長州軍は復権をかけて京都に上り、進軍を開始した。世に言う「禁門の変」である。久坂玄瑞(東出昌大)は天皇に嘆願書を届けようと突き進むが、ついに力尽き自刃する。夫の死の知らせにぼう然とする文(井上真央)…。しかし悲しみに暮れる間もなく、久坂家断絶という通達が下る。久米次郎との養子縁組も取り消される危機に、夫の無念を晴らし、誇りを取り戻すため、長州藩の“大奥”に女中として入ることを決意する!
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)
花燃ゆ 第二十七話「妻のたたかい」
もうダメかもね……。
主人公の夫が死んだのである。
それ以外にも主人公がずっとお握り食べさせてきた主要人物がたくさん死んだのである。
なのに、なに…この…何の感慨も湧かない感じ。
だって、やはり松下村塾の塾生たちの繋がりがちっとも濃く熱く描かれてこなかったから。
だから寺島だって久坂と共に自刃したって、そこまでして付いて行くほどの愛を感じられないじゃん。
むしろ…ボーーッとながら見てきた人の中には「この寺島って誰?」「今までいたっけ?」
くらいに思ってる視聴者もいるかも知れないよ?
その位、薄いんだよね、塾生たちの存在が。
主人公がお握り食べさせてるくらいの描写しか思い出がないからさ。
ホームドラマばかりやってるからさ。
何だか…何だか報われない…
地元の方々は長州の描かれ方、これでいいんだろうか。
涙しながら今日の回を見たのだろうか。
元治元年(1864年)8月。
軍議の末、来島又兵衛は久坂の非進撃論を蹴り、(このドラマにはいない)ほぼリーダー@真木和泉が
これに同意したため長州軍は進撃を開始。
ラグビー先生は何とアバンであっけなく退場するのだった。
久坂は蛤御門で会津軍らと睨みあい。
生きて鷹司邸に入り、生きて天子様へ嘆願する!
というゲームが始まるのだった。
久坂さん!行ってつかぁさい!
久坂さん!
久坂さんーーー!
と、みんな久坂さんを先に行かせるために捨て駒になって頑張るのでした。
そこそこあっけなく辿り着くと、こんな騒ぎになっているのに逃げ出そうともせず、
大河ドラマのお公家らしいオタオタも見せずに久坂を足蹴にする鷹司さま。
ここまでじゃ。
すべて俺が負うべき責め。
お殿様におわびを。長州の…萩の皆にも。
俺は腹を切る。
そんな久坂に、
最後まで独りでゆくなんぞ許しません。
久坂さんは僕の憧れでした。
生きるんも死ぬんも久坂さんと共に。
それが僕が立てた志じゃ。
と言う寺島。
…だからさ……
久坂にそこまでの想いがあるってところ、ここまでで描く時間がいっぱいあったはずじゃん…。
(寺島)今までロクに出番もなく……こんな最後の最期で……セリフでその思いを語らなきゃならんとは……無念じゃ……。
(久坂)いいじゃん。俺なんか出番がいっぱいあったのにあまり視聴者から同情されてないみたいなんだよね。オレの味方は今や文だけよ。お文よ…俺のために泣いてくれ。俺の想いは今…お前だけに……。
(寺島)久坂さん、それ無理っすよ。あの丸い…あ、失礼、えっと京女に子どもが出来てたって知ったら、文さん前みたいに口きいてくれなくなりますよ。
(久坂)えーーー…それ言っちゃう?
(寺島)むしろ、そっち反省してハラ斬った方がいんじゃね?
(久坂)無念っっっ!!
松陰先生…こねな終わりでええんじゃろうか?
…ま、ええか。世話ぁない
入江九一も元徳様への伝言を伝えられぬまま、ここで取り囲まれて死亡。
一説には顔に槍を突きたてられたといわれていますが、この大河では
顔はやめて!ボディにして!…を採用。
本部の古橋さんへの連絡は間に合わなかったようです。
なんという事でしょう……歴史が変わってしまった…。・泣
萩では知らせを聞いた文さんが茫然自失状態。
入江の妹、すみは泣きじゃくり、野山獄の高杉も、
そねな訳あるか。
そねなつまらん戦であいつらが死んだりするもんか!
と叫びまくります。
そして、泣き引きずりタイムを長々とやっているどころではなく、朝敵として
追討令が発せられた長州。
我が藩は朝敵となったのか…。
天子様が…長州を…毛利を討てと…。
そうだよ。
帝が「そうせい」と仰せになったんだよ。
何だかねぇ…
戦死した同志に対する嘆きといい、この殿といい……
ぇ、そんなの想定内だと思ってなかったの?
って感じですけど。
松陰せんせーご存命の折から、命をかけてのテロ活動を教わってきていたじゃん。
朝敵となるような事をいっぱいやっているじゃん。
ああしたからこうなった。当然の結果だと思わないかな…。
今さら何を泣くんだろう、何を驚くんだろうと思うとホント……どうかしてるぜ…。
そして、文さんに到っては完全におかしくなっちゃったのでした。
親に実家に戻れと言われているのに、久坂のために借りた家に行き、取り潰しだからと
追い出されて美鶴さまのところへ行く。
何です?あなた。
お願いがあって参りました。
久坂家をなくされてしもうては困ります。
夫と約束をしました。
久米次郎と私と3人で暮らすと。
久坂の家がなくては困ります。
あの人に怒られてしまいます。
久米次郎は孟子をそらんじてお父上に聞かせると…。
やから私がしっかりと久坂家を構えてお出迎えせんと…。
ここはあなたの来る所ではありません。
お帰りなさい。
この女、マヂ何しに来たんだよ…って表情、美鶴さま@若村さん、素晴らしいです。
あなた様なんですか?
あの人をこねな目に遭わせたんはあなたなんですか?
椋梨さまを睨んで食って掛かりそうな文さん。
自業自得という言葉は…シッテイマスカ……。
椋梨家でけんもほろろに扱われ、何処に行くのかと思ったら奥御殿総取締役・老女の
園山に会いに行く文さん。
そして、奥で働かせてくれと直談判して採用された模様……。
こんなに簡単でいいのかよ。
分からんからです。なぜあの人が死んだんか。
分からんままに弔いを?
そねな事できません。
なぜ死んだんです…寅兄は。
なぜ死んだんです…稔麿さんは。入江さんは。
なぜ死んだんです…。亀太郎さんは。寺島さんは。
なぜ…!
久坂は…。
だってあの人は生きると約束してくれた。共に生きると。
嫌や私は受け入れん。許さん。
絶対許さん!あの人を殺したもんを。
なぜ…それが分かるまで弔ったりなんかせん。涙も流さん。
やから…あの人は死んでなんかおらん。
お城に奉公にあがってどねぇするつもりじゃ?
奥に入れば 家にも帰れんのだぞ。
構いません。
小間使いでも下働きでも何でもやります。
そうやって政の真ん中でのし上がって、いつか殿様の御前に出られる時が来たら直に
お尋ねします。
私の大切な人たちがなぜ無残に死なねばならなかったんかを。
大丈夫。
あんたならばヒロイン力で今すぐ殿さまに会えちゃう気がするよ。
そして殿さまの方こそ今は、松陰せんせーになぜ長州を滅ぼすような塾生を
育てたのか聞きたいと思うYO………。
あんなに子どもを作って家族を家族をと言っていたくせに、こうなったら養子なんか放りだして
一人大奥へ乗り込むヒロインでありました。
皆様。これまでお世話になりました。
お別れ申し上げます。
しっくり来ない最終回でしたね………。
次回からは半年間、大奥をお送りいたします。←
藩主に追討令が出て朝敵になって敵軍が攻め込んできそうで今にも潰れるかもって
危機の時にこの大河は奥のお端のイジメやらイビリやらをやりたいらしい…マヂですか…。
ところで。
奥のメンバーの中に鷲尾真知子さんがいるらしい事が分ったのですが、
だったら義姉も一緒に連れて行った方が良くね??
ここは、
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※キャスト
杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大
杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造(子役期:石津侑輝)
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
杉豊 … 信太真妃(子役期:梅崎音羽)
吉田小太郎 … 中野遥斗
久坂久米次郎 … 大西統眞(幼少:太田琉星)
毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
銀姫 … 田中麗奈
園山 … 銀粉蝶
潮 … 鷲尾真知子
鞠 … 石橋杏奈
日出 … 江口のりこ
志乃 … 高橋由美子
国島 … 白石加代子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
山県太華 … 藤田宗久
来島又兵衛 … 山下真司
内藤一馬 … 田中仁
来原良蔵 … 松本実
福原越後 … 西岡秀記
井上聞多 … 石井正則
白石正一郎 … 山本譲二
中原復亮 … 堀井新太
毛利元徳 … 三浦貴大
高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
松浦松洞 … 内野謙太
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
吉田イク … 芳本美代子
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
辰路 … 鈴木杏
金子重輔 … 泉澤祐希
間部詮勝 … 堀部圭亮
石谷穆清 … 橋本じゅん
沖田総司 … 賀来賢人
近藤勇 … 中村昌也
金太郎 … 大河内浩
黒川嘉兵衛 … おかやまはじめ
長野主膳 … 祖父江進
山田浅右衛門 … 松本真司
井伊昌子 … 吉沢梨絵
徳川慶喜 … 森慎太郎
徳川家茂 …
井伊直弼 … 高橋英樹
西郷吉之助 … 宅間孝行
阿久根 … 山崎潤
島津久光 … 江口直人
三条実美 … 上杉祥三
尾崎三良 … 緋田康人
鷹司輔熙 … 小須田康人
三条西季知 … 大槻修治
近衛忠熙 … 瀬川菊之丞
坂本龍馬 … 伊原剛志
梅田雲浜 … きたろう
沼崎吉五郎 … 佐藤二朗
幾松 … 雛形あきこ
宮部鼎蔵 … ビビる大木
平六 … 春風亭昇太
吉川経幹 … 寺十吾
古高俊太郎 … 小久保寿人
スポールディング … クリス・ダーバル
ウィリアムズ … マーク・チネリー
タウンゼント・ハリス … リー・ロングショー
ヒュースケン … ヨヒアム・ヨンケーレ
トーマス・グラバー … ジョン・オオクマ
語り … 池田秀一
※スタッフ
脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
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何度か試して不可能な場合はあきらめています。無視ではありません。ご了承を~
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コメント
珍大河『花燃ゆ』と史実◆27回「妻のたたかい」
珍大河『花燃ゆ』と史実◆26回「夫の約束」の続きです。
花燃ゆ 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)クリエーター情報なしNHK出版
私、実は、三原清堯著「来嶋又兵衛傅」(小野田市歴史民俗資料館復刻)という、けっこうレアな本を持っております。
その昔、山口県…
「花燃ゆ」感想 第二十七回「妻のたたかい」
「文、ついに錯乱か!?」
週刊誌みたいな見出しですみません。
今回、稀に見るホラー回でございました。
そして大変見ていていらつく笑える回でございました。
そうそう、先週の感想のラストで禁門の変なんてどうせ今週の二十分で収束するんだろうと書きましたが、予想通り二十分以内に終了しましたね。
大変わかりやすいです。
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
「花神」は見ていた記憶がないのですがシャアが寺島だった事は開始前にネットで知りました。
>死んだのは久坂一人のようなナレーションは一体、何?
そもそもね…真木和泉いないしね…たぶん主人公の頭の中に居ない人物には
フィルター掛かっているのだと思います^^;
花燃ゆ – 2015年大河ドラマ 井上真央
花燃ゆ
平成27年大河ドラマ
NHK総合
2015年1月4日~
[キャスト]
井上真央
大沢たかお
伊勢谷友介
高良健吾
東出昌大
優香
瀬戸康史
劇団ひとり
佐藤隆太
要潤
かたせ梨乃
内藤剛志
奥田瑛二
長塚京三
松坂慶子
北大路欣也
ほか
ナレーター:池田秀一
[スタッフ…
大河ドラマ「花燃ゆ」 #27 妻の戦い
ついに禁門の変。
花燃ゆ 第二十七回
『妻のたたかい』
「妻のたたかい〜禁門の変で残された命抱え歩き出す」
内容
京へ向かった夫・久坂(東出昌大)が、無事戻るよう祈る文(井上真央)。
だがすでに、久坂は、来島(山下真司)らに押され、
嘆願書を届けるために、御所へ向かっていた。
そして御門を守る…
勝てば官軍、敗ければ賊よ・・・命惜むな、国のため(井上真央)
つまり、現在の官軍とは米軍のことである。 日本国内にあって朝廷をお守りしているのは・・・あくまで米軍なのである。 そういう意味では現在では大日本帝国の軍隊は賊軍であり、朝敵なのである。 日本は米国の属国ではないという考え方もあるが・・・日本独自の戦力では象徴天皇を守護できない可能性があり、米国が在日
花燃ゆ #27「妻のたたかい」
公式サイト 長州軍は復権をかけて京都に上り、進軍を開始した。世に言う「禁門の変」
花燃ゆ 第27回「妻のたたかい」〜文という無力な女の名は捨てます
久坂(東出昌大)は最期に言う。
「しくじってばかりの人生だったが、四季があった。
悲しむことはない。あとは皆が志を継いでくれる」
やたら自分の死を意義あるものにし、美化しているけど、要するに久坂は「しくじった」のである。
鷹司卿に裏切られることも…
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第27回「妻のたたかい」
ただ真っ直ぐに御所を目指す!とまあ戦いの渦に分け入っていった久坂様。滅亡への進軍に見えてしまった先週ラスト。長州勢があまりにも短絡的で考え無しに見えちゃって、もう少し演出で救ってほしいなあ、主人公側なんだし・・。って、とにかく危機って事ですよ!絶体絶命!運命の時来る~!!
SECRET: 0
PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
>「この寺島って誰?」
この寺島を38年前の大河「花神」で演じたのが
シャア役で声優ブレイクする前の池田さんだった訳ですが、
死んだのは久坂一人のようなナレーションは一体、何?
ちなみに当時の久坂役は志垣太郎で、それぞれ
その二年後に声優として一年戦争とフランス革命に突貫しました。
大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹27玄瑞嘆願書を届けるも受け取ってもらえず自害!文は玄瑞を失い毛利家の奥へ入る事を決意した
大河ドラマ「花燃ゆ」第27話は玄瑞らは朝廷に嘆願書を届ける為に御所へ攻め入った。しかし御所を固める会津、薩摩の大軍の前に尽く討ち取られる。玄瑞らは何とか鷹司邸に辿り着 …