと生きていられなかったのだと。
初めて会った時にはもう大人の目をしていて、なんとか私の所に来る時くらいは笑わせたいと…。
優しい先生だったね。
もっとキャラを深く描いてくれても良かった気がするな。
ここでさよならしてしまうのは勿体ない気がして。
それはうそ泣きではないですよね?
直美の涙を笑顔に変えてくれる先生。
えっ…フフッ…吉江先生…。
ではくれぐれもお元気で。
直美は登場シーンからひねくれた風体で現れたけれど、こんな優しい人に恵まれていたんだよね。
握手で分かれた2人。
また会いたいなぁ。
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風、薫る キャストとスタッフ
キャスト
一ノ瀬りん – 見上愛
大家直美 – 上坂樹里
一ノ瀬美津 – 水野美紀
一ノ瀬信右衛門 – 北村一輝
一ノ瀬安 – 早坂美海
中村義正 – 小林隆
竹内虎太郎 – 小林虎之介
竹内之宣 – つぶやきシロー
竹内栄 – 岩瀬顕子
奥田亀吉 – 三浦貴大
奥田貞 – 根岸季衣
うなぎ屋の女将 – 大島美幸
和菓子屋の女将 – 義達祐未
柴田屋・松永屋 – たくや・かずや(ザ・たっち)
吉江善作 – 原田泰造
島田健次郎 – 佐野晶哉
小日向栄介 – 藤原季節
小川吾郎 – 甲斐翔真
槇村太一 – 林裕太
清水卯三郎 – 坂東彌十郎
柳川文 – 内田慈
松原喜介 – 小倉史也
勝海舟 – 片岡鶴太郎
大家トヨ – 松金よね子
大家キク- 広岡由里子
大家嘉平 – 春海四方
大山捨松 ‐ 多部未華子
大山巌 ‐ 高嶋政宏
松山ふさ ‐ 二田絢乃
河合志摩 ‐ 中田青渚
木村佐保 ‐ 井上向日葵
中山マツ ‐ 丸山礼
真風 ‐ 研ナオコ
玉田多江- 生田絵梨花
泉喜代 – 菊池亜希子
東雲ゆき – 中井友望
柳田しのぶ – 木越明
工藤トメ – 原嶋凛
松井エイ – 玄理
梶原敏子 – 伊勢志摩
バーンズ – エマ・ハワード
今井益男 – 古川雄大
藤田邦夫 – 坂口涼太郎
黒川勝治 – 平埜生成
渡辺行成 – 森田甘路
永田フユ – 猫背椿
永田康介 – じろう
柴田万作 – 飯尾和樹
丸山忠蔵 – 若林時英
夕凪 – 村上穂乃佳
三浦ツヤ – 東野絢香
園部弥一郎 – 野添義弘
多田重太郎 – 筒井道隆
和泉千佳子 – 仲間由紀恵
風、薫る スタッフ
◆放送期間 : 2026年3月30日 ~ 2026年3月 日(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 松園武大,宮本えり子
◆プロデューサー : 葛西勇也,松田恭典
◆演出 : 佐々木善春,橋本万葉,新田真三,松本仁志
◆原案 : 田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
◆脚本 : 吉澤智子
◆音楽 : 野見祐二
◆主題歌 : Mrs. GREEN APPLE「風と町」
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81 82・83 84 85
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