NHK朝ドラ【あさが来た】　第59回　感想

大阪を旅立つ前日、はつ（宮崎あおい）は新次郎（玉木宏）になぜあさ（波瑠）を選んだのかと問う。それに対する新次郎の答えとは…。その夜、はつはあさに、今まで黙っていたことを思い切って話す。驚くあさ。そして、手に手をとり、お互いに精一杯、お家をまもっていこうと改めて誓い合う姉妹。すると、あさは…。はつが大阪を去ったあと、九州の炭坑であさが元気に働いていると、ある出来事が起こる。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第10週「お姉ちゃんの旅立ち」　第59話

　　　

 

※とりあえず毎日簡単に感想だけ入れて、書きたい事があったら仕事から帰ってから追記するって方向をお試し中です。よろしくお願い致します～～。(テンプレだす)

 

どうしてだす？どうして今さら

「何で新次郎様はあさを選びはったんだすか？」

なんだす？

 

…と、昨日は書いたわけだが、ああ、なるほど…。

やはり、はつは仏さまのような人だった。

あの問いは自分の欲のために放ったものではなく、新次郎のための言葉だったのだね。

 

それは…何でやったんやろなぁ？
ああ～…せや。
確か、小ちゃい頃にお父ちゃんがラクダいう獣を見たいう話をしてくれましたんや。
こう～背中に大きいこぶが2つもついてるんやて！

花アンだっけ…
この時代の人がラクダを知っているのかよ→いいえラクダは江戸時代以前からもう日本に渡来していた歴史があるのです議論が起きていたのは。　

さすが、大店のダンさんは見ているわけです。

…で、新次郎さんはその獣をぜひ見たいと願い続けたが実現しなかった。
ところが…

そないな頃にちょうどお父ちゃんと一緒に京都に行く事になって。
そしたら、まだこない小さい女の子が頭にカエル載せて走り回ってましたんや。

それが あさだす。

 

ああ…。

 

それ見た時に、わて、「ああ。ラクダなんか見られへんかってもこの子見てたら可笑しいなぁ」思てなぁ。

 

珍獣かっっ。あさは珍獣か。　

まぁ、ここまでは、たぶん冗談に近い言いわけ。

 

もちろん、今はそれだけやあらしまへん。

あさの色んなとこ知って、その度に惚れ直したりあきれたり…。

いや…
今は、そのうちあさに置いていかれそうで不安になるぐらいだすわ。
わては自分では何もでけへんボンボンだすさかいな。

 

遠くを見るように妻を思う。
距離よりも心理的に置いて行かれているような寂しさと、妻を支えていく決心と…。

玉木さまのイイ声を聞いている内に、アレを思い出してしまった。

のだめの才能に自分こそが置いて行かれないようにしなくてはならない。
あの才能を愛して愛して、そこに並び続けたいと願う千秋さまの必死のモノローグ。

 

それでも、俺はやっぱり何度でもあいつをあの舞台に連れて行きたいと思うんだ。
このピアノを聴くたびに。

 

ああそっか……そういうキャスティングなんだ。
同じ心で見守っていくんだ、と思ったら、ちょっと泣けた。

 

それを微笑みながら見守るのが、この はつというキャラクターなのだ。

実物のモデルの人・春さんよりも長く生かす意味は、もう人間を超越した所にある仏さまの位置。
だから自分の願望や欲で発する言葉なんか無いんだよね。

 

あさはあなた様が認めてくれはるからこそ自由に羽ばたけてるのだす。
せやから、どうかご自分に自信持っとくなはれ。

どうぞ、これからも妹をよろしゅうお頼み申します。

 

どうして妹を選んだのか。

この問いは新次郎と あさの今後に光を与えるための問いだった。

 

最後の夜。
あさに向かって

言うてしまいましょ。
うちな、ず～っとあんたにやきもち焼いてましたんや。

そら、おじいちゃんによう構てもろたり、許嫁さんに恋文もろたり…。
今かてウチの代わりにこの家に嫁いで、こないええお布団で寝てたり。
…あ～、言うてしもた。

と、人間らしい所を見せたかと思うと、最終的には、

 

うちら、もう子どもやあれへんのだすなぁ。

 

そうや。
これからがうちらのほんまの勝負だす！

ええか？
お互い、精いっぱいお家、守ろな？

うん…。

お互い、精いっぱい幸せになろな？
　　

 

こう持っていく…。

もちろん、自分自身の決心でもあるが、妹に対する叱咤激励である。

このキャスティング、あおいちゃんでホントに良かったよ…。

はんなりした強さ。
つまり、柔らかい女子の強さな。

可愛くて柔らかくて強くて、美しい。
この絶妙な塩梅を演じられる女優はたぶんそういない。

 

さて……。

またまた炭坑編。

うん。やっと来たねぇ…。
それを見ているのがサトシだっていうのが、また何とも。
　　　

 

　

　　
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よろしければ→【2015年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠（子役期：鈴木梨央）

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい（子役期：守殿愛生）

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡榮三郎 … 桐山照史（子役期：吉田八起→河崎脩吾）

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子
眉山藍之助 … 森下大地（子役期：→南岐佐）
眉山養之助 … 西畑大吾

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近
かの … 楠見薫
クマ … 郷原慧
ツタ … 畦田ひとみ
弥七 … 竹下健人
山屋与平 … 南条好輝
美和 … 野々すみ花

白岡千代 … 小芝風花（子役期：鈴木梨央）
白岡正太郎 … 木内義一
田村宜 … 吉岡里帆

治郎作 … 山崎銀之丞
カズ … 富田靖子
サトシ … 長塚圭史
宮部源吉 … 梶原善
伊作 … 中山義紘
福太郎 … 北原雅樹

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎（子役期：二宮輝生）

五代才助(友厚) … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃
成澤泉 … 瀬戸康史
山崎平十郎 … 辻本茂雄

福沢諭吉 … 武田鉄矢
渋沢栄一 … 三宅裕司
玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

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