NHK朝ドラ【まれ】　第121回・122回・123回　感想

父・徹(大泉洋)が残した膨大な資料と企画書を前にして、希(土屋太鳳)はもう一度ケーキ作りに戻りたいという気持ちが湧き上がる。­(121話)

ケーキ店開業を決意した希(土屋太鳳)だが、肝心の資金がない。徹(大泉洋)の自己破産を見てきて借金だけはしたくないと悩むが、遂に借金することを決意する。(122話)

ケーキ店の開業資金の最後の調達先として訪れた農協で、希(土屋太鳳)の担当となったのは“融資の鬼”と呼ばれるみのり(門脇麦)だった。そこでみのりに数々の計画の甘さを指摘され、融資を得るため事業計画書を練りに練る希。一方、東京での行方不明騒ぎのなか能登に帰ってきている高志(渡辺大知)は、徹(大泉洋)が去ったことで落ち込む藍子(常盤貴子)のことが気になり…。(123話)

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「まれ」第21週「復活マルジョレーヌ」　第121・122・123話

　　　

 

※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします！

↑もはやテンプレっす。　

 

3話分ですが、もうホントにそろそろ簡単感想で。　

徹の「夢」は希の「夢」……という制作側のお仕着せによって、今までの行いが全て許されたかのような放浪パパ……。おまけに、

 

ほんでも…うちは圭太のそばにもおりたいげんよ。
能登に戻って圭太と暮らしとったら、何でもねえ日常がまんで幸せで。
お父さんはきっとほれや分かっとって、ほやさけこの企画書をっちゃ残してくれてんと思う。

見て、これ。お父さんの資料。飲食店のいろんな営業の形をっちゃまとめてくれたやつ。
例えば1日50個って決めて商品の希少価値を高めるとか営業時間を限定するとか。

この企画書は店開くためだけじゃない。
うちへの最後の…
夢も夫婦もどっちもやってみれっちゅうお父さんからの応援なんじゃねえかって思うげん。

できるかもしれん…。
夫婦も夢も。どっちも！

 

何かもう…遺言みたいになっちゃってますが何か？
ちょっと、まさか洋ちゃんの出番はこれで終わったわけではないよね……？

ケーキ屋をやる事は決めたものの、お義母さんに言われるまで資金について何も考えていなかったりとか…やはりカエルの子はカエルである。

 

そんな中で、唯一共感できるのは…いや、共感っていうよりも理解できちゃうのは、藍子が今だに

…ほんでも、希と一徹もおるげんし。

というのを離婚できない理由にしていることである。

 

2人とももう結婚して自立した大人や。

…ほうですね。

 

あんたは一人の人間として自由に動けるげんよ。

 

子どもに依存して生きていると、子どもが大人である事になかなか気付けないんよね…。
いつの間にか大きくなっている。

他人に言われてやっと自分は1人なのだと気付く、その寂しさは解る。毒親だけどな。
…だが、そうやって少し理解できた気がしても、やはり藍子の思考は想定を超える。　

 

開店資金に悩む希に銀行から借りればいいと言う圭太。
しかし希は借金する決心がつかない。

 

借金は人生をっちゃ狂わすよ。
自己破産して破滅への人生や。

失踪…。
心中…。

うん…この発想は何となく解る。
夢アレルギーの定義はサッパリ納得できなかったけれども、あの親のせいで借金アレルギーになるのはものすごく納得。

 

600万、うちや貸してもいいけどな。

と言う一徹に、

駄目！姉弟でもお金の貸し借りは。
それに一徹はもう自分の家族やおるげんさけ。

とキッパリの藍子……。
そういうあなたは一体どんな程度のお仕事をしているのかサッパリ見えず、家賃から食費までこの息子に払わせてますが何か？

こういうところが全く理解できないのね。

なぜ一徹から借金するのはダメで銀行はいいんだろー。
あるなら身内から借りた方がいいに決まってるじゃん…。
しかも店はオヤジの遺言（違）なんだから、弟から借りたって罰あたらんだろ。

決心ついたものの銀行からの借金は上手く行かず、農協に頼る事にした主人公だったが、みのりいわく、農協には「融資の鬼」がいるのだと。

で…

その「融資の鬼」とはみのり自身だったってオチ。

 

どのようなお店をお考えですか。

はい！
フランスの田舎にあるみたいなお店で、こう入った瞬間にフワ～ッとお菓子のにおいが…。

妄想はそこまでで結構です。
夢物語にお金は出せません。
具体的なプランをお聞かせ頂けますか。

貸付担当の津村です。
本場の味を伝えたいというコンセプトは分かりました。
そのための経営プランをご説明下さい。

まず一つには朝市に合わせて午前中だけの営業を…。

ベーカリーならともかくパティスリーが朝から需要がありますか？

食べて頂ければ分かります。
能登栗のモンブランです。

４８０円ですか。高いですね。

あっ、ほんでも…。

原価率もあと１０％下げて下さい。
卵も生クリームもこんなに高級な食材を使う必要がありますか。

ざ…材料だけは譲れません！
いいものを使うとどうしても高くなるんです。

それなら利益率の高い焼き菓子に絞ったらどうですか。

詳しいですね。

今は移動販売やネットショップなど少ない資金で開業できる道は他にもあります。
店舗にこだわるならそれなりの根拠をキチッと示して下さい。
でなければ融資はできません。次の方どうぞ。

 

夢物語…(爆)

夢アレルギーだと言いつつ夢みたいなことばかり語ってきたこのヒロインに対するみのりの正論……惚れ惚れするわ。何よりも…キャリアを感じるよね。確かヒロインと同じ年に社会人になったこの人が着々と仕事を覚えて「鬼」と言われるまでになったキャリアを感じるよ。

それに比べて主人公は一体……。

 

で、123話。

ホントーに簡単に語らせていただけると…
キャストのファンには色々とおっしゃりたい事もあるでしょうが、ただ気持ち悪いです。

常盤貴子が上手くおばさんをやってるからとか何とかチェルシーの何とかなのにとかそういうキャストの問題じゃなくてさ～…ただ、高志が気持ち悪いよ、あ、ごめんなさいね、ほんと。

全く喋らなくて、みのりスペックだけに通じる言葉だったのも元々気持ち悪かったし「みんな家族」設定の中で高志の親だけが現れないのも村八分なのかと思わせる気持ち悪さだったし、喋らない設定なのに独り言は口に出すし喋らないのに電話するし…。

今までに藍子が高志の発する信号を解読するエピってあったっけ？みのりと珍さん以外に藍子もスペック持ってたっけ？

子どもの幼馴染みが～とか思うとホントにゾワーーーっとなる…悪いけど切ないとか思えないかな～…

 

ヒロインがとりあえず融資受けられることになったとか、久々のシェフとか、全部吹っ飛んだ。　

 

　　　　　　　

 

　　
にほんブログ村

　

 

よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
※キャスト

紺谷(津村)希（まれ) … 土屋太鳳（子役期・松本来夢）

津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子

紺谷圭太 … 山崎賢人
蔵本一子 … 清水富美加
津村(寺岡)みのり … 門脇麦
二木高志 … 渡辺大知
角洋一郎 … 高畑裕太

蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷弥太郎 … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり

池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也

桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波

ローベル幸枝 … 草笛光子

ナレーション … 戸田恵子

 

※スタッフ

脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之

製菓指導 … 辻口博啓

主題歌 … 「希空～まれぞら～」/作詞:土屋太鳳　作曲:澤野弘之

 

　【まれ】
1　2　3　4　5　6　
7　8　9　10　11　12
13　14　15　16　17　18
19　20　21　22　23　24
25　26　27　28　29　30
31　32　33　34　35　36
37・38　39　40　41　42
43　44　45　46　47　48
49　50　51　52　53　54
55　56　57　58　59　60
61　62・63　64　65　66
67　68・69　70・71　72
73　74　75・76　77・78
79　80・81　82・83　84
85・86　87・88　89・90
91・92　93・94　95・96
97・98　99・100　101　102
103・104　105・106　107・108
109・110　111・112　113・114
115・116・117　118・119・120　
121・122・123