長州の過激派が兵を挙げて京に押し寄せようとする中、一橋慶喜(松田翔太)は長州を討つ準備を進めていた。そんな時、長州の行く末に危機感を抱いた桂小五郎(玉山鉄二)が、吉之助(鈴木亮平)と接触し慶喜との会談を求める。吉之助は桂を信用し慶喜に長州との戦を避けよと提案するが、慶喜暗殺をもくろむ「人斬り半次郎」と呼ばれる薩摩藩士の存在を耳にする。
そんな時、長州藩士が集結する池田屋を新選組が襲撃。事態は急変する
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
西郷どん 第27回 「禁門の変」
桂小五郎(木戸孝允)が、どのタイミングで西郷隆盛と出会ったのかはよく分からない。
まぁ……
とりあえず、いくら八月十八日の政変以来、京での長州藩士の活動は監視体制とはいえ、どこかの病人みたいな怪しい恰好でウロウロしてるってことはないよね……。
この人、知ってる。エボシ御前のタタラ場で鉄砲作ってた人だよ。
しかしドラマ上は、桂小五郎はそうやって西郷どんに、一橋慶喜に会わせてくれとやって来たのだった。ドラマ上は。
長州は今、大きな間違いを起こそうとしとる。
久坂玄瑞、来島又兵衛。
長州の過激な者たちがいきりたっちょる。
「長州藩は、その過激な行動が天皇の怒りを買い、薩摩、会津らによって京から追放。長州の過激派たちは信用を取り戻すため御所への出兵準備を進めていたのです。」←突然のサラっと八月十八日の政変解説。
ようするに……
歴史はいつだって勝者の物であり、おおざっぱに言えば、このとき朝廷から信頼を得ることが出来ていたのは守護職・会津、一橋、そして薩摩。破れた長州は追い出されていたということ。
長州には別に朝廷に弓引く気なんてなかった。
ただ倒幕はしたい。
まぁ、名誉を回復したかったり、幕府や会津が憎かったり、とにかく死に花散らせたかったり、各々の脳内は違えども、何とか長州を立ち直らせたい藩士は在京して潜伏。(桂小五郎は潜伏していたというよりも藩命で在京して名誉回復のために走り回っていた)
君は一橋様やそのお側女とも懇意にされとる。
おいに、ないをしろと?
私を一橋様に会わせて頂きたい。
会うて我らの本意は戦をする事じゃない事をお伝えしたい。
桂殿、一橋様御家臣の平岡様を斬ったのは長州ではないのですか?
違う!
そもそも平岡様が斬られるのはもっと後だからね……。
そもそもと言えば西郷どんが一橋様と親しいということすらおかしいし(まぁ、だから、慶喜じゃなくて「ひぃさま」なんだけど)、およし(ふきどん)という慶喜の妾は江戸の火消・新門辰五郎の娘で薩摩の女でも何でもないんだけどーー、ここを否定したらこの半年全部が消滅するので、ドラマはドラマだと納得させる……。
なるほど。
長州の中でも揉めてるとは聞いていましたが……。
分かりました。
国父様にその旨、お伝え申します。
桂殿を一橋様に会わせてみようかち思っちょいもす。
その者、信用できるのですか?
分かりもはん。
じゃっどんおいは一橋様の方が気になっちょいもす。
分かりました。
国父様にお伝え申します。
国父さまにお伝えもすばかりの小松どんである。
しかも、何か、小松どん、西郷の目付けとかいうことになってる~~。
目付のために家老が京によこされるなんて、西郷どん、どんだけの大人物なんだよ。
家老なのに、国父名代なのに、西郷どんにかしずく小松帯刀、可哀想……ほんと、西郷どん、どんだけエライの……。
しかし、まぁ(←このフレーズばっか(笑))、この大河では西郷どんが主人公だから。
主人公とは、歴史上の有名人とどんどん出会って触れ合い、みんなから「さすが」と言われ、いつの間にか偉くなり、一番高い所で活躍する……そういうもんなのである(そうか?)
半次郎との出会いは薩摩でバッチリ作っているから、流れはスムーズ。
この西郷どんの笑顔が人を惹きつけているのだということだけはよく分かる。中の人・鈴木亮平さんの演技が凄い。
でも、半次郎、直接、桂小五郎のところに乗り込んだりしないで。
桂さんも、あまり僕長州僕長州言ってると消されちゃうから注意して。(初めはあんなに変装してたのに……)
ドラマとしては、どんどんぶっ壊れて今にも賽を振りだしそうなゴッシー……じゃなかった、慶喜は面白い。
あと、まぁ、池田屋事件は薩摩は関係ないから高速スルーも仕方ないとして、禁門の変の西郷どんもカッコ良かったよ。
『八重の桜』では、ここで兄つぁまが目を傷めるのだった。(ヒロインは会津在住でまだ現状を把握しておらず、そろそろ尚之助さまとラブラブ)
ドラマでは全く語られなかったけれども、実は広岡浅子の実家、出水三井家は蛤御門のめっちゃ近く。嫁入り前のおあささまはまだ実家にいらしたのでは~~。
そして、この戦いでやられまくった長州の人を描いた大河……
ああ……そう……花萌えの禁門の変はどんなだっけと思って確認したら夫が死んだというのに高速だったと思い出す……触れられもせず、さよなら久坂 #西郷どん
【花燃ゆ】第27回 「妻のたたかい」夫の名誉のため私は負けない! 感想 https://t.co/AQV9ON4N5z @kukucoo— くう (@kukucoo) 2018年7月22日
※一応チラッと西郷と絡みもあったのに、ここでもスルーな久坂である……さようなら久坂。
※キャスト
西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)
大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)
西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅
須賀 … 橋本愛
大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩
板垣与三次 … 岡本富士太
中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元
月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり
阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀
勝海舟 … 遠藤憲一
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
橋本左内 … 風間俊介
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治
近衛忠煕 … 国広富之
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶
語り … 西田敏行
※スタッフ
脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉
【西郷どん】
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コメント
-d- さん
>タタラ場
ドラマ見ながら「そっくり」って思っていたんだけど画像と並べたら改めてソックリだったからビックリしました(爆)
>西南戦争まで預金なのか?
まだ戊辰戦争が続いて行くし、そこに使うのかなーー(不安)
島ロケで使い果たした可能性……(震)
大河ドラマ「西郷どん」 #27 禁門の変
京都が戦に巻き込まれる。 まずは池田屋か??
大河ドラマ『西郷どん』第二十七回
『禁門の変』内容一蔵(瑛太)の注意もあり吉之助(鈴木亮平)は、久光(青木崇高)に楯突かず。久光より、軍賦役兼諸藩応接係を命じられる。一橋慶喜(松田翔太)と薩摩との関係も改善するも、吉之助は疑問を抱く。なぜ、軍賦役に。。。と。そんななか、吉之助を求め、長州藩の桂小五郎(玉山鉄二)がやって来る。「長州を助けてくれんじゃろうか」過激派が、京で挙兵しようとしているという。そして禁裏御守衛総督の慶喜は…
西郷どん 第27話「禁門の変」
大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第27回「禁門の変」 あらすじ・・・・・・・
<この人、知ってる。エボシ御前のタタラ場で鉄砲作ってた人だよ。
笑いましたw
禁門の変、人数やスペースちまっと節約してましたね。
西南戦争まで預金なのか?
NHK大河ドラマ「西郷どん」第27回「禁門の変」
今週のタイトルは何やるか一目瞭然、ど真ん中のどストレートですよ~。なんだか幕末時代劇みたいな・・って!幕末の時代劇でした!これまでの京の様子が今一伝わってこなかったんで新鮮な感じがしちゃってもう!主人公が直に見聞きしない所は省くって、その方針が上手くいった例もございますけど、今作に関してはもう少し説明していただきたかったなああって~。