NHK朝ドラ【べっぴんさん】第44回(第8週火曜日)　感想

いよいよあさや靴店から新店舗への引っ越しが始まった。
しかしすみれ（芳根京子）の気持ちは晴れない。
戦地での過酷な経験から人を信じられなくなってしまった紀夫（永山絢斗）のことが心配なのだ。
紀夫は栄輔（松下優也）や商店街の友人たちのことを強く警戒し、一切信用するなとすみれに忠告する。
さくらも懐こうとしない。
収容所での経験をとうとうと話す紀夫の姿は、まるで別人のようで、すみれを不安にさせる。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

 

連続テレビ小説「べっぴんさん」第8週「止まったままの時計」　第44話

　　　

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。

今朝はBSも地上波も地震情報の影響でお休みで。
被害地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。
引き続き、お気を付けて。

明日23日の「べっぴんさん」放送予定

BSでは明日23日(水)7時30分から44話を。7時45分から45話を放送。
(本日23時からの放送は通常通りです)
地上波では明日23日(水)8時から44話を。8時15分から45話を放送。

する予定だそうです。
オンタイの方はもちろん、録画の方もお気を付けて。

44話　ますますこじれる紀夫さん

昨日書いたように、良子ちゃんと君枝ちゃんの旦那さんが紀夫さんの話し相手になってくれたのは、ちょっと嬉しい。

昭一さんと勝二さんは、一緒に吞むほどの仲になったんだね。
いいねいいね、微笑ましいね。
　

僕はまるで浦島太郎ですわ。

そうだねぇ…そんな感じになっちゃってるね。

何で女房たちのする事を笑いながら認める事ができるんです？

変わらなあかんと思うからです。
女房たちが未来を見て動き出しとる姿を見て、変わらなあかんと思うたからです。

昭一さんは、元々たぶん君ちゃんの身体にさえ触らなければ、好きな事を生き生きとさせてあげたいと思っている方。身体が弱くて好きな事を我慢してきた人生を思いやるゆえにだね。

勝二さんも元々「あるよあるよ」(違う!!)「ええよええよ」の旦那さん。

ええお家柄の男子で大商社の嫁の家に婿に入り、温和ながらも戸主の責任感たっぷりな紀夫くんとは、ちょっと違う。

その上、戦地の過酷な体験の後に収容所体験までしてしまった紀夫さんの傷は深かった。

これが癒えたら、いずれこの旦那さん白紙同盟で仲良くしてほしいなぁ。
この3人が妻の話をあれこれしながら仲良く呑んだくれる図、楽しみだわ。♥

し、しかし、今はそれどころではないのである。

収容所であんな思いをして変わらん人間がいてたら知りたいぐらいや。

風呂に入るために仲間が必要やった。
寒い所にいると洋服の一枚が命のように大事で、仲間がいなくて風呂に入ると服が盗まれる。
盗まれた者は凍え死ぬんや。

仲間やと思うてたやつに裏切られて服を盗まれ死んだ者もぎょうさんいた。
死んでいく仲間から服を剥ぎ靴を奪い取る者もいた。

自分の命が助かるためには他人なんかどうでもええ。
そういうもんやで、人間て。

食うか食われるか……
ではなくて、着るか脱がされるか、なんだ。
それが命に関わるという話。

たくさんたくさんイヤな目に遭って、それでも頑張って生き延びたんだな。

朝ドラで戦地の話は、あまり具体的には出ず。
『カーネーション』の勘助は、あの怯え方と鬱葱とした様子から悟らさせられた。

あの時は、考えれば考えるほど辛かった。

糸子も…
どれだけ彼が辛かったか、悟っていなかった。

いや、所詮、現場にいない者は部外者だもの。

だから…

紀夫さん。前はそんな人やなかったやない。

と言ってしまう すみれを。
紀夫さんの話にもっと真摯に耳を傾けてあげられない すみれを。

誰も責めることはできないと思うの。

おじさまはミタ

近江の ゆりの方は、あの家で苦労している…

平成的には、あんなのセクハラでブラック企業じゃん！！って事になるが。、おばあさまの話には、ちょっと頷けたよ。

毒みたいなやつはぎょうさんおるねん。
泥水すすらんならん事もある。
水に流さんならん事もあるのや。

人と対面する営業職ではね～…なぜこいつに謝らなきゃならないんだとか、私ゃ悪くないのに～という場で笑ってやり過ごしたり頭下げなきゃならない事がままある。

学んでいかなきゃならないね。
お嬢様育ちには辛いっす。

あのおじさまが、救いになっているってのが何とも。
ええ人やん。
　

人は信用に値するものなのだと。

ゆりも、紀夫さんも解る時が来るのを待つ週。

　

　
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子（子役期：渡邉このみ）
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子（子役期：内田彩花）

野上潔 … 高良健吾（子役期：大八木凱斗）
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗（子役期：玉山詩）
小野明美 … 谷村美月（子役期：坪内花菜）
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子

村田(田坂)君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
岩佐栄輔 … 松下優也
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子

坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親

坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤

坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美

ナレーション(語り) … 菅野美穂

※スタッフ

脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子

主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

 

 

 

 

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