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NHK朝ドラ【あさが来た】 第67回 感想

あさ(波瑠)の義父、正吉(近藤正臣)が倒れた。あさはできるだけ娘の千代と一緒にいながら正吉の看病をする。五代(ディーン・フジオカ)のもとを訪れたあさは、ある話を聞く。気になっているところへ、九州の炭坑から亀助(三宅弘城)が戻ってくる。炭坑は、雁助(山内圭哉)がうまくまとめているとのこと。しかし、全てを話していなかった亀助。みんなを見守っていた正吉は…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第12週「大阪一のおとうさま」 第67話

   あさが来た1

 

※とりあえず毎日簡単に感想だけ入れて、書きたい事があったら仕事から帰ってから追記するって方向をお試し中です。よろしくお願い致します~~。(テンプレだす)

 

歴史大河ドラマ(のはずだった)『花燃ゆ』でほぼスルーだった西南戦争を五代友厚目線で描く朝ドラ『あさが来た』

ほら…
その現場に居ない外目線から描く歴史って、こういうモンだと思うよ。
戊辰戦争の真っ最中に夫の隠し子を探しに1人で京に行ったりな、鹿鳴館で同窓会したりしてると「歴史を語る場」まで朝ドラに持っていかれるで…。

 

史実のモデルの人・広岡浅子さんが潤野炭鉱事業に着手し出したのが明治17年頃。
ドラマの「今」は明治10年。エピソードは10年近く前倒しされている。

明治10年に福岡に居れば西南戦争の舞台の近くにいることになっちゃうわけで、どうするんだろう…と思っていたところの落盤事故。(まぁ…主人公が蛤御門の近くに住んでいながら禁門の変が描かれなかったと同じでスルーしてもいいんですけどね、朝ドラだから)

主人公は西南戦争とは無関係である。
もちろん商人なのだから戦争と経済としては結びつきがあるわけだが、そこまでやったら本格歴史ものになっちゃうのでやらなくていいのだ。

ただ、フェアリー部門だとしても実名で登場している五代友厚は別である。

爆発事故…いや、事件について犯人捜しをしないと言うあさに向かって、いつになく険しい表情で語る五代はん。

 

そうですか。それはあなたのええとこや。
そやけど、人の上に立つ者は時に非情にならねばならん事もある。

偽善者ではあかんという事です。
  あさが来た67-1

 

これは西南戦争に直面し、自分の故郷と、同志だったはずの西郷隆盛を攻めなくてはならない友・大久保利通に対しての言葉でもあるんだよね。

大久保を励ます文を書いていたが、五代自身も辛いはずである。
戊辰戦争の時は共に戦った仲間だ。どこで道が違ってしまったのか…。

苦悩する大久保と、手紙をしたためる五代のワンシーンにその重さが表されていた。

……あれ…
やっぱ大河に近いよね、こっちの方が。(「より」とはもう言わないけど~~ )

 

さて…。

加野屋では先週終りに正吉はんが倒れてしまったのよね。
今週のサブタイが「おとうさま」なのだから、これで亡くなるってことはないだろ…と思ってはいたが、やはり一応目覚めてはくれたのだった。

はぁ……?
私、まだ生きてましたんかいなぁ?

 

と、とぼけた様子でおっしゃるが、具合は相当悪いよねぇ…。
囲む家族はみな笑顔で見守る。

お父ちゃん。
何でわてらに加減悪い事をずっと隠してはったんだすか!?

 

とか、加野屋もよく生き残ったと語る正吉はんに、

はぁ、何をのんきに。
炭坑、爆発して今また…。

 

とか、つい言っちゃう幼い八代目・榮三郎は兄に窘められてすぐに言葉を正す。

 

ああ、すんまへん。そやな。
店の事は何も心配あらへんさかい、今はきっちり休んどくなはれ!

 

榮三郎は気が小さいから自分の病の事は話すなと周囲に釘を刺すほど正吉さんはこの末っ子が可愛いんだよね。

この時代だし八代目だし、若いと言ってももう充分に大人になるべきところを守ってやりたい親心。

親が居なくなって、この末っ子が否が応でも大人にならなきゃならなくなるんだろうなぁ…と思ったら何か泣けてくる。

 

正吉さんが目覚めた時、枕元にあさは居ない。
あさは義父のために薬を求めて千代を連れて出かけているのだった。

 

「あさは出来る限り千代と一緒にいました。」

これだけのナレにも、何か泣けた。

ずっと一緒に居られなかった可愛い娘と出来る限り居られるだけ居る。

先週の記事に「そこに愛はあるのかい」と書いたけれども、「ここに愛がある」んだよ。

 

口さがない人々は「女だてらに炭坑なんかに手ぇつけたりするさかいや」と言う。

仕事のために長い間放り出してしまった娘は、きっと母の気持ちを解って一番の味方になってくれるだろう。

 

総髪の亀助はん、やっと大阪に帰還。
気になるのは ふゆの事だけれども、それよりも炭坑の報告である。当然だ。

千代を見て駆け寄る姿が、ご近所の子供好きの奥さんみたいやわ(爆)
   あさが来た67-2

 

雁助はどないだすねん?
向こうでちゃんと馴染んでますんかいな?

と、雁助はんを気にする正吉はん。
雁助愛も当然だが、自分が放った公安がどんな活動しているかは知りたいもんな。

 

あのお方やったら何も心配あらしまへん。
あの強面のせえやろか?坑夫のみんなも納屋頭もみんな雁助さんの言う事はよう聞きますのや。

ほ~う。

支配人の宮部さんなんか「亀助さ~ん、帰らんといてくれ。あんたが居らんごつなったらわしっちはもう…」なんて言うてたんが、今では「よっ!さすが加野屋の大番頭ちゃ。あなた様さえいて下さったら、わしっちはもう何も心配なか!」と、これですわ。 

 

ほんま目に浮かぶようだす…。

わても浮かんだわ…。

わても浮かんだわ。 

 

亀助はんのおかげで あさが宮部と相撲したことも よのさんたちにバレてしまうのだった。
ま…まぁ…今さらじゃん。 

雁助はんが向こうで上手く動いているようすも宮部さんの様子も、確かに描写されなくてもシッカリ解るわ。すでにキャラが立ってるからな。

 

しかし、犯人・サトシが炭坑から逃亡したという知らせが……。

雁助さん、どうした……もしかしたら泳がせてる←違

 

 

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よろしければ→【2015年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

  
※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠(子役期:鈴木梨央)

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい(子役期:守殿愛生)

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡榮三郎 … 桐山照史(子役期:吉田八起→河崎脩吾)

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子
眉山藍之助 … 森下大地(子役期:→南岐佐)
眉山養之助 … 西畑大吾

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近
かの … 楠見薫
クマ … 郷原慧
ツタ … 畦田ひとみ
弥七 … 竹下健人
山屋与平 … 南条好輝
美和 … 野々すみ花

白岡千代 … 小芝風花(子役期:鈴木梨央)
白岡正太郎 … 木内義一
田村宜 … 吉岡里帆

治郎作 … 山崎銀之丞
カズ … 富田靖子
サトシ … 長塚圭史
宮部源吉 … 梶原善
伊作 … 中山義紘
福太郎 … 北原雅樹

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎(子役期:二宮輝生)

五代才助(友厚) … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃
成澤泉 … 瀬戸康史
山崎平十郎 … 辻本茂雄

福沢諭吉 … 武田鉄矢
渋沢栄一 … 三宅裕司
玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

 【あさが来た】
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コメント

  1. 偽善者>『あさが来た』第67話

    鴈助さんのおかげで
    ようやくサトシ問題も解決かと思いきや

    何と、サトシさんったら行方不明!?

    ああ、また引っ張るのかい…
    あ、でも、週タイトルからして
    正吉さんとは今週お別れになりそうだし…

    それにサトシさんを絡めて感動的に盛り上げる算段?

    …ひじゅにですが何か?

    「偽善者ではあかん!ということです」by五代

    ↑五代さんったら
    言う…

  2. 偽善者>『あさが来た』第67話

    鴈助さんのおかげでようやくサトシ問題も解決かと思いきや何と、サトシさんったら行方不明!?ああ、また引っ張るのかい…あ、でも、週タイトルからして正吉さんとは今週お別れ…

  3. あさが来た (第67回・12/14) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
    第12週『大阪一のおとうさま』『第67回』の感想。
    なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
    また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

    あさ(波瑠)の義父、正吉(近…

  4. くう より:

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    >あらまあ・・・。
    途中で脱落した私は見ていないのですが目に浮かぶようです。

    史上何番目か(もしかしたら最高)のイライラ大河なので脱藩して正解でしたわ(笑)

    >登場せずとも頼もしい雁助さん

    でしょ( 〃▽〃)
    ほんに目に浮かぶようです。

    >山屋さんとの会話で、爆発というか落盤、とあさが訂正していましたが、榮三郎は爆発という言葉を使っていました。炭鉱への理解度のようなものがかいま見えます。

    私は「爆発」=事件、「落盤」=事故…と言う風に捉えていました。
    つまり、あさは事件ではなくて事故にしたいのだと…。

  5. 熱帯魚 より:

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    > 戊辰戦争の真っ最中に夫の隠し子を探しに1人で京に行ったりな、鹿鳴館で同窓会したりしてると「歴史を語る場」まで朝ドラに持っていかれるで…。

    あらまあ・・・。
    途中で脱落した私は見ていないのですが目に浮かぶようです。

    > 雁助はんが向こうで上手く動いているようすも宮部さんの様子も、確かに描写されなくてもシッカリ解るわ。すでにキャラが立ってるからな。

    ほんにほんに。雁助さんもサトシも今日は登場せず。サトシが失踪したことであの予告につながるんでしょうね。

    山屋さんとの会話で、爆発というか落盤、とあさが訂正していましたが、榮三郎は爆発という言葉を使っていました。炭鉱への理解度のようなものがかいま見えます。
    先週の放送で正吉さんにあれほどはっきりと炭鉱の重要性を話された雁助さんは、榮三郎側につくことはできないような気がします。

  6. 「あさが来た」第67回★久しぶりにお伊勢参りにでも行きたいなぁ

    連続テレビ小説「あさが来た」
    第67回(12月14日)

    あさ(波瑠)の義父、正吉(近藤正臣)が倒れた。あさはできるだけ娘の千代と一緒にいながら正吉の看病をする。五代(ディーン・フジオカ)のもとを訪れたあさは、ある話を聞く。気になっているところへ、九州の炭坑から亀助(三宅弘城)が戻ってくる。炭坑は、雁助(山内圭哉)がうまくまとめているとのこと。しかし、全てを話していなかった亀助。みんな…

  7. あさが来た 第67回

    『大阪一のおとうさま』
    内容炭鉱の立て直しのため九州へとやって来た雁助(山内圭哉)は、サトシ(長塚圭史)をみつけ、“松造”と声をかけるのだった。
    そんななか大阪では、正吉(近藤正臣)が倒れる。あさ(波瑠)は、娘・千代の世話をしながら、正吉の看…

  8. トリ猫家族 より:

    「あさが来た」 第12週 大阪一のおとうさま 第67話

     倒れた正吉さん(近藤正臣)は3日後に意識を回復しました。
    よのさん(風吹ジュン)はずっとそばで看病し続けたそうな。

    「私、まだ生きてましたんかいな?」正吉
    「そらそ …

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