私は前回「作文の内容が楽しみ」と書いたけれど、楽しみどころじゃない事態になってしまったね。
大好きなお母が……。
宿題であった「父について」の作文をようやく書き上げた珠(村上蘭)。しかし、尋常小学校の先生の提案で、その作文を父親の前で発表することになってしまう。珠はリョウ(国仲涼子)に相談し、そのことを清治(渡部篤郎)に伝える。しかし、清治はあまり興味を示さない。発表の日、まばらに参観する父親の中に清治の姿はなかったが、いよいよ珠の発表が回ってきた時、清治が教室にやってきて……
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ブラッサム」第1週「私の父、私の母」第4話 感想

感想
簡単感想で。
放蕩無頼の徒
「父について」の綴り方宿題を完成させた珠だったが、先生はこれを提出させず、父親参観を開いて発表させると言う。
うち、困るわ。
と悩みをお母に打ち明ける珠。
けど悪いことは書いちょらんのじゃろ?
…………。
書いたん!?
お母、どうしよう…。
いや、ないしょにしちょくわけにはいかんじゃろう。
平日であるから、この時代、仕事を休んでまで子供の行事に行く父親はいない。
先生も、無理じいは当然しない。
当然、父は来ないと思っていた珠。
無理に行く必要はないゆうことじゃね?
はい。仕事の都合もあるでしょうし。
仕事などない。
あ、そうでした…。
綴り方は「父のこと」を書いたと言うと、
面倒じゃの。
と、いつものように面倒そうに答える清治。
しかし、当日、お父は本当に学校にやって来た。
しかも、まさに珠が作文を読み始めるタイミングで。
『私の父』葉野珠。
父はよく私を叱ります。それは私が務めを果たしていなかったり言い訳や誤った振る舞いをした時で、それをいつも理不尽に感じていました。
ある時、遅く使いに出された私を店主はかわいそうだと哀れみました。
父は仕事らしい仕事をしたことがなく、思うがままの暮らしをしてよそから『放蕩無頼』や『横道』と言われます。
私も父をその言葉どおりに受け取っていました。
しかし、ある夜厠に向かう時のことです。
父は縁側に一人座り、カナリアをじっと見ていました。
私はその様子を少し離れて見ていました。
我が家で何より心を寄せる愛鳥に見せる父の横顔。月に照らされ笑っているような、どこかもの悲しいようなその表情は、今までに見たことがないものでした。
私はしばらく食い入るように見つめました。
そこに放蕩無頼の徒は見当たりませんでした。
父へのわずかな抵抗や反抗を見せる前半と、すっかり魅了される力に溢れた後半と。
その余韻に浸る教室の沈黙を破ったのは、清治のけたたましい笑い声だった。
こがあなん書いて…お前、変わっちょるのう。
帰り道、父はご機嫌で、近所の人たちにも珠の作文を見せて自慢した。
文章力を自慢したわけではなく、「外では無頼者といわれている自分に娘が魅了されていること」自慢の種は、これ。
清治はとても単純なガキのような人だった。
それからしばらく、葉野家には穏やかな日々が続いていました。
らしい……。
私は、機嫌よく見せていた清治がカナリアを手にかける……というホラーを予想していたのだけれど、事態は正反対だった。
清治はこのカナリアを本当に溺愛していたらしい。
それを、お母のミスで逃がしてしまうのである。
どこじゃ?カナリア…。
何で開いちょる…。
カナリアどこじゃ、ん?
どこ…どこじゃ?ん?
ん?どこじゃ…ん?
おらん…お、おらん。おらんおらんど。
お…おリョウ!カナリアはどこなあ?おリョウ!
おリョウは清治からも鳥籠からも離れた場所で、もう逃げの姿勢。
ここ、すごい緊張感だったな……爆発前の緊張感。
……ごめんなさい。うちが逃がしてしまいました。
このトンマが!
どうするつもりならあ!!!!!!
渡部篤郎の迫力が凄い……。
珠は学校へ行っていた。
帰ってきたら全てが終わっていた。
カナリアが…おらんようになった。
リョウが逃がしやがったんじゃ。
あの、じゃあお母は?
出ていった。
どこに行ったんですか?
はあ…知るか。実家にでも行ったんじゃろう。
お前だけ置いていかれてしもうたの。
お母はそんなことしません!
「珠様、珠様」言うちょっても…いざとなったらこのありさまじゃ。
おリョウの珠さま推し活が終了した……。
なんて悲しいことを、わざわざ伝える!?
娘を傷つけて何が楽しいんだろ。
清治の加虐性が強すぎて……と言っても、この時代じゃカウンセリングもないけれど。
この先、お珠はどうなるのだろう。
お母は帰って来てくれると信じている。
ちなみに、宇野千代さんは継母をモデルに小説を書いていて、映画化もされている。
これが後々彼女の代表作になる小説『おはん』だという話。
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ブラッサム キャストとスタッフ
キャスト
葉野珠 – 石橋静河(子役時代:村上蘭、晩年:加賀まりこ)
葉野清治 – 渡部篤郎
葉野リョウ – 国仲涼子
葉野清重 – 三浦誠己
葉野守 – 日向亘
葉野俊子 – 伊東蒼
葉野英男 – 藤原大祐
岩田梅 – 松本穂香
岩田幸三 – 八嶋智人
岩田カツ – 楠見薫
角田忍 – 木竜麻生
森岡稲子 – 華優希
橋本タエ – 中井千聖
島村辰彦 – 工藤阿須加
木村照子 – 山田真歩
木村保 – 金子大地
熊田 – 斎藤司
松子 – 瀬戸さおり
スギ – 愛
ヨネ – 誠
三好マキ – 中村優子
三好辰五郎 – 赤堀雅秋
左良太 – 北野秀気
本田 – 川島潤哉
黒崎大三郎 – 遠藤憲一
山中勇三 – 井浦新
横田 – 大窪人衛
木村浪江 – 杉田かおる
木村正吾 – 三宅弘城
西尾一路 – 染谷将太
秋山格之介 – 高良健吾
梶矢基一郎 – 佐藤緋美
小山牛丸 – イッセー尾形
土橋風子 – 尾野真千子
夏井銀児 – 錦戸亮
藤川優子 – 松たか子
ブラッサム スタッフ
◆放送期間 : 2026年9月28日 ~ 2026年3月26日(全130回予定)
◆制作 : NHK(BK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 村山峻平、櫻井壮一
◆プロデューサー : 大野陽平
◆演出 : 盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
◆原案 :
◆脚本 : 櫻井剛,小松與志子
◆音楽 : fox capture plan
◆主題歌 : YOASOBI「咲き誇れ」
『ブラッサム』各回リンク

