NHK朝ドラ【おかえりモネ】第20回　(第4週 金曜日)　感想

「おじいちゃん　喜ぶと思ったんだけどな…」

そこだよね。やっぱり、そこだよね。

そして、おじいちゃんも、なかなか孫の闘争心を理解している。

やってやる！だよね、みーちゃん。

 

未知（蒔田彩珠）は自由研究のカキが思うように育たず、落ち込んでいた。そのうえ、ベテラン漁師たちから地場採苗の目標を笑われてしまう。そこへ百音（清原果耶）が割って入り、未知がどれだけ本気で取り組んでいるかを語り、反論する。その夜、未知は百音が気象予報士の資格に興味を持っていることを知り、応援する。明朝、龍己（藤竜也）と話すうちに、百音は、ずっと考えていたことについて、ある気づきを得る…

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「おかえりモネ」第4週「みーちゃんとカキ」第20話

感想

そして、ついに本題のトラウマに入ってしまったなぁ。

そうか。あの時、みーちゃんは言ったのか。

戻れるとか、よく簡単に言えるよね。

分かんないからか。
お姉ちゃん、津波見てないもんね。


そりゃ、誰もみーちゃんを責められないでしょ。

そう言いたくなるような状況だったでしょ。

父も姉も居なくて。
この子がどんなに心細かったか。

嬉しそう

おじいちゃん、喜ぶと思ったんだけどな…。

と、みーちゃんはガッカリするけれど、おじいちゃんがちゃんと喜んでいること、おばあちゃんには分かっている。

おう。　
俺が死ぬ前に実現しでくれな。

笑いながらそう言うけれど、島の利益まで考える孫の心意気、嬉しくないわけがない。


あれ、絶対無理って思ってる。

負けるな！大丈夫。


百音には「大丈夫」と言ってしまうクセがあるらしい。

大丈夫

その大丈夫、が当時はみーちゃんのカンに触った。

大丈夫だよ。ほら電気もつくようになったし。
学校だって始まるし。
おばあちゃん、来週には退院できるって。
大丈夫。また普通に戻れるよ。


戻れるとか…よく簡単に言えるよね。

分かんないからか。
お姉ちゃん、津波見てないもんね。


その「大丈夫」が慰めに聞こえる時もあれば、癒しになる時もあれば……お気楽に図々しく思える時もあるだろう。

百音はあの時、島に居なかった。

共有できない痛み。

天気が分かるようになりたい。人を助けたい。という思いを語る姉の後ろに、みーちゃんはあの時自分が放ってしまった矢を見たのだ。

後悔していたんだね。

そして、百音も、確かに。矢に射抜かれてはいたのだろう。

けれども、姉妹はそれを乗り越える。

津波を見た者は島の発展のために。

見なかった者は島を守るために。

勉強するんだ。
何という凄い子たち。

つながり

盆休みが終わり、百音は葉っぱさんたちが居る方へ戻って行く。

その山の葉っぱさんたちが海の栄養になんのっさ。

山は海とつながってるんだ。

何も関係ねえように見えるもんが、何がの役に立つっていうごどは、世の中にいっぺえあるんだよ。


百音が気象予報できるようになったら、おじいちゃんの仕事にも島の人たちの安全にも、みーちゃんの研究にも役に立つ。


家はみんな仕事でバタバタで、ヒロインを見送らない。日常がきちんとここにある。

母はカキを持って娘を追いかけて来た。

まだまだ。私も頑張っから…。
モネも頑張ってね。



離れていても繋がっていることはありがたい。

良い家族だなぁ。

いつでも帰れる家。

羨ましくて、ちょっと泣けたわ。

 

 

【おかえりモネ】
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キャスト

永浦百音 – 清原果耶

永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子

及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我

及川新次 – 浅野忠信

新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介

朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順

沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春

 

語り… 竹下景子

スタッフ

◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」