『金』悠太郎は和枝に問われ、め以子の籍を外すと言う。
源太(和田正人)は市役所でめ以子に本心を語らない悠太郎をなじる。
新焼き氷の発売日、希子(高畑充希)は宣伝の歌を歌う。
『土』焼き氷が残り一つになった時に悠太郎が現れ、め以子に離したくないと本心を語り、
2人は仲直りをする。
め以子たちは恐る恐る静(宮崎美子)と和枝のいる西門家に戻る。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ごちそうさん」第53・54話「君をあいス」
※(注)楽しくご覧になった方は読まない方がええですよ。
基本的には、ほぼ簡単感想で。
2話分だけど簡単感想で……。
あっ…念押しますが、ホント~にここで感動したとかいう方は読まないで下さい。
ロクな事、書いてません!!!!!
本当に前々作と同じような悪夢のルートを走ってるな…と、しみじみ思う。
悪夢のごった煮、ちょー難問そうな展開…でも、最終的には簡単に片付く。
室井幸斎作詞「焼氷の歌」です!
…という事で、歌が出来上がった所で終わった前回。
これを歌い、ビラを配りながら宣伝するらしい。
西門家の方では、和枝姉さんにどうするのかと言われている悠太郎。
出ていかはって7日になりますけど、どうしはるつもりでっか?
(もう7日もあそこに居候しとったんかいっ7日も希子ちゃん放りっぱなしか)
希子も戻してもらわなあきまへんし。
明日籍を外す話をしようと思うんで、少し待ってもらえますか?
(あ、籍入れてたんだ。ふうん…)
そう。
えっ!籍入れてはったんでっか!?わての許しもなしに!
結果的に汚す事になってしもうて、姉さんの言うとおりしておけばよかったと思てます。
やっと分かりはったんだすか。
姉さんの言うとおり、合わへんところに縛りつけておくのも殺生ですから。
この家に来たのが間違いやったんです。
嫁が余所で楽しそうにしているのを見て、あきらめたらしい悠太郎。
つまり…
離縁はあくまでも主人公のためであって、主人公が見合い潰して家に恥かかせたこと、
旦那に逆らって謝りもせずに家を出て行った事…などは、どうでもいいらしい。
源太が女を連れて悠太郎の職場へ行くと、父・正蔵が先に来ていた。
(みんなよく職場に来るよね。出入り自由だよね。大阪の市役所)
あなただって逃げ出した家でしょう!
問題はもうあなたではないですし、関係者気取りは不愉快です。
と怒る悠太郎であった。
やはり、問題はすでに嫁の暴挙とは無関係らしい。
西門家。心が広いぞ。
昼休みに入ってから悠太郎を呼び止める源太。
…とても常識があるよね。
休み時間を待って呼び出した人って登場人物の中で初めてだよね。
しかも源太はわざわざ女連れで行っている。
(馬場園ちゃん、カワイイ~!)
これは、自分には女がいるから安心しろというアピール。
つくづく頭のいい人である。
お前、ちぃと小っちゃすぎへんか?ケツの穴。
わしには会うな師匠には会うな。
密通でも何でもないのにケツの穴ちっこいにも程があるやろ。
…あなたたちと一緒のところを見ました。
楽しそうでした。
あなたたちといた方が彼女も幸せなんやろうし、僕としても別れて
自由にしてやろうと思てます。
格好つけるのは止めて、自分の気持ちをぶつけろと説教する源ちゃん。
それであかんかったら、もうあかんやろ。
どっしょうもないとこも好いてもらわれへんかったら、そんなもんどのみち続かへんわい。
うん。男らしい。頭いい。カッケー。
源ちゃん主人公のスピンオフが見たい。いや、むしろ、それだけで…(略
でも、そんなにめ以子に関わっていてお肉屋さんの方は大丈夫でっか?
「うま介」の方では、いよいよ新・焼き氷披露の新装開店。
しかし、客は全くやってこない。
氷…大丈夫ですか。ってか、季節は一体いつくらい…。
心配した希子が辺りの偵察に行くと、うつろいやすすぎる桜子の「焼き氷の歌」によって、
客は寄るどころか逃げ出していたのだった。
これを希子ちゃんが交替して歌うと、お客はそのピーターパンの歌声にウットリし、
たちまち店は繁盛し始めましたとさ。
なんて素晴らしいファンタジー!
♪~
氷 氷 氷なのは間違いないのさ 何でも 火がつく氷だと
氷のお山に 白帽子 天神橋筋 世にも不思議な焼氷
うま介印の焼氷 うま介印の焼氷
~♪~
これを見て、驚き微笑む悠太郎。
その日、悠太郎はついに「うま介」にやって来たのだった。
焼き氷を悠太郎に出すめ以子。
ブランデーですか?
火が消えたらメレンゲを潰してお召し上がり下さい。
(仏頂面)
コーヒーのシロップなんですね。
…途中からは梅シロップが加わって…。
焼氷の話に来たの!?
ついに本題の話を始める悠太郎。
僕が父を許せないのは、僕も逃げ出したかったからです。
仕事を辞めて戻ってきたんも、お静さんを引かせてきたんも、みんな僕たちのためやのに、
よかれと思ってやった事が全て裏目裏目に出てしまう。
そんな父に僕は同情してました。
せやけど、父はひと言もなく姿を消しました。
首でもくくるつもりなのではないか。
本気でそう思いました。
と、以前も語っていたような事が映像化して流される。
女の太ももにはだけた浴衣で寝転がる図がこんなに似合うおじさんは、
そういるまい…近藤正臣さん。さすが容堂公。
その事実に姉さんとお静さんは怒り罵り合い、希子は隅で震えていました。
僕は言うしかありませんでした。
「僕が!この家を守る!」
うん…これは何か…違う気がする。
だって何から守るんだ。
そもそも、この流れだと父の家出の原因は女たちみたいなんだけど。
だからこの場合「家を守る」なら魔物たちを追い出さないとダメなんじゃない?
しかし、ここからの話を聞くとまた混乱…。
傷ついた姉さんとお静さんは、その矛先を相手に向けました。
僕はうかつな事を言わないように何か言う前に口に手をあてて考える癖がつきました。
姉さんの料理を褒めればお静さんの料理はまずいと言うてる事になる。
お静さんの料理を褒めれば姉さんたちの総攻撃が始まる。
そんな中で僕にできる事は何も表情に出さず食べるという事でした。
うん…?
争いは父が出て行ってから始まったの?
え、じゃあ、父はなぜ出て行ったの?
母が亡くなったことによる虚無感とかそういうこと?
でも、そういう話ではないよね。
父が出て行った理由は女の争いだと思っていたけれども、争いは父が出て行ったから
始ったという…よく解らない話になってるけど…まぁいいや。←これ大事。
そんな中で僕がすがったのは、安全な街を造るんだという志と父への憎しみでした。
いつか立派になってこの家を立て直して見返してやるんやと。
そうやって僕はずっと生きてきたんです。
けれども、め以子と出会って家庭を見直すようになった…という、まぁ…
このドラマならそうならなきゃ解決しないだろ、の流れ。
相手の幸せを考える事が愛情やと言うならば、僕は貴女の手ぇを
離すべきなんやと思います。
それは何度も何度も考えて…。
せやけど、それをしないのは僕は嫌だからです。
あなたは僕が手に入れたたった一つの宝物ですから。
せやから他の人に取られやしないかと、いつもヒヤヒヤしています。
「私はこんな掃きだめにいる人間ではない」と言いだしはしないかと不安で。
くだらん…ホンマにくだらん人間やと思います。
せやけど、僕を…僕を見捨てないで下さい。
そんな悠太郎を抱きしめる主人公。
悠太郎さんって…バカだったのね。
私の事、宝物だなんて思う人他にいないし。
バカで子どもで、分かろうと思えば合図はいくらでも出てたのにね。
私もバカで…ごめんね。
一人にして…ごめんね。
「びふてき」肉を買って家に帰れば、希子はもちろんの事、め以子も歓迎される。
女たちは2人きりの争いと家事に疲れ果てていたのだった。
よかったね…。
こう言ったら、ホント申し訳ないが、前にも書いた通り、もう脳裏に主人公がやらかした
人格破壊なお見合い阻止騒動がインプットされているので、何があろうが感動なんて
出来ない心持ちなのでありました…。
むしろ、私は悠太郎に問いたい。
ホントにこんな人が好きなのですか…。
でも、お料理ネタ的には先週よりはいいよね。
だって、一応ダジャレじゃなくて、ちゃんと作られているもんね。
ちなみに「焼き氷」は100年前から実在していたらしい。
新世界の喫茶店「グリルDEN・EN」、100年前に存在した「焼氷」復活 byあべの経済新聞
※申し訳ありませんがこの記事に関してコメント欄を閉鎖させていただきます。
別にアラし対策とかではなく。
単にコメントレスが滞っているから、と愚痴ばっか言っちゃうから。
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公式にレシピページ出来たよ。
※キャスト
卯野 め以子 … 杏(幼少期:豊嶋花)
卯野 大五 … 原田泰造
卯野 イク … 財前直見
卯野 トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野 照生 … 井之脇海
西門 悠太郎 … 東出昌大
酉井 捨蔵 … 近藤正臣
西門 静 … 宮崎美子
西門 和枝 … キムラ緑子
西門 希子 … 高畑充希
村井 亜貴子 … 加藤あい
泉 源太 … 和田正人
大村 宋介 … 徳井優
藤井 耕作 … 木本武宏
堀之端 桜子 … 前田亜季
野川 民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
室井 幸斎 … 山中崇
高木馬介 … 中村靖日
宮本先生 … 奥貫薫
竹元 勇蔵 … ムロツヨシ
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」
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【ごちそうさん】
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コメント
【ごちそうさん】第8週平均視聴率22%超&第9週「君を愛す」
第8週「ごめんなすって」の週間最高視聴率は、関東では23.6%(11/22金)、
ビフテキ>『ごちそうさん』第54話
ビフテキといえば
『瞳』で
里子達が明日のために頑張る合言葉が
ビフテキだったっけな
実を言えば>いや既に言っているが
アレはあまり良作とは言い難かったんだけど
振り返ればジンとくる部分もあった
…様な気が
…しなくもない
こらこら
…ひじゅにですが何か?
「分かろうと思えば合図は幾らでも出ていたのにね」
…
ビフテキ>『ごちそうさん』第54話
ビフテキといえば『瞳』で里子達が明日のために頑張る合言葉がビフテキだったっけな実を言えば>いや既に言っているがアレはあまり良作とは言い難かったんだけど振り返ればジンとく…
ごちそうさん 第54回
内容
希子(高畑充希)の歌の効果もあって、“うま介”には多くの客がやってくる。
そんななか源太(和田正人)に諭された悠太郎(東出昌大)が現れ、
向き合う悠太郎とめ以子(杏)
敬称略
あくまでも、うま介が繁盛したのは
桜子のアイデア、室井の歌詞、馬介の姉?の…
ごちそうさん (第54回・11/30) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第9週『君をあいス』【第54回】の感想。
焼き氷が最後の1つになったところに現れた悠太郎(東出昌大)は、め以子(杏)に、少年の頃に正蔵(近藤正臣)が去って以来、西門家を守ってきた苦しみや、め以子がつらい毎日を送っていると知りながら離したくないと本心を語る。2人は、ようやく仲直り。希子(高畑充希)は、焼き氷の歌を歌えた…