NHK朝ドラ【あさが来た】　第124回　感想

あさ（波瑠）の病室にはつ（宮崎あおい）と惣兵衛（柄本佑）、藍之助（森下大地）が見舞いに来る。心配するはつに千代（小芝風花）はある話をすると…。そして、あさとはつは、女子の教育について語り合う。病院の給湯室を千代が通りかかると、そこに啓介（工藤阿須加）がいる。緊張した千代が啓介に話しかけると…。その頃、成澤（瀬戸康史）は、平十郎（辻本茂雄）の言葉が気になって悩んでいた…。
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第21週「夢見る人」　第124話

　　　

 

※簡単感想デフォルトでよろしくお願い致します～。
※たまに、夜追記する日もあるかもしれないです…。←知れない…です…。
※いいことばかり書いてないんで、そこんとこよろしくお願い致します～。

↑テンプレだす。

 

はつが来たあさが来た。

萬谷さんが捕まったことで、想定通り、

旦那様。
どうか萬谷さんが悪い事にならへんよう警察に口添えしてもらわれしまへんやろか？

萬谷さんをあないに追い込んでしもたのはうちのせえだす。
萬谷さんかて生きてく事に一生懸命やったはずだす。
何もでけへんにしても。もうちょっと親身になって話聞いてあげてたらて…。

 

とか言い出すヒロインである。

犯罪者にも過去や生い立ちや事情があるからその立場に立って考えてあげよう、許してあげよう…と思うのは弁護士と裁判官のお仕事であって一般人のお仕事ではない。

確かに世の中、こんな事やられたら殺したくもなっちゃうよね…

と、思わず同情する理不尽な事件も多い。
けれども、これは違うよな…と私は思うのである。
自分よりも下の立場のはずの人間に冷たくあしらわれたから殺してしまおうとか、そんな事が許されるなら世の中から理性は無くなってしまう。

やった事にはやった事なりの罰を受けていただくのが筋かと。

そう、サラッと「自分よりも下の立場のはずの人間に冷たくあしらわれた」と書かせていただきましたが、萬谷の犯罪思考はまさにここにある。

千代が言う、

学校の先生が授業でよう言うてはりますけど、男はんいうのは生まれつき女子にちょっと下でいてほしい思う性分なんやて。

というのがまさにコレ。

おあさ様は男よりも上へ出ようとしたから頭を叩かれたと…
そういう事件である。

だからこそ、きちっと罰していただく必要があると思うのね。
これも未来の女子を守る道筋の1つである。

許してあげるなんて、おあささま優しい～～で済ませたらいけないと思うのね。

 

そして、

しかし刺されるやてなぁ…幕末の志士やあるまいし。
男やったらそないな生き方もて思うとこ、まああるかも分からへんけど女子はなぁ…。

と惣兵衛はんが言っていたけれども、社会へ出るようになったら女も刺される覚悟でね、って話になるわけで…。

まぁ、それも道筋。

 

なんぼ、あさが女子でも男と同じようにしたい言うても、わて刺されるのだけは許さしまへん。　
けどなぁ、怪我の治りだけは男並みにええみたいだすのやけどな。

ネタにして笑っていられるほど回復して良かったよ、ほんと。　
　　

っていうか、自分も母親を刺してしまった惣兵衛はん。
私ゃこの事件はあの時のことと被せて語られるのだとばかり思っていたのに、何にも出て来なくてびっくりぽん……。

 

そして、自分の身だけじゃなくて娘にもトラウマできちゃってますよ…
と思ったけれども、そっちもアッサリ解消されたみたいでびっくりぽん。　

 

先日はすんまへんだした。
親が包丁で刺されて入院してて、それでついびっくりしてしもて。

ああっ、もしかしてどこかの銀行のお偉いさん？
待合室に人がいっぱい集まっていた。

普通ーーーに刃物持ってはります～…
ってか、何も出来なかったお千代さまも学校に入ったおかげで林檎剥けるようになったんだね。
家政学家政学……。
　　

僕は東京の人間なんだ。
昔、世話になった先生がこっちで入院されていて、それで励まそうと仲間と来たって訳で。

そうだしたか。

それにしても…実にべっぴんだな。

へ！？

リンゴの事だよ。

啓介のセリフ回し雰囲気だけが、ちょっと小津映画みたいになっとるのはなぜ～～　
しかしこの2人の今後は楽しみ。

 

そないなもん、ほんまに必要だすのか？

と、女大学について疑問視していた はつに対する。あさの説明。

 

ほら、お姉ちゃんは今、村の方にお琴教えたりしてはりますやろ？
ほかにも頼まれた繕い物したり…。

そないなもん…。

いいや。　
家事や裁縫はただの花嫁修業やあれへん。
家政学ゆう立派な学問なんやて。

うちが応援してる成澤先生が一番心配や言うてはるのは、女子がお家や旦那さんに縛られたまま独りぼっちになってしまう事なんだす。

外の世界を何も知らん。
関わる事がでけへんかったら自然と他の世界と切り離されてしまう。
教育はそないな女子の今を変える事がでけます。
お家に入っても周りの人たちと関わり合いながら、その居場所の大事な一人になれるんだす。

 

女子教育の必要性と、何も教えてもらえなくて置いてけぼりだった はつの回想シーン。
はつならばこそ、ここは理解できるところ。
　　
　　

まぁ…でも、この「お家を仕切る」くらいの教育と社会性ならば別に女学校でいいんだけどな。

これは女子に教育が必要な説明にはなっているけれども大学が必要な説明にはなっていない…。

前の記事にも書いたけれども、この時代、大学に進学するのは男子でもほんの一握りである。
女子の大学をわざわざ作る必要性とは何だったのだろうか。

それを納得行くように説明してほしいなと…いや、純粋に興味で。

 

さて…。
あれ以来、加野銀行にもあさの所にも顔を出していないらしい悩める成澤先生。

 

へいさん……

「元はといえばあんたのせえやろ！」

って、全く成澤のせいじゃない事で怒鳴ってたけど、今、成澤がこんなに引き籠ってるのは間違いなく へいさんのせいだから。　

 

　

　　
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※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠（子役期：鈴木梨央）

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい（子役期：守殿愛生）

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡榮三郎 … 桐山照史（子役期：吉田八起→河崎脩吾）

白岡さち … 柳生みゆ
白岡千代 … 小芝風花（子役期：東出奈々→中川江奈→鈴木梨央）
東柳啓介 … 工藤阿須加
白岡正太郎 … 木内義一

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子
眉山藍之助 … 森下大地（子役期：→南岐佐）
眉山養之助 … 西畑大吾

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近
かの … 楠見薫
クマ … 郷原慧
ツタ … 畦田ひとみ
弥七 … 竹下健人

山崎平十郎 … 辻本茂雄
高木ツル … 村崎真彩
末松すず … 三宅唯真
中川ハト … 加藤千果
工藤サカエ … 横田美紀

山屋与平 … 南条好輝
美和(晴花亭店主) … 野々すみ花
田村宜 … 吉岡里帆
田村フナ … 高橋由美子

治郎作 … 山崎銀之丞
カズ … 富田靖子
サトシ … 長塚圭史
宮部源吉 … 梶原善
伊作 … 中山義紘
福太郎 … 北原雅樹
八五郎 … JEFFI
三坂 … 中川浩三
日野彦三郎 … 上杉祥三
山本平蔵 … 山本浩司
三坂 … 中川浩三
萬谷与左衛門 … ラサール石井

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎（子役期：二宮輝生）

五代才助(友厚) … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃
成澤泉 … 瀬戸康史
成澤カナエ … 宮嶋麻衣

福沢諭吉 … 武田鉄矢
渋沢栄一 … 三宅裕司
玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

大隈重信 … 高橋英樹
大隈綾子 … 松坂慶子

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

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